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三章 -箱館編ー
土方の情
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土方は私を寝床の端に腰掛けさせると、自らの上着を脱ぎ始めた。椅子にそれを掛け、腰に巻いた腰帯から差した愛刀の和泉守兼定を抜いて立て掛け、銃は机の上に置いた。最後にベルトも外す。私は目の前で土方が装備を外していくのを、ただじっと見ていた。軽装になった土方は引き締まった体を私に向ける。覚悟はできているかと言っているように感じた。私が思わず立ち上がると、土方は私の肩を押し返してそれを止めた。
「あの」
「最初はな、男にされるがままにしていればいいんだ」
「でもっ」
土方は優しげな表情で膝をつき私の顔を見て、何もしなくていい、男の顔を立てろと私の頬を撫でた。私はこくんと頷く。土方はそれを確認してから私の上着を脱がせた。下に着ていた白の襟付の服も気づけば無くなっていた。ズボンとさらしだけになる。
「やっぱり先に土方さんが拭いて下さい。あ、私が拭きますから……それからお願いします」
何度も間近で土方を見てきたというのに、そういう雰囲気になった土方は今までのそれ以上に見ていられなかった。これが色香と言うものなのかは分からないけれど、たまらなく恥ずかしくなったのだ。
「くくくっ。仕方がないやつだ。分かった、背中を頼む」
土方は立ち上がり私に背を向けるとシャツを脱ぎ捨てた。頼りない部屋の灯に土方の逞しい背中が浮き上がった。肩から背中には立派な筋肉がある。重い刀を振り続けてきた証だ。私は手拭いを湯につけ固く絞った。
「失礼します」
なんと美しい背中だろう。力を込めて拭きながら土方の体に惚れ惚れしていた。土方の背中には傷一つない。それは強い男を意味している。敵に背を向けなかったということだからだ。背中が拭き終わると前にわまり首から胸を拭いた。鎖骨のあたりに古傷だろうか、何かで切った痕がある。
「これ」
「ああ、若えころにやったやつだな。消えねえもんだな。行商していた頃に女の家から逃げるために塀から飛び降りたやつだな。木の枝が刺さってな」
「女の、家……」
「ああ。その女には旦那がいたんだったな。見つかって逃げた。……妬いたか」
「べ、別にっ。妬いてなんか」
「妬いてないのか。なあ、常葉。俺だったらお前のそうゆう話は面白くない。これは悋気ってやつだ」
「わたし、土方さんに比べたら子どもだからっ。妬くなんてイケないことだって」
そこまで言うと土方が私を抱き寄せてベッドに座った。私は土方の膝の上に馬に乗るように跨いでしまった。降りようとしたけれど、それを土方は許さなかった。
「妬いてくれ。こんな男でも好いた女に妬かれりゃ、これ以上ない仕合せってもんだよ」
「す、好いたって、言いましたか」
「ああ。俺はお前を年甲斐もなく、好いている」
「うそ……う、うそ」
自分から出た言葉は否定するものだった。信じられないことに、土方は私を好いていると言ったのだ。
「嘘じゃねえよ。おい、泣くな。今から心底よかったと思わせてやる。覚悟しろ」
「土方さん」
土方は私を抱いたまま後ろに倒れごろりと寝返った。先ほど私が持っていた手拭いは、いつの間にか土方が手にしている。その手拭いを湯につけ直して、今度は土方が私を拭くようだ。上から土方に見下され、どんな顔をしたら良いのか困ってしまう。土方がさらしに手をかけた。
「こんなもん、巻かなくていい時代はもうすぐ来る。お前はやはり、女として生きろ」
そう言いながらさらしを剥ぎ取って、熱い手拭いで私の体を拭っていく。几帳面でせっかちな土方が、丁寧に優しく私の体を拭く。それは次第に甘い刺激へと変化した。
「桜のように色付いたな。綺麗だ」
「あんっ。や、あっ」
上半身を拭き終わった土方は私の洋袴を慣れた手つきで引き抜いた。疾風の術を使ったときよりも息が上がっている。
「力を抜け。久しぶりで忘れたか、ここ……まだ濡れねえな」
「あのっ、す、少しだけ……怖いから」
「そうだったな。破瓜の痛みが、あるもんな……」
「でも、やめませんから!」
「そんなところで気合をいれるなよ。くくっ、やめやしねえよ。お前がどんなに喚こうが、やめてやれねえ」
「はい」
土方の優しく笑ったあとに見せる真剣な顔つきは、私の心臓を震わせた。この男をなんとしても生かしたい。絶対に死なせはしない!
「口を開けろ」
「ふっ、んっ」
土方の舌が滑り込んできて、私の口内を掻きまわした。これまではあまりにも刺激が強すぎて躱してばかりいた。でも、今夜は違う。土方に、私を抱いてよかったと思ってもらいたい。だから私も、自分から舌を絡ませていった。煽ったようになってしまったのだろうか、土方の攻めはいっそう増した。
「っ、は、あっ。んっ」
「いい子だ。見ろ、こんなになっている。お前が俺を欲しいと言っている証拠だ。分かるか」
クチクチと水の混じったような音が私の脚のあわいから聞こえる。もうあの頃の私ではない。それはどういう事なのか、もう知っている。
「あ……土方さん」
「いいのか。言わねえと分からねえな」
もう何もかも忘れて、私が何者なのかなんてどうでも良くて。私は土方と初めて一つになりたいのだと思った。
(ひとつに、なる……)
「ああんっ。ひじかたさっ……いいっ。気持ち、いい」
「常葉、もっと脚を開け。挿れるぞ」
「あっ、いっ! あんっ……ぅ」
激しい痛みが、感じたことのない局部的な痛みが私を襲った。鍛錬で怪我をしても直ぐに消えていた痛み。でも、この破瓜というものは想像を超えた。その名の通り私の内部にある膜を何かが突き抜けたのだ。何かではない、土方だ。
「すまん」
あの土方の太く長い男根が私の中に入ってきた。ビリビリと引き裂くようなその痛みはなかなか消えない。
「土方さん、口づけをくだっ」
直ぐに土方は私に口づけをして、口内をゆっくりと弄った。紙一枚も妨げることができないくらい、私と土方は重なった。温かくて少し重みがあって、とても安心する。口内を撫でていた舌が今度は私の胸の間に下りてくる。舌先でくすぐるようにそこから乳の回りを舐った。恐ろしく気持ちがいい。
「あっ、あっ、ふあっ」
「善すぎたかっ。くそ……俺のほうが危ねえな。お前は乳を舐られるのが好きか。ああ、吸うのもよかったよなあ、常葉」
「やっ、ああっん。苦しっ、もう死んじゃう」
「死にゃあしねえよ。動くぞ」
「うっ、はん。あぁ……」
引き攣るような痛みが腹の下で起きている。挿れるまではあんなに気持ちが良かったのに……。
(これが初めての痛み。土方がくれた初めての……。忘れたくない、この、痛み)
「くっ、はぁ。常葉、もう少し堪えろっ……よ」
「んっ。好いています土方さん。土方さんが……好き」
遠のく意識が悔しくて、なんとか飛ばずにと気を入れた。けれどそんな私の抵抗を土方が簡単に払ってしまう。土方の指が、何度も私の髪を撫で耳に触れ、その跡をたどるように唇を落としていく。まるで、よくやったもう休めと言っているようだ。
「土方さ……」
「いい女に、なっちまったもんだ……」
ずっと起きていたいのに、瞼は重く意識が暗闇に落ちていった。
「常葉。お前は、生きろ。こんな痛みしか与えてやれない男のことなんぞ忘れちまえ。次に、誰かに抱かれるときは、今より少しはましだろう。いいな、死ぬなよ」
土方の最後の言葉も聞くことが叶わず、私はそのまま夜明けを迎えた。
「うっ、んっ」
そこに土方は居なかった。
「土方さん……土方さん!」
慌てて起き上がった私は唖然とした。私の刀や軍服がなかったからだ。それだけではない。私が身につけているのは、いつか土方が私にくれた淡い藤色の小袖だ。
「嘘だ!」
部屋を見回すと机上になにか置かれてあった。恐る恐る歩み寄りそれを見た私は、体から力が抜けていった。頭から血の気が引いていくのが分かる。私は震えが止まらなくなった。そこには、土方が写った写真と命でもある和泉守兼定、そして文があった。文には私宛のものがあり、震える手でそれを開いた。
市村鉄之助改め、常葉殿。
貴方に退却命令を下す。ここにある土方歳三の写真と刀は、日野の兄のもとに届けてほしい。これは私の強い願いである。貴方が私ども新選組と歩んできた道のりをどうか伝えてほしい。幕府を護ろうと戦って散った漢たちの想いを、誤解の無きよう残して欲しい。貴方に幸多からんことを。
土方歳三筆
そして、包の中からころんと玉簪が転がり出た。
「いやっ、いやです! 土方さん! どうして、いやぁ……」
どんなに叫んでも、喚いても返事はない。土方は私を置いて二股口に戻ったのだ。
コンコン……ギイ……
そして、知らない異国の男が入ってきた。男は素早く土方の刀と写真を風呂敷に包んだ。そして、「time-out」と私の腹を強く殴った。
「なにっ、を……」
また、闇が私を包み込んだ。
「あの」
「最初はな、男にされるがままにしていればいいんだ」
「でもっ」
土方は優しげな表情で膝をつき私の顔を見て、何もしなくていい、男の顔を立てろと私の頬を撫でた。私はこくんと頷く。土方はそれを確認してから私の上着を脱がせた。下に着ていた白の襟付の服も気づけば無くなっていた。ズボンとさらしだけになる。
「やっぱり先に土方さんが拭いて下さい。あ、私が拭きますから……それからお願いします」
何度も間近で土方を見てきたというのに、そういう雰囲気になった土方は今までのそれ以上に見ていられなかった。これが色香と言うものなのかは分からないけれど、たまらなく恥ずかしくなったのだ。
「くくくっ。仕方がないやつだ。分かった、背中を頼む」
土方は立ち上がり私に背を向けるとシャツを脱ぎ捨てた。頼りない部屋の灯に土方の逞しい背中が浮き上がった。肩から背中には立派な筋肉がある。重い刀を振り続けてきた証だ。私は手拭いを湯につけ固く絞った。
「失礼します」
なんと美しい背中だろう。力を込めて拭きながら土方の体に惚れ惚れしていた。土方の背中には傷一つない。それは強い男を意味している。敵に背を向けなかったということだからだ。背中が拭き終わると前にわまり首から胸を拭いた。鎖骨のあたりに古傷だろうか、何かで切った痕がある。
「これ」
「ああ、若えころにやったやつだな。消えねえもんだな。行商していた頃に女の家から逃げるために塀から飛び降りたやつだな。木の枝が刺さってな」
「女の、家……」
「ああ。その女には旦那がいたんだったな。見つかって逃げた。……妬いたか」
「べ、別にっ。妬いてなんか」
「妬いてないのか。なあ、常葉。俺だったらお前のそうゆう話は面白くない。これは悋気ってやつだ」
「わたし、土方さんに比べたら子どもだからっ。妬くなんてイケないことだって」
そこまで言うと土方が私を抱き寄せてベッドに座った。私は土方の膝の上に馬に乗るように跨いでしまった。降りようとしたけれど、それを土方は許さなかった。
「妬いてくれ。こんな男でも好いた女に妬かれりゃ、これ以上ない仕合せってもんだよ」
「す、好いたって、言いましたか」
「ああ。俺はお前を年甲斐もなく、好いている」
「うそ……う、うそ」
自分から出た言葉は否定するものだった。信じられないことに、土方は私を好いていると言ったのだ。
「嘘じゃねえよ。おい、泣くな。今から心底よかったと思わせてやる。覚悟しろ」
「土方さん」
土方は私を抱いたまま後ろに倒れごろりと寝返った。先ほど私が持っていた手拭いは、いつの間にか土方が手にしている。その手拭いを湯につけ直して、今度は土方が私を拭くようだ。上から土方に見下され、どんな顔をしたら良いのか困ってしまう。土方がさらしに手をかけた。
「こんなもん、巻かなくていい時代はもうすぐ来る。お前はやはり、女として生きろ」
そう言いながらさらしを剥ぎ取って、熱い手拭いで私の体を拭っていく。几帳面でせっかちな土方が、丁寧に優しく私の体を拭く。それは次第に甘い刺激へと変化した。
「桜のように色付いたな。綺麗だ」
「あんっ。や、あっ」
上半身を拭き終わった土方は私の洋袴を慣れた手つきで引き抜いた。疾風の術を使ったときよりも息が上がっている。
「力を抜け。久しぶりで忘れたか、ここ……まだ濡れねえな」
「あのっ、す、少しだけ……怖いから」
「そうだったな。破瓜の痛みが、あるもんな……」
「でも、やめませんから!」
「そんなところで気合をいれるなよ。くくっ、やめやしねえよ。お前がどんなに喚こうが、やめてやれねえ」
「はい」
土方の優しく笑ったあとに見せる真剣な顔つきは、私の心臓を震わせた。この男をなんとしても生かしたい。絶対に死なせはしない!
「口を開けろ」
「ふっ、んっ」
土方の舌が滑り込んできて、私の口内を掻きまわした。これまではあまりにも刺激が強すぎて躱してばかりいた。でも、今夜は違う。土方に、私を抱いてよかったと思ってもらいたい。だから私も、自分から舌を絡ませていった。煽ったようになってしまったのだろうか、土方の攻めはいっそう増した。
「っ、は、あっ。んっ」
「いい子だ。見ろ、こんなになっている。お前が俺を欲しいと言っている証拠だ。分かるか」
クチクチと水の混じったような音が私の脚のあわいから聞こえる。もうあの頃の私ではない。それはどういう事なのか、もう知っている。
「あ……土方さん」
「いいのか。言わねえと分からねえな」
もう何もかも忘れて、私が何者なのかなんてどうでも良くて。私は土方と初めて一つになりたいのだと思った。
(ひとつに、なる……)
「ああんっ。ひじかたさっ……いいっ。気持ち、いい」
「常葉、もっと脚を開け。挿れるぞ」
「あっ、いっ! あんっ……ぅ」
激しい痛みが、感じたことのない局部的な痛みが私を襲った。鍛錬で怪我をしても直ぐに消えていた痛み。でも、この破瓜というものは想像を超えた。その名の通り私の内部にある膜を何かが突き抜けたのだ。何かではない、土方だ。
「すまん」
あの土方の太く長い男根が私の中に入ってきた。ビリビリと引き裂くようなその痛みはなかなか消えない。
「土方さん、口づけをくだっ」
直ぐに土方は私に口づけをして、口内をゆっくりと弄った。紙一枚も妨げることができないくらい、私と土方は重なった。温かくて少し重みがあって、とても安心する。口内を撫でていた舌が今度は私の胸の間に下りてくる。舌先でくすぐるようにそこから乳の回りを舐った。恐ろしく気持ちがいい。
「あっ、あっ、ふあっ」
「善すぎたかっ。くそ……俺のほうが危ねえな。お前は乳を舐られるのが好きか。ああ、吸うのもよかったよなあ、常葉」
「やっ、ああっん。苦しっ、もう死んじゃう」
「死にゃあしねえよ。動くぞ」
「うっ、はん。あぁ……」
引き攣るような痛みが腹の下で起きている。挿れるまではあんなに気持ちが良かったのに……。
(これが初めての痛み。土方がくれた初めての……。忘れたくない、この、痛み)
「くっ、はぁ。常葉、もう少し堪えろっ……よ」
「んっ。好いています土方さん。土方さんが……好き」
遠のく意識が悔しくて、なんとか飛ばずにと気を入れた。けれどそんな私の抵抗を土方が簡単に払ってしまう。土方の指が、何度も私の髪を撫で耳に触れ、その跡をたどるように唇を落としていく。まるで、よくやったもう休めと言っているようだ。
「土方さ……」
「いい女に、なっちまったもんだ……」
ずっと起きていたいのに、瞼は重く意識が暗闇に落ちていった。
「常葉。お前は、生きろ。こんな痛みしか与えてやれない男のことなんぞ忘れちまえ。次に、誰かに抱かれるときは、今より少しはましだろう。いいな、死ぬなよ」
土方の最後の言葉も聞くことが叶わず、私はそのまま夜明けを迎えた。
「うっ、んっ」
そこに土方は居なかった。
「土方さん……土方さん!」
慌てて起き上がった私は唖然とした。私の刀や軍服がなかったからだ。それだけではない。私が身につけているのは、いつか土方が私にくれた淡い藤色の小袖だ。
「嘘だ!」
部屋を見回すと机上になにか置かれてあった。恐る恐る歩み寄りそれを見た私は、体から力が抜けていった。頭から血の気が引いていくのが分かる。私は震えが止まらなくなった。そこには、土方が写った写真と命でもある和泉守兼定、そして文があった。文には私宛のものがあり、震える手でそれを開いた。
市村鉄之助改め、常葉殿。
貴方に退却命令を下す。ここにある土方歳三の写真と刀は、日野の兄のもとに届けてほしい。これは私の強い願いである。貴方が私ども新選組と歩んできた道のりをどうか伝えてほしい。幕府を護ろうと戦って散った漢たちの想いを、誤解の無きよう残して欲しい。貴方に幸多からんことを。
土方歳三筆
そして、包の中からころんと玉簪が転がり出た。
「いやっ、いやです! 土方さん! どうして、いやぁ……」
どんなに叫んでも、喚いても返事はない。土方は私を置いて二股口に戻ったのだ。
コンコン……ギイ……
そして、知らない異国の男が入ってきた。男は素早く土方の刀と写真を風呂敷に包んだ。そして、「time-out」と私の腹を強く殴った。
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