127 / 258
25.
何度も何度もイカされて:01
しおりを挟む
バレンタインの日から数ヶ月。
季節は冬を越えて春がやってきた。
あれから、会社での颯は相変わらずよく出来た部下。
その反面、仕事以外での2人の時間の中では
相変わらず柊は颯の犬になり
躾とご褒美を身体で受け止めていた。
完全に、颯に身も心も支配されていた。
「今日も、喉の奥
いっぱいにしてあげますね」
「……ちゃんと、全部飲んでください」
柊は抵抗することなく
静かに、でも貪るように受け入れる。
首筋を伝う熱。
身体の奥まで甘さが
満ちていく感覚に、息が浅くなる。
じんわりと温かくて
颯の精液が
胃のあたりをぽかぽかと満たしていく。
それは、確かに“颯の贈り物”だった。
──しばらくの沈黙のあと。
柊はそっと顔を上げて
潤んだ瞳で見つめた。
「……ねぇ、颯……」
「……印、消えちゃったから……
また、つけてほしい」
それは、小さな声だった。
でも──確かに届く言葉だった。
いつの間にか薄れていた
肩や胸元の“跡”。
シャツの下にあった証が
今はもう目に見えない。
(……自分は、颯のものだって……
証がほしい)
柊の中に滲むそんな気持ちを
颯はしっかりと見つめ返す。
「……先輩は、僕のもの」
「その、印が欲しいんですね?」
「よく言えました...っ。」
「ほんっとに......可愛くて下品なワンコくん」
そう言って、そっと手を伸ばす。
指先が、首筋を優しくなぞるように撫でて
颯は柊の首筋にそっと唇を寄せた。
肌の上に吐息が触れ
続いて──歯が、当たる。
かぷ、と噛みつかれた瞬間
柊の身体がびくりと跳ねる。
そしてすぐに、じん、とした
痛みが肌の奥に沁み込んできた。
「──あっ、……あ……っ!」
痛み。けれど
それは“快感”に変わるまで、一瞬だった。
「もっと……っ」
「もっと、痛くしてっ。もっと噛んでっ....。
ちゃんと、つけて……」
ねだる声は震えながらも、確かだった。
柊の中に眠るものが、今まさに火を灯し、
疼きとともに欲を訴えていた。
颯の目が細くなる。
「…いつからそんなにおねだり
できるようになったんですか?先輩」
「昔は、恥ずかしくて....してほしくても
何にも言えなかったくせに....」
その声音は呆れたようでいて
どこまでも甘い。
そのまま、今度は肩口へと唇を滑らせ──
ちゅっ、くちゅ……と湿った音を
立てて舌を這わせたあと、
再び、鋭く歯を立ててくる。
「……ッ、ひ、っ……!」
今度の噛み痕は
明確に「残す」ための強さだった。
咬みつかれた部分が熱を持ち
赤く浮かび上がっていく。
首、鎖骨、肩、胸元──
噛まれ、吸われ
舌を這わせられ、そして刻まれていく。
歯形も、キスの跡も、全部。
柊にとっては、ただの痕跡ではない。
これは、服従の証。
ご主人様のものだと
知らしめるための烙印。
「……ちゃんと残してますよ」
「誰が見てもわかるくらい……
強く、きつく、深く」
ぴちゃっ、と最後に
音を立てて吸い上げたあと、
颯は頬に唇を重ねる。
「これで、もう消えませんね」
その言葉に、柊は安堵にも
似た熱を喉奥に感じながら、
そっと目を閉じた。
痛みと共に落とされたそれは──
確かに、自分の“場所”を教えてくれる印だった。
季節は冬を越えて春がやってきた。
あれから、会社での颯は相変わらずよく出来た部下。
その反面、仕事以外での2人の時間の中では
相変わらず柊は颯の犬になり
躾とご褒美を身体で受け止めていた。
完全に、颯に身も心も支配されていた。
「今日も、喉の奥
いっぱいにしてあげますね」
「……ちゃんと、全部飲んでください」
柊は抵抗することなく
静かに、でも貪るように受け入れる。
首筋を伝う熱。
身体の奥まで甘さが
満ちていく感覚に、息が浅くなる。
じんわりと温かくて
颯の精液が
胃のあたりをぽかぽかと満たしていく。
それは、確かに“颯の贈り物”だった。
──しばらくの沈黙のあと。
柊はそっと顔を上げて
潤んだ瞳で見つめた。
「……ねぇ、颯……」
「……印、消えちゃったから……
また、つけてほしい」
それは、小さな声だった。
でも──確かに届く言葉だった。
いつの間にか薄れていた
肩や胸元の“跡”。
シャツの下にあった証が
今はもう目に見えない。
(……自分は、颯のものだって……
証がほしい)
柊の中に滲むそんな気持ちを
颯はしっかりと見つめ返す。
「……先輩は、僕のもの」
「その、印が欲しいんですね?」
「よく言えました...っ。」
「ほんっとに......可愛くて下品なワンコくん」
そう言って、そっと手を伸ばす。
指先が、首筋を優しくなぞるように撫でて
颯は柊の首筋にそっと唇を寄せた。
肌の上に吐息が触れ
続いて──歯が、当たる。
かぷ、と噛みつかれた瞬間
柊の身体がびくりと跳ねる。
そしてすぐに、じん、とした
痛みが肌の奥に沁み込んできた。
「──あっ、……あ……っ!」
痛み。けれど
それは“快感”に変わるまで、一瞬だった。
「もっと……っ」
「もっと、痛くしてっ。もっと噛んでっ....。
ちゃんと、つけて……」
ねだる声は震えながらも、確かだった。
柊の中に眠るものが、今まさに火を灯し、
疼きとともに欲を訴えていた。
颯の目が細くなる。
「…いつからそんなにおねだり
できるようになったんですか?先輩」
「昔は、恥ずかしくて....してほしくても
何にも言えなかったくせに....」
その声音は呆れたようでいて
どこまでも甘い。
そのまま、今度は肩口へと唇を滑らせ──
ちゅっ、くちゅ……と湿った音を
立てて舌を這わせたあと、
再び、鋭く歯を立ててくる。
「……ッ、ひ、っ……!」
今度の噛み痕は
明確に「残す」ための強さだった。
咬みつかれた部分が熱を持ち
赤く浮かび上がっていく。
首、鎖骨、肩、胸元──
噛まれ、吸われ
舌を這わせられ、そして刻まれていく。
歯形も、キスの跡も、全部。
柊にとっては、ただの痕跡ではない。
これは、服従の証。
ご主人様のものだと
知らしめるための烙印。
「……ちゃんと残してますよ」
「誰が見てもわかるくらい……
強く、きつく、深く」
ぴちゃっ、と最後に
音を立てて吸い上げたあと、
颯は頬に唇を重ねる。
「これで、もう消えませんね」
その言葉に、柊は安堵にも
似た熱を喉奥に感じながら、
そっと目を閉じた。
痛みと共に落とされたそれは──
確かに、自分の“場所”を教えてくれる印だった。
11
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
壁乳
リリーブルー
BL
ご来店ありがとうございます。ここは、壁越しに、触れ合える店。
最初は乳首から。指名を繰り返すと、徐々に、エリアが拡大していきます。
俺は後輩に「壁乳」に行こうと誘われた。
じれじれラブコメディー。
4年ぶりに続きを書きました!更新していくのでよろしくお願いします。
(挿絵byリリーブルー)
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる