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何度も何度もイカされて:04
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「え……?」
思わず、声が漏れた。
颯が――嫉妬してる?
そんな感情を
彼が持つなんて。
そんなふうに
自分たちの関係を捉えていたなんて。
ずっと、支配と服従だけの
バランスで成り立っていると思ってた。
けれど、今目の前にいる颯は
それとはまるで違う。
胸が、ざわついた。
深く。温かく。
そして、少しだけ切なく。
颯は、膨れたまま
口を尖らせてぶつぶつ言い始める。
「だいたい、あの女性も
デリカシーなさすぎです。
仕事の場で、部下の僕が隣にいるのに……
先輩を口説こうとするとか
あり得ませんから」
「絶対、ああいう人に限って
“いい人”じゃないですからね。
見た目だけで、調子に乗って……
あんなの、ほんと最低です……」
一つ一つの言葉に
ぷりぷりと怒気を含ませて。
けれどどこか、子供が大好きな
オモチャを取られてしまったような――
そんな拗ね方にも見えた。
しかし次の瞬間
▶︎
「僕のワンコには……今日
改めて躾をしなおしますね」
低く落ちた声音と同時に
颯の手が柊の顎をつかみ、
ぐい、と顔を引き寄せる。
次の瞬間、唇が塞がれた。
──優しさなど一欠けらもない
喉の奥まで舌で犯すようなキス。
「ん……っ、っぅ……!」
唾液がこぼれ、呼吸すら奪われる。
舌が容赦なく捻じ込み、喉奥を抉るたび
柊の身体は反射的に跳ねる。
けれど──逃げられない。
颯はそのまま柊の身体を床に押し倒し、
自分のベルトを引き抜いたかと思うと
柊の手首を荒く掴んで縛りあげる。
「っ……く、……颯……っ!」
革がきつく肌に食い込み
軋む音が耳に刺さる。
それでも、縛る手は緩まない。
むしろ、締めつけるように、力を込める。
「動かないでください」
「ご主人様が躾してる最中に
勝手なことしないで」
冷たく言い放つと
颯はそのまま柊の上に膝を立てて跨る。
真上から、仁王立ちするように見下ろす構図。
柊は両手を縛られたまま
まるで玩具のように床に転がされている。
「今日は優しくしません」
「罰です。いっぱい鳴いてください。
……ねえ、先輩」
にやりと笑ったその顔は、
数分前まで
“嫉妬していた可愛い後輩”のそれではなかった。
柊はまだ状況を飲み込めずにいる。
けれど、身体はもう……
縛られたまま、小さく震えていた。
思わず、声が漏れた。
颯が――嫉妬してる?
そんな感情を
彼が持つなんて。
そんなふうに
自分たちの関係を捉えていたなんて。
ずっと、支配と服従だけの
バランスで成り立っていると思ってた。
けれど、今目の前にいる颯は
それとはまるで違う。
胸が、ざわついた。
深く。温かく。
そして、少しだけ切なく。
颯は、膨れたまま
口を尖らせてぶつぶつ言い始める。
「だいたい、あの女性も
デリカシーなさすぎです。
仕事の場で、部下の僕が隣にいるのに……
先輩を口説こうとするとか
あり得ませんから」
「絶対、ああいう人に限って
“いい人”じゃないですからね。
見た目だけで、調子に乗って……
あんなの、ほんと最低です……」
一つ一つの言葉に
ぷりぷりと怒気を含ませて。
けれどどこか、子供が大好きな
オモチャを取られてしまったような――
そんな拗ね方にも見えた。
しかし次の瞬間
▶︎
「僕のワンコには……今日
改めて躾をしなおしますね」
低く落ちた声音と同時に
颯の手が柊の顎をつかみ、
ぐい、と顔を引き寄せる。
次の瞬間、唇が塞がれた。
──優しさなど一欠けらもない
喉の奥まで舌で犯すようなキス。
「ん……っ、っぅ……!」
唾液がこぼれ、呼吸すら奪われる。
舌が容赦なく捻じ込み、喉奥を抉るたび
柊の身体は反射的に跳ねる。
けれど──逃げられない。
颯はそのまま柊の身体を床に押し倒し、
自分のベルトを引き抜いたかと思うと
柊の手首を荒く掴んで縛りあげる。
「っ……く、……颯……っ!」
革がきつく肌に食い込み
軋む音が耳に刺さる。
それでも、縛る手は緩まない。
むしろ、締めつけるように、力を込める。
「動かないでください」
「ご主人様が躾してる最中に
勝手なことしないで」
冷たく言い放つと
颯はそのまま柊の上に膝を立てて跨る。
真上から、仁王立ちするように見下ろす構図。
柊は両手を縛られたまま
まるで玩具のように床に転がされている。
「今日は優しくしません」
「罰です。いっぱい鳴いてください。
……ねえ、先輩」
にやりと笑ったその顔は、
数分前まで
“嫉妬していた可愛い後輩”のそれではなかった。
柊はまだ状況を飲み込めずにいる。
けれど、身体はもう……
縛られたまま、小さく震えていた。
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