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それぞれの年越しへ:04
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肩に顔を寄せた颯の吐息が
白い湯気に溶けて耳にかかる。
その微かな熱だけで
柊の首筋は敏感に震えた。
「……痕、いっぱいついてますね」
耳元で囁かれる声は柔らかいのに
どこか誇らしげだった。
「痛々しいくらいに。先輩が、僕を求めた痕」
指先が、首筋から鎖骨
胸元へと辿っていく。
赤く浮き上がる痕を
一つひとつ慈しむようになぞられるたび
ひりつく痛みが甘く蘇る。
柊は思わず息を呑んだ。
やがて、颯は石鹸を
手に取り、泡を立てる。
しなやかな指が泡を包み
白くきめ細やかなそれを
柊の体へと滑らせていく。
鏡越しに、肩越しの颯と目が合う。
濡れた黒髪をピンで留めた横顔は
艶やかで息を呑むほど綺麗だった。
「先輩……ちゃんと見てくださいね」
吐息混じりにそう囁くと
泡立つ手が柊の肌を這う。
赤く浮き上がる痕を
わざと見せつけるように
指先でなぞりながら
ゆっくりと洗っていく。
柊の唇が、堪えきれず震えて開く。
「……っ、は……」
吐息が白い湯気に混じり
鏡の内側を曇らせる。
「ほら、声……漏れてますよ」
颯は、鏡の中でじっと
柊の表情を見据えながら囁く。
「痕をなぞるだけで……こんなに」
泡に覆われた肌を撫でる指は
洗浄ではなく挑発のように
胸元から腹へと緩慢に下っていく。
柊は逸らしきれず
鏡に映る自分の乱れた顔と
背後の颯の熱を帯びた視線を
同時に受け止めていた。
やがて颯は「座ってください」と促し
風呂椅子に柊を腰掛けさせる。
その背後からそっと抱きしめるように
身を重ね、泡まみれの素肌同士が擦れ合う。
湿った熱と、泡が潰れる
微かな音が混じり合い
息が苦しいほどの密着。
「……っ、あ……」
泡越しに乳首を指先で転がされた瞬間
柊の喉から押し殺した声が漏れる。
それでも颯は手を止めず
泡で敏感な先端を包み込むように撫で回す。
颯はぴたりと肌を寄せる。
「綺麗にしてあげますね……ワンコくん」
囁きとともに、舌先が耳殻を舐めて濡らす。
「ん…………っ、颯……っ」
甘く苦しい声を漏らしながら
柊は鏡越しに自分の顔を見てしまう。
赤く上気した頬、吐息に揺れる胸
耳を舐められながらも泡に委ねる姿。
「ふ、ぁ……ぁ……」
吐息を零すたびに颯の手は
さらに泡を絡ませて胸元を弄び
柊の震えを増していく。
白い湯気に溶けて耳にかかる。
その微かな熱だけで
柊の首筋は敏感に震えた。
「……痕、いっぱいついてますね」
耳元で囁かれる声は柔らかいのに
どこか誇らしげだった。
「痛々しいくらいに。先輩が、僕を求めた痕」
指先が、首筋から鎖骨
胸元へと辿っていく。
赤く浮き上がる痕を
一つひとつ慈しむようになぞられるたび
ひりつく痛みが甘く蘇る。
柊は思わず息を呑んだ。
やがて、颯は石鹸を
手に取り、泡を立てる。
しなやかな指が泡を包み
白くきめ細やかなそれを
柊の体へと滑らせていく。
鏡越しに、肩越しの颯と目が合う。
濡れた黒髪をピンで留めた横顔は
艶やかで息を呑むほど綺麗だった。
「先輩……ちゃんと見てくださいね」
吐息混じりにそう囁くと
泡立つ手が柊の肌を這う。
赤く浮き上がる痕を
わざと見せつけるように
指先でなぞりながら
ゆっくりと洗っていく。
柊の唇が、堪えきれず震えて開く。
「……っ、は……」
吐息が白い湯気に混じり
鏡の内側を曇らせる。
「ほら、声……漏れてますよ」
颯は、鏡の中でじっと
柊の表情を見据えながら囁く。
「痕をなぞるだけで……こんなに」
泡に覆われた肌を撫でる指は
洗浄ではなく挑発のように
胸元から腹へと緩慢に下っていく。
柊は逸らしきれず
鏡に映る自分の乱れた顔と
背後の颯の熱を帯びた視線を
同時に受け止めていた。
やがて颯は「座ってください」と促し
風呂椅子に柊を腰掛けさせる。
その背後からそっと抱きしめるように
身を重ね、泡まみれの素肌同士が擦れ合う。
湿った熱と、泡が潰れる
微かな音が混じり合い
息が苦しいほどの密着。
「……っ、あ……」
泡越しに乳首を指先で転がされた瞬間
柊の喉から押し殺した声が漏れる。
それでも颯は手を止めず
泡で敏感な先端を包み込むように撫で回す。
颯はぴたりと肌を寄せる。
「綺麗にしてあげますね……ワンコくん」
囁きとともに、舌先が耳殻を舐めて濡らす。
「ん…………っ、颯……っ」
甘く苦しい声を漏らしながら
柊は鏡越しに自分の顔を見てしまう。
赤く上気した頬、吐息に揺れる胸
耳を舐められながらも泡に委ねる姿。
「ふ、ぁ……ぁ……」
吐息を零すたびに颯の手は
さらに泡を絡ませて胸元を弄び
柊の震えを増していく。
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