先輩は、僕のもの

ゆおや@BL文庫

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17:強制口淫

強制口淫:06

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「……壊してほしいんですか?」

颯の声は、やけに優しかった。
優しすぎて、余計に怖い。
けれど、身体はもう——
その声に、逆らえなかった。

「だったら、ちゃんと……
 お願いしてください」

「“壊してください”って」

柊の目がわずかに揺れた。
吐息とともに震える唇。

その視線の奥にあるのは
欲望と羞恥のせめぎ合い。

「……っ……」

言えない。でも、言いたい。
欲しい。でも、口に出すのが怖い。

「ねえ、先輩」

颯の手が、柊の両手首を掴む。
さっきまで自由だった手が
今度はしっかりと拘束される。
逃げられない。自分では触れられない。

「もう、自分では触っちゃダメです。
 お願いできなかった罰です」

耳元で、低く静かな命令が落とされた。

「……壊してほしいなら、ちゃんと僕に…
 …“お願い”して?」

その声に、柊の喉が詰まる。

目の奥がじんわりと熱を帯びて、
ひくひくと動く唇から
か細い声が漏れる。

「……壊して……ください……颯……」

ほとんど息に近い囁き。
それでも、確かに伝わった。

次の瞬間だった。

「……よく言えました。いい子です……」

ふっと笑う気配のあと、
颯は、柊の顎を
持ち上げるようにして顔を寄せ——
そのまま強引に、先ほどと同じ熱を
柊の口へと押し込んだ。

「ん……っ!」

押し付けられる感触。
脈打つ熱。
唇を裂くような硬さ。

「……んぐっ……っ、
ぢゅぷ……じゅるっ、じゅっ……」

それが、ぐっと喉奥まで迫る。
さっきとは違う。今は——

「もう、自分の意思で
 咥えてるんですよね?」

呼吸を奪うほどの距離で
甘く歪んだ声が降る。

「じゃあ、最後まで……
 ちゃんと責任、取ってくださいね」

「ん……ぢゅる……っ、んん、ふぅ……」

柊の目から、ぽろりと涙がこぼれた。
快感でも苦しみでもない——全てが混ざった、
この支配の中でしか流せない涙だった。

そして——
口の奥に熱を
受け入れながら柊は確かに、
自分が今、“颯のもの”に
なっていくのを感じていた。
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