先輩は、僕のもの

ゆおや@BL文庫

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24.

甘く蕩けるバレンタイン:10

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「……挿れますね.....」

小さく告げると同時に
颯の熱が、押し当てられる。

「っ……!」

ぴたりと密着する先端。
柊の背筋がぞくりと震えた。

「……ん、大丈夫、大丈夫……
 いい子だから....力、抜いて」

優しい声とは裏腹に──
次の瞬間、それは一気に
深くまで押し込まれた。

「っ……ぁあああ……っ!!」

濡れた音が重なる。
ちゅぷっ、じゅっ、ぬちゅ……と
肌が打ち合い、粘るチョコと
体液が混ざって滴り落ちる。

狭く、奥の奥まで押し広げられる感覚に、柊の身体が跳ねる。
何が起きているのか理解しきれないまま
喉からは短い悲鳴と喘ぎが
混じった声がこぼれ続けた。

「ん……すごい、きゅうってして……
 ワンコくんの中...あったかい....」

熱がぴたりと密着している。
中の粘度、肌のぶつかる音
濡れた感触……すべてが重く
絡みつくようだった。

「ちゅ……ぴと……これ
 チョコの音だけじゃないですよね……
 体が、喜んでる音」

ゆっくりと動き出すたび
湿った淫らな音がぬちゃぬちゃと鳴る。
押し込まれるたびに
奥の奥で跳ね返る快感が、柊の喉を焼いた。

(あ……や、だめ、こんな……)

甘くて、熱くて、汚されて。
でも、奥からひりひりとした
快楽が広がってくる。

「ワンコくんの中……
 もう、ちんちんが入ってないと
 だめになっちゃいそうですね」

耳元で囁く声が、とどめのように落ちた。

支配と甘やかしの間で、
柊の身体は、確かに“つくり変えられていく”──
そんな錯覚すら、甘く残った。



ぬちゅ……ちゅぷ、じゅるっ……。

湿った音が、部屋の空気を
甘く濡らしていた。
鳴き声と重なるたび
それは淫らに響き、空間に満ちていく。

「ふ……ぁ、あ……っ、く……んっ……!」

柊の喉が、熱に焼かれたように喘ぎを漏らす。
何度も何度も、奥へ押し込まれるたびに
濡れた音が跳ねて弾ける。

視界がにじむ中、ふと顔を上げた。

はだけたシャツが
すでに肩から完全に外れ、
白く浮き上がった綺麗な肌が
ゆらりと震えていた。
体の奥を押し広げられるたびに
そこはわずかに痙攣して
汗に濡れて艶めいていた。

その上に、彼がいた。

颯が、息を乱しながらこちらを見下ろしている。
いつもの“可愛い後輩”の顔じゃない。
瞳は熱に潤みながらも鋭く
どこか支配の色を帯びていた。

「……っ、ワンコくん……ほんとに、綺麗」

吐息を混じらせながら
柊の口に指を咥えさせて
喉の奥で低く囁くように言う。

額には汗が滲み
艶を帯びた髪がゆっくりと揺れた。

「……目、逸らさないで?
 ちゃんと……見てください。
 今、僕があなたに何してるか……」

腰がゆっくりと押し込まれ、
ぬちゃ……ぬるっ……と
颯の硬くなったものが
ググッと腹部を圧迫する。
肌の擦れあう音も重ねて響く。

前とは違う。
あのときは、背中越しだった。
顔を見られることもなく
どこか現実味がなかった。

けれど今は──正面から。
目を逸らせない距離で
頬を染め、涙ぐんで、喘ぎながら
腰を振りながら顔を見つめてくる。


自分が、どうされているか。
どれだけ“しつけられているか”。
どれだけ、快楽を与えられているか。

(っ……見られてる……こんな、姿……)

その羞恥と快感に、蕾が反応する。
きゅっ……と、内側が締まり
挿れられている熱を
自ら抱き込むように奥へ奥へと誘う。

「……あ、締まった。……やっぱり
 見られるの……好きなんですね?」

ぬちゅっ、じゅるっ……と
さらに深くまで沈み込まれ、
柊の腰が浮きかける。

「ねぇ....今あなたのお尻を掘ってるのは...
 誰ですか.....?あなたの部下です。
 あなたの後輩の颯ですよ.....?」

「後輩のちんちんお尻で咥えて
 悦んでるんですか.....?」

「今僕と何をしてるんですか.....?」

耳元で、艶を帯びた吐息が落ちた。
それだけで、奥の奥が痺れて
身体の中心がびくりと跳ねる。

(や、だめ……こんなの、また……っ)

けれど、視線を逸らせなかった。
その瞳が、笑みが、吐息が──
どこまでも甘くて、どこまでも支配的で。

柊の奥は、すでに完全に
“馴染んでしまっていた”。
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