先輩は、僕のもの

ゆおや@BL文庫

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24.

甘く蕩けるバレンタイン:11

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「……この前は、お尻だけで
 いっちゃいましたからね」

頬を寄せ、くすくすと笑うように囁かれる。

その言葉が耳朶をくすぐいた瞬間、
奥を突かれて、ぬちゅっ……といやらしい音が響いた。

「ん、あ……っ!」

突き上げとともに、熱が跳ねる。
柊の下腹に宿る硬さに、そっと指が触れる。

ぴとりと、滑らかな指先が撫でる。
先走りのぬめりが、ゆっくりと掌へと馴染んでいく。

「……すごい。こんなに、我慢してたんですね。
 ……触るだけで、びくびくしてる」

くちゅ、くちゅ……と優しく扱きながら、
体の奥では、颯の熱がじゅくりと沈み込んでいく。

「……ねえ、柊...先輩?」

その名を、そっと呼ばれた瞬間。
耳元で、甘く濡れた声に名前を落とされた瞬間──

「っ……く、あ……あぁっん……!」

喉から、鳴き声が溢れた。
抑えきれないほど、甘く、切なく、震える声。

(……だめ、名前……呼ばれたら……)

「ふふ……名前で呼ばれると
 キツくなるんですよね?」

突き入れながら、優しく囁かれる。
そのたびに、きゅう……っと蕾が締まる。
挿れられたままの熱を、深く奥で抱き込む。

「……可愛い。すごく可愛いです。先輩っ。
 こんなふうに、僕の声に全部、反応してくれるなんて」

ちゅ……と耳たぶに軽くキスを落とし、
指は下をゆっくりと擦り上げる。

「柊さん……柊……さん……」

「気持ちいいの....?ワンコくん.....」

「僕のちんちん....気持ちいいの....?」

「ふふっ...気持ちいいね....アナルの中....
 後輩のおちんぽに犯されて......
 気持ちいいね......?」

名前を、何度も。
淫らな言葉を何度も何度も
愛おしむように、甘やかすように。
けれど、それは間違いなく“支配”だった。

(ああ……もう……)

自分の身体じゃないみたいに、震えていた。
奥を蹂躙され、名を呼ばれ、触れられ……
完全に、蕩けさせられていた。

それが、愛なのか、躾なのか。
もはや、区別なんてつけられなかった。

「……もう、いいですよ」

突然、ぴたりと指が止まる。
そして、ゆっくりと囁かれる。

「いっていいです、ワンコくん。
 ....たくさん、出してください」

「柊.....いっぱい出して気持ちくなって.......?」

耳元で落とされたその声が、最後の引き金だった。
そして、颯は扱く手のスピードを早めた。

「っ……あ、ぁああっ……!」

一気に、柊の身体が跳ねる。
背中が反り返り
喉が割れそうなほどの鳴き声をあげ、
その瞬間──

指に包まれたまま、全てを零した。
熱く、溢れ、甘く、痺れるような快楽。

快感と喉を震わせる声と
奥で深く繋がったままの熱が
じゅくりと奥を擦っていた。

「……うあっいっぱい出ましたね.....
 いい子ですね、ワンコくん」

額に落ちるキス。
溶けたチョコと汗が混ざった肌に
それは優しく触れた。

すべてを奪われ、与えられて、柊はただ静かに、
息を切らしながら
愛された錯覚の中で、目を伏せた。
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