そんなに欲しいのでしたらお譲りします

風見ゆうみ

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15話までで明らかになったこと

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拙作をお読みいただき、本当にありがとうございます。

感想欄でのご質問を見てみると、ややこしくなってきたかなと思いますので、さらっとまとめてみました。

ばっちり理解出来ている!
そういうの興ざめ、という方は、次の話で16話にお進みくださいませ!



もう一度、まとめておく、という方は、下記にお進みくださいませ。













①ミリエル、レジーノ、ソルトの関係性。

レジーノはレナス侯爵夫妻の本当の娘になります。

ミリエル(ヒロイン)は現在、名前だけ出てきているセファ伯爵夫妻の娘になります。

ソルトは、レナス侯爵の血は継いでいますが、愛人の子です。


ミリエルはレナス侯爵夫妻の血は引いておらず、レジーノとソルトは母親違いとなります。


②レナス侯爵夫妻は仲が悪い?


元々は政略結婚です。
レナス侯爵はソルトの母と結婚したかったのですが、身分違いのため叶いませんでした。
夫人はレナス侯爵に愛情はありますが、相手にしてもらえないため、その鬱憤をいじめなどで発散している状態です。
レナス侯爵はそんな彼女を見て余計に嫌悪感をつのらせ、愛人(ソルトの母)に愛情を向けています。




③レナス侯爵夫人はなぜ、子供を取り替えたの?
(センシティブなものになりますので、妊娠、出産で辛い思い出などがある方は読み飛ばしいただいたほうが良いかもしれません)




ソルトが後継ぎにされたように、元々、レナス侯爵家は男の子の子供がほしかったのです。
この世界観では生まれる前に性別がわかるようにはしておらず、生まれてからしかわかりません。
男の子を希望されていた侯爵夫人は、女として生まれてきた子供が憎かった。
でも、自分が生んだ子ですし、可愛いという気持ちもあります。
ただ、このままでは息子ではない自分の子供を憎いと思うようになるかもしれないということと、ちょうど同じ病院で、昔、いじめていた女性が出産したということもあり、自分の子供でなければ、いじめても罪悪感がないと感じたようです。

本当の自分の子供はセファ家で大事に育てられ可愛がられるので、彼女的には取り替えるのが良いと思ったようです。

理解し難いかとは思いますが、セイ(レナス侯爵夫人)は、そんな考えに至ったようです。



④取り替えられたことに気付いている人物は?


確信を持っているのは、当事者であるセイと病院の関係者、そして、セイから聞いたイアーラ(現在のヨウビル公爵夫人)になります。


ジェリー、ミリエルも確信に近く、ソルトは疑っている状況です。



現在の謎はこんな感じかなと思っております。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。


では、次の話、16話にお進みくださいませ。
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