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19 やってはいけないこと
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「ど、どうした、ケイティ!?」
ゼント様はショックを受けつつも、ケイティに近寄ろうとした。
でも、ケイティが私たちを無言で指さしたので、足を止めてこちらに顔を向けた。
そして、私以外の公爵家のメンバーの姿を確認すると、笑ってしまいそうになるくらい情けない顔になった。
「ど、どうしてお前たちがこんなところにいるんだ!?」
「友人の様子を見に来ることはおかしいことではありませんわ。それよりも、王太子殿下は何を考えていらっしゃるんですの? 平民の女性と恋仲になっただけでなく、人前で、あんなふしだらなことをするだなんて! 普通では考えられないことですわ!」
ララベルが扇を握りしめて叫ぶと、ゼント様は言い返す。
「う、うるさい! それよりも集まっているのがお前やフィアンだなんて、もしかして、コソコソと俺の悪口でも話していたのか? 言え! お前たちは皆で何の話をしていたんだ!」
「兄が妹の様子を見に来て何がおかしいんですか」
「私は先程も申し上げましたが、友人の様子を見に来ましたの。それの何がおかしいんでしょうか」
「僕は婚約者になるはずだった人に会いに来ただけです」
お兄様とララベルのあとに、ジュートがのほほんとした口調で言うと、静かだったケイティが叫ぶ。
「婚約者になるはずだった人って、どういうことですか!?」
「婚約の申し出をソフィーに断られそうなんだよ」
「な、なんですって!?」
ケイティは、血相を変えて聞き返した。
「断られそうだからって、僕がソフィーを心配しちゃいけないわけじゃないよね」
「……断られそう? ソフィアがそんな有り難い申し出を断るというんですか!?」
ケイティは、憤怒の表情で私を見た。
自分が必死にアピールをしても相手にされなかった人を私が断りそうだということに、よほどショックを受けたみたいね。
「ジュートのことは好きよ。だけど、恋愛感情が持てるかと言えば別よ」
「そうだね。僕とソフィーはずっと友達だ」
「ありがとう、ジュート」
「こちらこそ」
私とジュートが笑顔で会話をしていると、我に返ったケイティが私に叫んでくる。
「待って! そんなの納得いかないわ! ソフィアがジュート様からの婚約の申し出を断る!? そんなことがあって良い訳がないわ!」
「どうしたんだ、ケイティ?」
さすがのゼント様もケイティの様子がいつもと違うことに気がついたようだった。
「……え? あ、な、何でもありません。ただ、ソフィアごときが、ジュート様からの婚約の申込みを断るだなんてって、驚いてしまったんです」
「ソフィーは公爵令嬢ですよ。彼女にも選ぶ権利はあるでしょう。それに、ソフィーの婚約者を奪ったあなたがどうこう言うのはおかしいのではないでしょうか」
ワイアットに冷たい口調で言われ、ケイティは唇を噛んだ。
王妃にはなりたいけれど、ジュートのことも諦めたくないのかもしれない。
そして、彼が私に断られたということも気に食わないんだわ。
ケイティが黙ったからか、ゼント様が前に出てくる。
「ケイティを責めるようなことを言うな! 彼女を選んだのは俺だ! ケイティは、そこにいるソフィアなんかよりも、何倍も魅力的なんだからな! 何より、ケイティはお前らのように俺を馬鹿にしない!」
「私は殿下を馬鹿にしたりしていませんでした。それから、私を選ぶ選ばないかは、人の好みによるのではないでしょうか。こちらにいるジュート様は、殿下の恋人に興味なんてないように見えます」
「ソフィーの言うとおりです。僕はケイティ嬢には興味はありません。ソフィーだから婚約を申し込んだんです」
ジュートがケイティの本性を引き出そうとしているのだとわかった。
ケイティとゼント様の仲を悪くしようとしているのだと思う。
ゼント様の後ろ盾がなくなれば、ケイティは好き勝手出来なくなるものね。
「ジュート様、信じられない! 私よりもソフィアが良いだなんてありえないわ!」
「君にはゼント殿下がいるでしょ? お似合いだと思うよ」
「ジュート様!? どうしてそんなことを言うんですか!」
ショックを受けた表情で、窓に近寄ってこようとするケイティの腕をゼント様が掴む。
「どうしたんだ、ケイティ!? さっきから様子がおかしいぞ?」
「おかしくなんか、おかしくなんかありません!」
ケイティは叫び、ゼント様の手を振り払うと、彼を置いて、逃げるように城のほうへ走っていく。
「おい、ケイティ! 待つんだ! おい、ジュート、お前はケイティと昔、何か関係があったのか?」
「言い寄られて迷惑していただけです」
「何だと!? ケイティに言い寄られていた!?」
ゼント様は怒りの表情を浮かべ、こちらに近寄ってくると、ジュートを捕まえようと、手を伸ばした。
でも、ジュートが大人しく捕まるわけもなく、軽やかにゼント様から届かない位置に移動した。
「くそっ! ジュート、許さんぞ!」
「それよりもゼント殿下、先程も言いましたが、人前でいつも、ケイティ様とあのようなことをされているのですか?」
ララベルが冷たい目で彼を見ながら尋ねると、ゼント様は俯く。
「ソフィアに見せつけてやるためにやってるんだ。いつでもどこでもというわけではない」
「見せつけてどうするのですか?」
「俺を逃したことを後悔させてやる!」
「殿下が浮気をし、婚約を破棄して平民の恋人と婚約したのにソフィーに後悔させたいのですか? 意味がわかりませんわね。悪いことをした自覚はあるのですか? それから、ケイティ様は平民のようですが、国王陛下は結婚を許されるのでしょうか」
ララベルが呆れた様子で尋ねると、ゼント様は答える。
「父上は許さないかもしれないが、その、あれだ。俺が何とかする予定だ」
「何とかする、とは?」
私が尋ねると、自信なさげだったゼント様は勢いを取り戻し、こちらを睨みつけながら答える。
「貴様に答えてやる筋合いはない。嫌がるケイティをわざと暴漢に襲わせるような貴様なんかに!」
「暴漢に襲わせる?」
今まで、そんな話をされたことがなかったので、眉根を寄せると、殿下は唾を盛大に飛ばしながら叫ぶ。
「貴様が暴漢にケイティを襲わせて、彼女の純潔を奪い、嫁に行けないようにさせたのだろうが!」
「……私はそんなことはしていません。そんなことをして、私に何の得があるんでしょうか」
「何の得だと? それは貴様がケイティを嫌っているから、嫌がらせなんだろう!?」
「嫌っているなら、早く嫁にいってほしいものかと思うのですが……。そうしなければ、彼女はずっと家にいることになりますわよね?」
「お前の考えなど知らん! 違うというのなら、ケイティの純潔が奪われた説明をしろ」
「本当に奪われたのでしょうか? 彼女が純潔である可能性は?」
ゼント様に嘘をついているだけかもしれない。
そう思って尋ねると、彼は叫ぶ。
「そんなはずはない! 俺が確かめた」
そこまで言って、ゼント様は口を手で押さえると踵を返した。
信じられないわ。
この人たち、婚前交渉をしたのね――
ゼント様はショックを受けつつも、ケイティに近寄ろうとした。
でも、ケイティが私たちを無言で指さしたので、足を止めてこちらに顔を向けた。
そして、私以外の公爵家のメンバーの姿を確認すると、笑ってしまいそうになるくらい情けない顔になった。
「ど、どうしてお前たちがこんなところにいるんだ!?」
「友人の様子を見に来ることはおかしいことではありませんわ。それよりも、王太子殿下は何を考えていらっしゃるんですの? 平民の女性と恋仲になっただけでなく、人前で、あんなふしだらなことをするだなんて! 普通では考えられないことですわ!」
ララベルが扇を握りしめて叫ぶと、ゼント様は言い返す。
「う、うるさい! それよりも集まっているのがお前やフィアンだなんて、もしかして、コソコソと俺の悪口でも話していたのか? 言え! お前たちは皆で何の話をしていたんだ!」
「兄が妹の様子を見に来て何がおかしいんですか」
「私は先程も申し上げましたが、友人の様子を見に来ましたの。それの何がおかしいんでしょうか」
「僕は婚約者になるはずだった人に会いに来ただけです」
お兄様とララベルのあとに、ジュートがのほほんとした口調で言うと、静かだったケイティが叫ぶ。
「婚約者になるはずだった人って、どういうことですか!?」
「婚約の申し出をソフィーに断られそうなんだよ」
「な、なんですって!?」
ケイティは、血相を変えて聞き返した。
「断られそうだからって、僕がソフィーを心配しちゃいけないわけじゃないよね」
「……断られそう? ソフィアがそんな有り難い申し出を断るというんですか!?」
ケイティは、憤怒の表情で私を見た。
自分が必死にアピールをしても相手にされなかった人を私が断りそうだということに、よほどショックを受けたみたいね。
「ジュートのことは好きよ。だけど、恋愛感情が持てるかと言えば別よ」
「そうだね。僕とソフィーはずっと友達だ」
「ありがとう、ジュート」
「こちらこそ」
私とジュートが笑顔で会話をしていると、我に返ったケイティが私に叫んでくる。
「待って! そんなの納得いかないわ! ソフィアがジュート様からの婚約の申し出を断る!? そんなことがあって良い訳がないわ!」
「どうしたんだ、ケイティ?」
さすがのゼント様もケイティの様子がいつもと違うことに気がついたようだった。
「……え? あ、な、何でもありません。ただ、ソフィアごときが、ジュート様からの婚約の申込みを断るだなんてって、驚いてしまったんです」
「ソフィーは公爵令嬢ですよ。彼女にも選ぶ権利はあるでしょう。それに、ソフィーの婚約者を奪ったあなたがどうこう言うのはおかしいのではないでしょうか」
ワイアットに冷たい口調で言われ、ケイティは唇を噛んだ。
王妃にはなりたいけれど、ジュートのことも諦めたくないのかもしれない。
そして、彼が私に断られたということも気に食わないんだわ。
ケイティが黙ったからか、ゼント様が前に出てくる。
「ケイティを責めるようなことを言うな! 彼女を選んだのは俺だ! ケイティは、そこにいるソフィアなんかよりも、何倍も魅力的なんだからな! 何より、ケイティはお前らのように俺を馬鹿にしない!」
「私は殿下を馬鹿にしたりしていませんでした。それから、私を選ぶ選ばないかは、人の好みによるのではないでしょうか。こちらにいるジュート様は、殿下の恋人に興味なんてないように見えます」
「ソフィーの言うとおりです。僕はケイティ嬢には興味はありません。ソフィーだから婚約を申し込んだんです」
ジュートがケイティの本性を引き出そうとしているのだとわかった。
ケイティとゼント様の仲を悪くしようとしているのだと思う。
ゼント様の後ろ盾がなくなれば、ケイティは好き勝手出来なくなるものね。
「ジュート様、信じられない! 私よりもソフィアが良いだなんてありえないわ!」
「君にはゼント殿下がいるでしょ? お似合いだと思うよ」
「ジュート様!? どうしてそんなことを言うんですか!」
ショックを受けた表情で、窓に近寄ってこようとするケイティの腕をゼント様が掴む。
「どうしたんだ、ケイティ!? さっきから様子がおかしいぞ?」
「おかしくなんか、おかしくなんかありません!」
ケイティは叫び、ゼント様の手を振り払うと、彼を置いて、逃げるように城のほうへ走っていく。
「おい、ケイティ! 待つんだ! おい、ジュート、お前はケイティと昔、何か関係があったのか?」
「言い寄られて迷惑していただけです」
「何だと!? ケイティに言い寄られていた!?」
ゼント様は怒りの表情を浮かべ、こちらに近寄ってくると、ジュートを捕まえようと、手を伸ばした。
でも、ジュートが大人しく捕まるわけもなく、軽やかにゼント様から届かない位置に移動した。
「くそっ! ジュート、許さんぞ!」
「それよりもゼント殿下、先程も言いましたが、人前でいつも、ケイティ様とあのようなことをされているのですか?」
ララベルが冷たい目で彼を見ながら尋ねると、ゼント様は俯く。
「ソフィアに見せつけてやるためにやってるんだ。いつでもどこでもというわけではない」
「見せつけてどうするのですか?」
「俺を逃したことを後悔させてやる!」
「殿下が浮気をし、婚約を破棄して平民の恋人と婚約したのにソフィーに後悔させたいのですか? 意味がわかりませんわね。悪いことをした自覚はあるのですか? それから、ケイティ様は平民のようですが、国王陛下は結婚を許されるのでしょうか」
ララベルが呆れた様子で尋ねると、ゼント様は答える。
「父上は許さないかもしれないが、その、あれだ。俺が何とかする予定だ」
「何とかする、とは?」
私が尋ねると、自信なさげだったゼント様は勢いを取り戻し、こちらを睨みつけながら答える。
「貴様に答えてやる筋合いはない。嫌がるケイティをわざと暴漢に襲わせるような貴様なんかに!」
「暴漢に襲わせる?」
今まで、そんな話をされたことがなかったので、眉根を寄せると、殿下は唾を盛大に飛ばしながら叫ぶ。
「貴様が暴漢にケイティを襲わせて、彼女の純潔を奪い、嫁に行けないようにさせたのだろうが!」
「……私はそんなことはしていません。そんなことをして、私に何の得があるんでしょうか」
「何の得だと? それは貴様がケイティを嫌っているから、嫌がらせなんだろう!?」
「嫌っているなら、早く嫁にいってほしいものかと思うのですが……。そうしなければ、彼女はずっと家にいることになりますわよね?」
「お前の考えなど知らん! 違うというのなら、ケイティの純潔が奪われた説明をしろ」
「本当に奪われたのでしょうか? 彼女が純潔である可能性は?」
ゼント様に嘘をついているだけかもしれない。
そう思って尋ねると、彼は叫ぶ。
「そんなはずはない! 俺が確かめた」
そこまで言って、ゼント様は口を手で押さえると踵を返した。
信じられないわ。
この人たち、婚前交渉をしたのね――
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