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1 頑張って生きますわね!
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十五歳の時に初めて会った私の婚約者は、ジレシンラン公爵家の次男であるワウキロヤ様だった。
金色の髪に青色の瞳を持つ美男子だが、どこか底意地の悪そうな顔をしていた。
メイドが噂をしているのを聞いたのだが、シークレットシューズという、身長を高く見せる靴を履いているらしいのだが、それでも身長はそう高くない。やせ細っているため強い風に吹かれたら飛ばされてしまいそうな体つきだった。
「姿を現さないから死んだんだと思っていたけど生きていたんだね」
「はい。ご期待に沿えず申し訳ございませんが、のうのうと生きておりました」
「いや、別に死んでいてほしいわけじゃなかったんだけどさ。まあいいや、これからよろしくね」
チャルブッレ邸で行われたワウキロヤ様と私の初対面の儀式は、この会話だけで終わった。ワウキロヤ様が帰ると、邪魔者の私は、すぐに愛しの我が家に送り返された。
どうして、家族に蔑ろにされている私に婚約者ができたかというと世間体というものである。
お相手がワウキロヤ様に決まったのは、彼にも婚約者がいなかったからという単純な理由。ワウキロヤ様の場合は、十七歳になって婚約者がいないということは、何か問題があるとみなされ、公爵家の次男だろうが自分の娘を婚約者にしたがる貴族がいないのだろう。
この時の私はそう思っていた。実際は、公爵の人柄が良くなく、何かの理由をつけてお断りしている貴族ばかりだったかららしい。
そんなことを姉もわかっているはずだった。
それなのに、彼女はワウキロヤ様に近づいた。
理由はたった一つ。
私が悲しんで苦しむ姿が見たい。そんな悪趣味な理由だけだった。
ワウキロヤ様とは毎回、チャルブッレ邸で姉のおさがりのドレスを着て会っていた。その時に姉とも顔を合わせたわけだが、会わないうちに私の前でだけ態度を豹変させる恐ろしいモンスターに成長していた。
人前で私と顔を合わせた時は「久しぶりね、リファ―ラ! 本当に会いたかったのよ!」なんて言ってしがみついてきた。その後は姉妹の時間だといって、談話室で話すことになった時、姉は開口一番こう言った。
「あんたのせいでチャルブッレ家の評判が悪いのよ。なんで、一人で生きていけているの? さっさと死ぬのが私たちのためでしょう?」
「私が死ぬことがお姉さまたちのためになるのなら、私は頑張って生きますわね!」
一瞬驚きはしたものの、ガッツポーズをして答えた私を、隣に座っていた姉は信じられないものを見るような目で見つめた。
「あなた、自分が何を言ったかわかっているの?」
「ええ。もちろんです。お姉さまこそ自分が何を言ったかわかっておられます? 先程のあなたの台詞は完全に物語の悪役のものでしたよ」
「ふざけたことを言わないでよ!」
姉は私を睨みつけながら、顔を近づけると耳元で囁く。
「一応忠告しておくけど、余計なことを言うんじゃないわよ。私は清楚で大人しい女性だとみんなに思われているの。言ってもどうせ、誰も信じないんだから無駄よ」
「私の話し相手は虫か動物しかいませんのでご心配なく。それよりも、私はお姉様に何かした覚えがないのですが、どうして、そんなに私に敵意を向けるのですか?」
「私の婚約者だった王太子殿下が、あなたが社交場に姿を現さないのはおかしいといって婚約を破棄してきたからよ!」
「まあ! それは大変でしたわね。それはいつのお話なのでしょう? ただ、私が姿を現せなくなったのは、お母様たちが私を山小屋に追いやったからなのです。怒るなら両親にお願いいたします」
「つい最近よ! ああ、腹が立つ! あなたのことは絶対に許さない! 死にたくなるまでいじめ抜いてやるわ!」
「では頑張って耐えるようにします」
動じない私の態度が気に入らない姉は、この日から私がチャルブッレ邸にやって来る度に、私に意地悪をされたと嘘をつくようになった。両親は全面的にその言葉を信じて私に罰を与えた。
罰は毎回鞭打ちで、弟が嬉々として私の背中に鞭を打った。
そんな日々が2年ほど続き、背中の鞭打ちの痕が残り始めたとわかった時、両親はこのことが公爵家にバレてしまうことを恐れて焦り始めた。
そして、こう考えた。ワウキロヤ様を姉の婚約者にしてしまえばいいのだと――。
ある日、急にチャルブッレ邸に呼び出された私は、応接室に向かうように指示された。急いで向かうと、ワウキロヤ様が待っていて、私を見るなり立ち上がった。
「リファ―ラ、こんなことになったのはお前のせいだ! キュージーは何も悪くないからな!」
「な、何の話でしょうか」
「僕とキュージーは愛し合っている。だから、君との婚約を破棄することに決めたんだ」
「そうでしたか」
なんと答えたらいいのかわからず、無難な答えを返したつもりだった。だが、私の反応は彼にとって気に入らなかったらしい。
「もっと動揺しろよ!」
そう叫ぶと、私の右頬を打った。
頬を叩く必要があったのかしら。
痛む頬を押さえてワウキロヤ様を見つめると、彼は痛てしまったのか、腕をさすりながら顔を歪めていた。
「申し訳ございません。動揺して言葉が出てきませんでした」
「それならいい。最後に一度だけ一緒にパーティーに出席してやる。それが君との最後だ」
そんなことをしていただかなくて結構です。
言葉が口から出そうになったが、ぐっと堪えた。
しなくてもいいことをやろうとしているということは、彼らには何か目的があるのでしょう。
そうね。考えられるとしたら、大勢の前で婚約の破棄を宣言して、姉との愛を見せつけ、私を惨めな気持ちにさせるというところかしら。
「では、五日後に出席予定だったパーティーで最後にしていただけますか?」
そのパーティーは世界各国の王族や高位貴族が招かれているもので、情報交換のために一年に一度、場所を変えて開催されていた。
ありがたいことに、そのパーティーが数日後にクルリン王国で開催されることになっていたのだ。
そんなパーティーで婚約の破棄を宣言したらどうなるか。考えればわかることだ。
だが、浮気野郎……失礼しました。ワウキロヤ様もさすがにそのことに気がついたようで眉根を寄せた。
「そうか。そういえば、次のパーティーはそれか」
「ええ。盛大なパーティーでから、ワウキロヤ様との最後の思い出の場としてはふさわしいと思うのですがいかがでしょうか」
「……わかった。君の希望を叶えてやる。そのかわり、今回の婚約破棄の件は、君の性格の悪さが原因だと言ってくれ」
「婚約破棄の原因が私にあるとは思えませんが、自分に敵意を示す者に対して性格が悪いことは確かですから承知いたしました」
話し終えるとワウキロヤ様は部屋から出て行き、メイドの案内でお姉様の部屋に向かっていった。ここに用もなくなったので、我が家に帰ろうと思った時、応接室に両親が入ってきた。
二人はソファに座っている私を見下ろして口を開いた。
「余裕そうにしているな。どうせ、公爵が婚約者の交換を許さないと思っているのかもしれないが、もうすでに了承済みだ」
「大勢の前で恥を晒せばいいわ」
お母様は声を上げて笑った。
わざわざ、そんなことを言いに来たのね。そこまで暇を持て余すなら、もっと仕事を頑張ればいいのに。
とにかく、悲しんでいるふりをすれば満足してくれるだろう。
「どうしてお二人は、私のことをそこまで憎むのですか?」
「あなたが実の父親に色目を使ったからよ!」
「そうだ! この恥知らずめが!」
「それに、あなたがいなければキュージーは王太子殿下と結婚できていたのよ! あなたのせいで、王太子殿下は公爵令嬢との婚約に切り替えたんですからね!」
ヒステリックに叫ぶ母を見て、これ以上話をするのは面倒だと判断して立ち上がる。
「私は父親を誘惑なんてしていません。気持ち悪くて怖かったから、母親であるあなたに助けを求めたのです」
「実の子供を襲う父親がいるわけないでしょう!」
「そうでしょうか」
父に視線を向けると「そ、そうだ! そんな父親がいるわけがない!」と言って自分は悪くないと主張した。
こんな人が辺境伯では、クプンマ王国に攻められたら終わりね。
「もう一度言いますが、私は誘惑などしていません。では、失礼します」
二人を避けて部屋から出ると、追いかけてはこなかったが、中から母の声が聞こえてきた。
「リファ―ラ、今度のパーティーであなたの人生は終わりよ! 最後にパーティードレスくらいは用意してあげるわ」
私のチャルブッレ家の娘としての人生は終わりでしょう。その日から、ただのリファ―ラとしての人生が始まるだけ。
そう心の中で応え、チャルブッレ邸をあとにした。
※
物語が動き出すまでは更新多め。
ある程度進み始めましたら、ゆっくりになります。
金色の髪に青色の瞳を持つ美男子だが、どこか底意地の悪そうな顔をしていた。
メイドが噂をしているのを聞いたのだが、シークレットシューズという、身長を高く見せる靴を履いているらしいのだが、それでも身長はそう高くない。やせ細っているため強い風に吹かれたら飛ばされてしまいそうな体つきだった。
「姿を現さないから死んだんだと思っていたけど生きていたんだね」
「はい。ご期待に沿えず申し訳ございませんが、のうのうと生きておりました」
「いや、別に死んでいてほしいわけじゃなかったんだけどさ。まあいいや、これからよろしくね」
チャルブッレ邸で行われたワウキロヤ様と私の初対面の儀式は、この会話だけで終わった。ワウキロヤ様が帰ると、邪魔者の私は、すぐに愛しの我が家に送り返された。
どうして、家族に蔑ろにされている私に婚約者ができたかというと世間体というものである。
お相手がワウキロヤ様に決まったのは、彼にも婚約者がいなかったからという単純な理由。ワウキロヤ様の場合は、十七歳になって婚約者がいないということは、何か問題があるとみなされ、公爵家の次男だろうが自分の娘を婚約者にしたがる貴族がいないのだろう。
この時の私はそう思っていた。実際は、公爵の人柄が良くなく、何かの理由をつけてお断りしている貴族ばかりだったかららしい。
そんなことを姉もわかっているはずだった。
それなのに、彼女はワウキロヤ様に近づいた。
理由はたった一つ。
私が悲しんで苦しむ姿が見たい。そんな悪趣味な理由だけだった。
ワウキロヤ様とは毎回、チャルブッレ邸で姉のおさがりのドレスを着て会っていた。その時に姉とも顔を合わせたわけだが、会わないうちに私の前でだけ態度を豹変させる恐ろしいモンスターに成長していた。
人前で私と顔を合わせた時は「久しぶりね、リファ―ラ! 本当に会いたかったのよ!」なんて言ってしがみついてきた。その後は姉妹の時間だといって、談話室で話すことになった時、姉は開口一番こう言った。
「あんたのせいでチャルブッレ家の評判が悪いのよ。なんで、一人で生きていけているの? さっさと死ぬのが私たちのためでしょう?」
「私が死ぬことがお姉さまたちのためになるのなら、私は頑張って生きますわね!」
一瞬驚きはしたものの、ガッツポーズをして答えた私を、隣に座っていた姉は信じられないものを見るような目で見つめた。
「あなた、自分が何を言ったかわかっているの?」
「ええ。もちろんです。お姉さまこそ自分が何を言ったかわかっておられます? 先程のあなたの台詞は完全に物語の悪役のものでしたよ」
「ふざけたことを言わないでよ!」
姉は私を睨みつけながら、顔を近づけると耳元で囁く。
「一応忠告しておくけど、余計なことを言うんじゃないわよ。私は清楚で大人しい女性だとみんなに思われているの。言ってもどうせ、誰も信じないんだから無駄よ」
「私の話し相手は虫か動物しかいませんのでご心配なく。それよりも、私はお姉様に何かした覚えがないのですが、どうして、そんなに私に敵意を向けるのですか?」
「私の婚約者だった王太子殿下が、あなたが社交場に姿を現さないのはおかしいといって婚約を破棄してきたからよ!」
「まあ! それは大変でしたわね。それはいつのお話なのでしょう? ただ、私が姿を現せなくなったのは、お母様たちが私を山小屋に追いやったからなのです。怒るなら両親にお願いいたします」
「つい最近よ! ああ、腹が立つ! あなたのことは絶対に許さない! 死にたくなるまでいじめ抜いてやるわ!」
「では頑張って耐えるようにします」
動じない私の態度が気に入らない姉は、この日から私がチャルブッレ邸にやって来る度に、私に意地悪をされたと嘘をつくようになった。両親は全面的にその言葉を信じて私に罰を与えた。
罰は毎回鞭打ちで、弟が嬉々として私の背中に鞭を打った。
そんな日々が2年ほど続き、背中の鞭打ちの痕が残り始めたとわかった時、両親はこのことが公爵家にバレてしまうことを恐れて焦り始めた。
そして、こう考えた。ワウキロヤ様を姉の婚約者にしてしまえばいいのだと――。
ある日、急にチャルブッレ邸に呼び出された私は、応接室に向かうように指示された。急いで向かうと、ワウキロヤ様が待っていて、私を見るなり立ち上がった。
「リファ―ラ、こんなことになったのはお前のせいだ! キュージーは何も悪くないからな!」
「な、何の話でしょうか」
「僕とキュージーは愛し合っている。だから、君との婚約を破棄することに決めたんだ」
「そうでしたか」
なんと答えたらいいのかわからず、無難な答えを返したつもりだった。だが、私の反応は彼にとって気に入らなかったらしい。
「もっと動揺しろよ!」
そう叫ぶと、私の右頬を打った。
頬を叩く必要があったのかしら。
痛む頬を押さえてワウキロヤ様を見つめると、彼は痛てしまったのか、腕をさすりながら顔を歪めていた。
「申し訳ございません。動揺して言葉が出てきませんでした」
「それならいい。最後に一度だけ一緒にパーティーに出席してやる。それが君との最後だ」
そんなことをしていただかなくて結構です。
言葉が口から出そうになったが、ぐっと堪えた。
しなくてもいいことをやろうとしているということは、彼らには何か目的があるのでしょう。
そうね。考えられるとしたら、大勢の前で婚約の破棄を宣言して、姉との愛を見せつけ、私を惨めな気持ちにさせるというところかしら。
「では、五日後に出席予定だったパーティーで最後にしていただけますか?」
そのパーティーは世界各国の王族や高位貴族が招かれているもので、情報交換のために一年に一度、場所を変えて開催されていた。
ありがたいことに、そのパーティーが数日後にクルリン王国で開催されることになっていたのだ。
そんなパーティーで婚約の破棄を宣言したらどうなるか。考えればわかることだ。
だが、浮気野郎……失礼しました。ワウキロヤ様もさすがにそのことに気がついたようで眉根を寄せた。
「そうか。そういえば、次のパーティーはそれか」
「ええ。盛大なパーティーでから、ワウキロヤ様との最後の思い出の場としてはふさわしいと思うのですがいかがでしょうか」
「……わかった。君の希望を叶えてやる。そのかわり、今回の婚約破棄の件は、君の性格の悪さが原因だと言ってくれ」
「婚約破棄の原因が私にあるとは思えませんが、自分に敵意を示す者に対して性格が悪いことは確かですから承知いたしました」
話し終えるとワウキロヤ様は部屋から出て行き、メイドの案内でお姉様の部屋に向かっていった。ここに用もなくなったので、我が家に帰ろうと思った時、応接室に両親が入ってきた。
二人はソファに座っている私を見下ろして口を開いた。
「余裕そうにしているな。どうせ、公爵が婚約者の交換を許さないと思っているのかもしれないが、もうすでに了承済みだ」
「大勢の前で恥を晒せばいいわ」
お母様は声を上げて笑った。
わざわざ、そんなことを言いに来たのね。そこまで暇を持て余すなら、もっと仕事を頑張ればいいのに。
とにかく、悲しんでいるふりをすれば満足してくれるだろう。
「どうしてお二人は、私のことをそこまで憎むのですか?」
「あなたが実の父親に色目を使ったからよ!」
「そうだ! この恥知らずめが!」
「それに、あなたがいなければキュージーは王太子殿下と結婚できていたのよ! あなたのせいで、王太子殿下は公爵令嬢との婚約に切り替えたんですからね!」
ヒステリックに叫ぶ母を見て、これ以上話をするのは面倒だと判断して立ち上がる。
「私は父親を誘惑なんてしていません。気持ち悪くて怖かったから、母親であるあなたに助けを求めたのです」
「実の子供を襲う父親がいるわけないでしょう!」
「そうでしょうか」
父に視線を向けると「そ、そうだ! そんな父親がいるわけがない!」と言って自分は悪くないと主張した。
こんな人が辺境伯では、クプンマ王国に攻められたら終わりね。
「もう一度言いますが、私は誘惑などしていません。では、失礼します」
二人を避けて部屋から出ると、追いかけてはこなかったが、中から母の声が聞こえてきた。
「リファ―ラ、今度のパーティーであなたの人生は終わりよ! 最後にパーティードレスくらいは用意してあげるわ」
私のチャルブッレ家の娘としての人生は終わりでしょう。その日から、ただのリファ―ラとしての人生が始まるだけ。
そう心の中で応え、チャルブッレ邸をあとにした。
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