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第二章
48.後悔※(R15)
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レインに抱っこされ、自室に戻された俺はとりあえず冷水を浴びる。
下半身に淀んでいた淫靡な熱は、少しずつだが治まりつつある。
ただ、
「レイの『加護』は元が純粋だから、性にすぐ直結してしまう」
そうなのだ。人の熱に触れるということは、純粋であればあるほど人間の欲求に結びつく。
俺にとってその『欲求』は『性』だ。
そして、治まりつつあっても、最後には『出さない』と完全には冷めないのだ。
だから、
「ふっ・・・・・・ぁ・・・・・・」
自分で自分の性を扱く。
いつもジオルドたちが触ってくれるように。
先端の孔に重点を置き、そこを拡げたり小指の爪をツプリと挿したり、物足りなければ二つの玉を揉みしだく。
それでも『奥』に慣れきったこの身体は一向に満足せず、トロトロと流れ出る精液を手に取り、ツプリと後肛に指を埋める。
「ああ・・・・・」
グニュグニュと中を摩り、奥を目指すも、自分の指ではもちろん届かない。
ジオルドとジルフォードの長く綺麗な指で虐めてもらわないと、イケない!
「うぅ・・・惨めすぎる・・・・・・」
「団長?」
「っ!?レインっ!?まだいたのか?」
「あ、は、はい・・・・・・あの・・・・・・・」
「もういいからっ!大丈夫だからっ!部屋に戻れっ!!」
「ですがっ!!」
「いいからっ!戻れっ!!!」
「っ!!!すぐに戻って参ります・・・」
キーと小さく軋みを上げた扉を優しく閉めて出て行くレイン。
悪いことをしたとは思っている。
だけど、まさか居るとは思わなくて。
聞かれてないだろうか、俺の声・・・・・。
いや、聞いていただろう、俺を慕うレインならば。
あんな状態の俺を一人残して、どっかに行くような人間ではない。
俺の事を心配してくれたのに!
俺は何てことをっ!
下半身の熱より愚かな発言をしたことに嘆き、声が掛けられるまで冷水を浴び続けていた。
「団長っ!!!こんなに冷えてっ!!!」
先ほど俺が怒鳴り、去らせたというのに、レインは戻ってきてくれた。
俺を温かいタオルで包んでくれた。
ガタガタと震える身体で必死にレインの服に縋り、寒さからまともに話すこともできなくなってしまってはいるが、言わなければならない。
「ごめん、レイン・・・・・・」
「いえっ!謝罪の言葉は必要ありませんよ。私が欲しい言葉は違いますから」
ニッコリと笑って、俺を抱き上げる。
そして、ベッドに優しく降ろしてくれると、温かいハーブティーを煎れてくれたのだ。
「・・・・・ありがとう、レイン」
「っ!!!はいっ!!私はその言葉だけで充分ですよ!」
その優しい声音と表情に、俺の涙腺は崩壊した。
レインの服に頭を押しつけて、静かに泣く。
優しい手のひらが俺の背中を撫でる。
ああ、どこを探してもこんなに最高に素晴らしい副官は存在しないだろう。
下半身に淀んでいた淫靡な熱は、少しずつだが治まりつつある。
ただ、
「レイの『加護』は元が純粋だから、性にすぐ直結してしまう」
そうなのだ。人の熱に触れるということは、純粋であればあるほど人間の欲求に結びつく。
俺にとってその『欲求』は『性』だ。
そして、治まりつつあっても、最後には『出さない』と完全には冷めないのだ。
だから、
「ふっ・・・・・・ぁ・・・・・・」
自分で自分の性を扱く。
いつもジオルドたちが触ってくれるように。
先端の孔に重点を置き、そこを拡げたり小指の爪をツプリと挿したり、物足りなければ二つの玉を揉みしだく。
それでも『奥』に慣れきったこの身体は一向に満足せず、トロトロと流れ出る精液を手に取り、ツプリと後肛に指を埋める。
「ああ・・・・・」
グニュグニュと中を摩り、奥を目指すも、自分の指ではもちろん届かない。
ジオルドとジルフォードの長く綺麗な指で虐めてもらわないと、イケない!
「うぅ・・・惨めすぎる・・・・・・」
「団長?」
「っ!?レインっ!?まだいたのか?」
「あ、は、はい・・・・・・あの・・・・・・・」
「もういいからっ!大丈夫だからっ!部屋に戻れっ!!」
「ですがっ!!」
「いいからっ!戻れっ!!!」
「っ!!!すぐに戻って参ります・・・」
キーと小さく軋みを上げた扉を優しく閉めて出て行くレイン。
悪いことをしたとは思っている。
だけど、まさか居るとは思わなくて。
聞かれてないだろうか、俺の声・・・・・。
いや、聞いていただろう、俺を慕うレインならば。
あんな状態の俺を一人残して、どっかに行くような人間ではない。
俺の事を心配してくれたのに!
俺は何てことをっ!
下半身の熱より愚かな発言をしたことに嘆き、声が掛けられるまで冷水を浴び続けていた。
「団長っ!!!こんなに冷えてっ!!!」
先ほど俺が怒鳴り、去らせたというのに、レインは戻ってきてくれた。
俺を温かいタオルで包んでくれた。
ガタガタと震える身体で必死にレインの服に縋り、寒さからまともに話すこともできなくなってしまってはいるが、言わなければならない。
「ごめん、レイン・・・・・・」
「いえっ!謝罪の言葉は必要ありませんよ。私が欲しい言葉は違いますから」
ニッコリと笑って、俺を抱き上げる。
そして、ベッドに優しく降ろしてくれると、温かいハーブティーを煎れてくれたのだ。
「・・・・・ありがとう、レイン」
「っ!!!はいっ!!私はその言葉だけで充分ですよ!」
その優しい声音と表情に、俺の涙腺は崩壊した。
レインの服に頭を押しつけて、静かに泣く。
優しい手のひらが俺の背中を撫でる。
ああ、どこを探してもこんなに最高に素晴らしい副官は存在しないだろう。
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