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第三章

44 欲望のままに※

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「あ・・・・・・・じお・・・・・・・じるぅ・・・・・」
「「スイッ!!」」
私たちは溢れ出るスイの色気に恥ずかしながら一瞬で勃起してしまい、正直射精への限界が近づいている。
が、スイの方が更に酷いことになっている。
私に触られる箇所に感じるのか小さくイッテいるし、名前を紡ぐだけでビュクリと小さく漏らしている。
溢れ出る香しい匂いに私たちは既に『挿入したい』という欲求しか沸かないがそれを何とか堪えているのだ。
その理由は、スイを『慰める場所』まで少々距離があるからだ。
魔国の城門付近に私たちが陣取っていればよかったのだが、配置的にそうはいかなかったのだ。
スイの『匂い』に惑わされる兵がいないよう人目に付かないように気をつけながら急いで城門付近に行き、転移石を用いて私の部屋に到着した頃には、スイの衣類はベトベトで脱がすのが困難な程になっていたのだ。


「ぁ・・・・・・・・ん・・・・・・」
服の下から小さく尖って『触って』と主張する胸に咲く2点の蕾を痛いくらいにキュッと抓むと声にならない喘ぎを出して、衣類から飛び出てくるのではないかと思うくらい精を吐き出した。
「「っ!!!!!!」」
私たちはスイのその様に意識がプツリと切り替わったのだった。


「ひっ!ああっ!!」
ピタリと張り付いたスイの衣類はとても脱がしづらく、スイの感じる部分、いや、今は全身が性感帯なのかもしれないが、服に肌が擦れる度に少量精を吐き出し続け、全部の服を剥ぎ終える頃にはスイの身体はグッタリとベッドに深く沈んでいた。
剥いだ衣服は体液によりズシリと重く、どれだけの量をこの短時間で吐き出したのか私たちに知らしめた。
「も・・・・・やぁ・・・・・つら・・・・・・ぃぃ・・・ひっくぅ・・・・・」
突如啜り泣きが聞こえてきて慌ててスイを見ると、ポロポロと切なげに涙を流しているではないか。
泣き顔などそうそう見られるものではないため、私もジルフォードも魅入ってしまった。
それが堪えられなかったのか、スイは私たちの手を力一杯に引っ張り自分の胸を触らせたのだ。
「ああん!!もっ・・・・・・つよく・・・・・・」
「「っ!!!!」」
私たちはこの姿に籠絡されて、スイを気遣うことなく自分たちの欲望の赴くまま、彼を犯し続けた。
気絶していようとも、喘ぎを聞かなくなっても

欲望のままに・・・・・・・・・
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