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第十七章 理樹さん、愛しています

お前を生涯離さない

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次の日、ニューヨークの街でハーリーウインストンに向かった。

「理樹さん、ここは」

「俺と亜紀の結婚指輪を選ぶぞ」

「本当ですか」

店に入るとずらっと指輪が並んでいた。

「亜紀の好きなデザインを選んでくれ」

亜紀は目を輝かせていた。

リングも購入して俺はほっとあんどの表情を見せた。

「亜紀、日本に戻ったら親父に挨拶に一緒に行ってくれ」

「はい、喜んでお供致します」

「それから、亜紀の親父さんの墓参りも連れて行ってくれ」

「わかりました、父もきっと喜んでくれると思います」

俺たちは日本に戻ると、まず親父の元に向かった。

「親父、俺と亜紀は結婚したよ」

「そうか、それはめでたい」

「これから、亜紀の親父さんの墓参りに行って報告して来るよ」

「そうか、よろしく頼むよ」

「おじ様、いえ、お父様、不束者ですがよろしくお願いします」

「亜紀ちゃん、早く孫の顔を見せてくれ」

亜紀は頬を真っ赤に染めていた。


亜紀の親父さんの墓参りに出かけた。

俺は墓の前で手を合わせた。

「亜紀を必ず幸せにします、約束します、二人を見守ってください」

「お父さん、おじ様に真実を聞きました、どうして話してくれなかったの?
これから理樹さんを支えて頑張ります、おじ様がお父様になったので、お父さんの分まで親孝行しますね」

手を合わせて誓った。

俺は亜紀に最後にもう一つお願いをした。

「亜紀、これから真央の墓参りに付き合ってくれないか」

俺は亜紀の返事を待った。

「はい、大丈夫ですよ、一緒に行きます」

「そうか、よかった」

俺たちは真央の墓参りに向かった。

「真央、久しぶり、五年も来ないで悪かったな」

亜紀はびっくりした表情を見せていた。

「紹介するよ、東條亜紀だ、結婚したんだ、俺たちを見守ってくれ」

亜紀は俺の後に手を合わせて祈っていた。

「理樹さんを支えて頑張っていきますので、見守ってください」

「亜紀、二人で頑張って行こうな」

「はい、よろしくお願いします」

二人で幸せを誓い合った。


             END
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