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第三十一章 安藤の嫉妬

安藤の願い②

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「姐さん、安藤です、開けていただけますか」

「はい」

葉月はオートロックを解錠した。

安藤はへやに入ってきた。

「安藤さん、どうされたの」

「今日は、西沢組長の墓参りに行きましょう」

「どうして?」

「西沢組長を忘れないためです」

「西沢のことは忘れていないわ」

「でも、最近の姐さんの頭の中は冨樫会長でいっぱいの様子ですよ」

「そんな……」

葉月は図星をつかれて、うつむいた。

「冨樫会長には、連絡済みです、今日は西沢組長の墓参りに行くと」

「わかりました」

葉月は仕方なく、安藤に従った。

車で、高速に乗り、途中で食事をした。

「あのう、冨樫さんに連絡したいので、先に車に戻って」

そう言って、バッグからスマホを取り出すと、安藤はそのスマホを取り上げた。

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