リサシテイション

根田カンダ

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第5話 真一

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 嶋が夏菜に秘密を打ち明けた数時間前、真一は千葉県にいた。

 前日にコザショでのDEATH判定から、仲間達との射撃や格闘訓練を2時間程した後、全員がログアウトした。
 真一はコザショに役立てる為にサバイバルゲームでの体験をしようと、《サバイバルゲームの聖地》と呼ばれる千葉県の《東京サバゲセンター》に来ていた。
 コザショでのプレイの参考にと思ってたのだが…

「僕には向いてないや!射撃だって、エアガンなんか、反動なんかないじゃん!
 走るのも日差しも、僕の敵だし!」

 体験のトレーニングにも、まったくついていけず…
 
「だいたいさ、千葉なのに東京サバゲって、おかしいでしょ!」

 確かにそうだが、規模も日本一を誇り、フィールドも中東や米軍基地等、様々なフィールドがあり、射撃訓練施設もある。

 コザショの様なバトル・ロワイアルゲームのゲーマーには、サバゲーも楽しむプレイヤーも多い。

 コントローラーを手に、モニターを見ながらのプレイでは、真一達が世界トップレベルのプレイヤーでも、《シマー》経由でのvrmmoでは、現実でサバゲーをもプレイしているプレイヤーが有利になる。

「コザショは僕達の聖域なんだ!負ける訳には行かない!」

 じゃあ訓練すればいいのに。と思うが、現実では苦しくなるから、嫌らしい。

 真一の自宅はやはり秋葉原。
 1980年代からオタクの聖地と呼ばれ出した秋葉原は、半世紀以上もその座を明け渡した事がない。
 だが実際には真一の様なコアなオタクは姿を消しつつある…
 オタクの独壇場であったアニメやアイドル、ゲーム等の文化が、世界的にもメジャーとなってしまったからだった。

 特にアニメとゲームにおける秋葉原のオタクには光があたり、アニメ評論家や夏菜の様なeスポーツプロやゲーム実況YouTuberとなり、世界的にも職業化し、憧れの職業の1つにもなってきていた。

 
 事実真一の《影虎》は、コザショプレイヤーだけにではなく、ゲーム制作会社、さほどコアでなくとも自宅でゲームをプレイする人達にも知られている名となっており、真一が無職でありながら生活に困らないのは、コザショの大会での賞金だけでなく、ゲーム制作会社からの新作FPSバトル・ロワイアルゲームのデモプレイや、YouTuberからの出演依頼等の収入もあったからだ。もちろん、出演はアバダーのみではあるが。
 ケンにやっさん、スナイプも同様であったし、イジメや裏切り、罪を負わされ使い捨てにされ、世間から後ろ指を刺されて来た真一達にとっては、ゲームではなくなっていた。


 《シマー》登場に歓喜はしたものの、バーチャルとは言え自身の【肉体】を使う事の難しさを思い知らされた真一達には、それでもコザショを【過去の栄光】にする訳には行かなかった。

[僕達はシュミレーションだけだ。シマーで僕達が通用しないとは、誰も思っていない!
 僕達は訓練に訓練を重ね、満を持して登場するんだ!]

 真一は自宅に帰る途中、戦争物の映画や軍の訓練ドキュメントの映像をレンタルし、徹底的な研究シュミレーションする事を決意した。




 その頃は嶋達もオフィスを出て、秋葉原の街中にいた。

 嶋がまだまだ10代の頃、今から50年近く前の秋葉原は独特の雰囲気があった。
 現在ではオシャレなビルが建ち並び、アイドルやアニメのポップやポスターが、秋葉原のいたる所を明るく綺羅びやかに飾っている。
 メイド姿の可愛い女の子達が、秋葉原の駅やストリートでチラシを配り、アニメやゲームのキャラクターのコスプレイヤーがストリートに溢れ、同時に現実的なスーツ姿ねビジネスマンも増え、サブカルチャーとリアルの融合に成功した街だ。
 
[オタクと一般人の区別がつかない…(笑)]

 50年近くの秋葉原の住人と言えば、電気街の経営者達や家電店の従業員達、それを買い求める客達の街だった。
 秋葉原に集まる若者達は、《ラジオ少年》と呼ばれる少年達で、嶋もその少年達の内の1人だった。
 オタクの前身である。
 同じ頃テレビ漫画が《アニメ》と呼ばれる様になって来ていて、ラジオ少年達にはテレビ漫画やオリジナル漫画の同人誌を趣味とする少年も多く、時代の経過と共に秋葉原は『オタクの街』の代名詞になって行った。
 
 だが秋葉原は『オタクの街』である以上に、実際は『天才の集まる街』であった。
 
 嶋が20代を迎えた頃はアニメ文化の侵食が強く現れ始め、嶋の様な『ラジオの天才』達は更に潜り、ハッカーとなる者達や現在のITベンチャーの前身となる《コンピューターオタク》となって行った。

 当時の嶋は、オタクと呼ばれる事に嫌悪感を持っていた。
 小児性愛犯罪で逮捕された犯罪者達に、ただ単にアニメを好きな奴がいたと言うだけで、『オタクは小児性愛者の変態』と、マスコミがこぞって報道した為に、本来のオタクである《ラジオ少年》達も、同じ括りで見られて居たためだった。

[ラジオ(コンピューター)が好き、漫画(アニメ含む)が好きってだけで、同じにするな!
 幼稚園児に悪さする奴は、一般人の方が多い!]

 ファッションやヘアスタイルに興味がなく、髪がボサボサで地味な服装だった嶋も、秋葉原以外を歩けば後ろ指刺されたりした事から、外出も少なくなり、趣味であったコンピューターも室内限定になる事から、段々と部屋に閉じこもる様になり、《オタク》=《引きこもり》=《社会不適合者》=《性犯罪犯罪予備軍》と、どんどん世間のイメージは悪化して行った。
 

 現在の秋葉原の様子は、当時の独特の閉塞感はなく明るく社交的で、嶋が望んでた世界を実現はある程度はしている。

[美保子は今の秋葉原をどう思ってるだろうか?]

 そう思っていた時

「あっ!真一くん!久しぶり~!」

 夏菜が秋葉原を歩く真一を見つけ、大きい声で手を振っていた。

 嶋が目をやると、真一が夏菜に気付き驚いた様な顔でこちらを見ていた。

「彼は…井上真一くん。私の主催した大会にも、何度か出て頂いてますね。」

 嶋はスーパーコンピューター『アリサ』と常に繋がっており、街ですれ違っただけの人物の顔も、全てが『アリサ』のデータバンクに記録されている。

 『アリサ』によって、意識していなくても嶋の視界内の、それが数千人に昇ったとしても、嶋は後日すれ違っただけでも、意識すれば氏名や住所までも認識する事が出来た。
 
[秋葉原の住人じゃないな。]

 真一の事ではなく、嶋のパーカーのフードに通信機を忍ばせた人物の事だった。

 嶋はそう思いながら、自然に360度を見渡した。
 数百人に及ぶだろう秋葉原の街中に、数名の初めて見る顔があったがその殆どは、仲良く話しながら歩く連れが『アリサ』のデータバンクにあった。ただ2人を除いて。

 その2人が一緒に歩いている。

 嶋の警戒感が『アリサ』を通じ、すぐに少し距離を置いて立っているボディーガード達も伝わった。

 ボディーガードの2人が、自然にその2人と少し距離を置いて尾行に入った。
 ボディーガード達はスーツのイメージだが、それはSPとか警備員とか『護っているぞ!』と、襲撃者にそれとわかるようにガードしている連中だけで、人混みに紛れてのガードをしている連中達は、街に馴染んだ服装で業務をする。
 エンジニア達に就いているボディーガード達は、全員が私服で任務に就いていた。
 それを視界の端に見て、嶋は真一に近付いて行った。

 夏菜は既に真一と笑顔で挨拶していた。

「井上さん、こんにちわ…こんばんわかな?」

 時間はもう午後7時を過ぎていた。

「田中社長!お久しぶりです!」

 真一は興奮した。真一が通ってたメイドカフェのヒロインであり、コスプレ撮影会では数百人の囲みが出来る『ヒメカ』と、IT業界では世界的にも神に近いと言われている田中社長(嶋)。
 
 真一のパソコンにも、田中社長(嶋)の開発したセキュリティウォールをインストールしている。
 eスポーツ大会にも、多額の賞金を提供してくれる憧れのセレブだった。
 だがセレブでありながら、普段の秋葉原で見かける田中社長は、作業着を着ていたり、寝癖でママチャリでコンビニに来たり、100円均一を物色していたり、一見してセレブとは到底思えない普段に、真一には好感度以上に尊敬の対象となっていた。
 
 『ヒメカ』も、メイドカフェのレギュラーではなくなったが、たまに出勤してくれている上に、同じeスポーツプレイヤーとしてバトルしたり、ゲームによっては真一のチームに合流してくれたりもしてくれていた!
 
 夏菜自身も、ゲーム実況YouTubeで特にコザショ実況では、真一や真一のチームメンバーによくコラボ依頼を出していた。


 真一は、今や秋葉原だけでなく日本中の有名人である『ヒメカ』と田中社長と、秋葉原の駅前で立ち話している事に、優越感を感じていた。
 田中社長と一緒に近付いて来た飯塚や塩田、難波も秋葉原では有名なIT社長だからだ。

[僕もこんな人達みたいになりたい!でも無理だろうな…]

 優越感と共に劣等感もあったが、今は優越感が勝っている。



 真一がそう思っていた時、嶋へ『アリサ』から通信が入った。

ーーー井上真一氏及びそのチームメンバーへのスポンサードを推奨しますーーー

[このタイミングでの推奨は、シマー絡みの事か。]

「井上さん、お時間大丈夫ですか?
 立ち話も何ですし時間も…食事でもご一緒にどうでしょうか?」

「焼肉!」

 夏菜が片腕を上げて真っ直ぐ伸ばし、ぴょん!と飛び上がって応えた。

「井上さんに聞いたんですが…(笑)」

「時間は大丈夫ですが…僕は…何でもいいです。ファミレスや牛丼でも…」

「焼肉、焼肉!真一くん、焼肉!高い肉!
霜降りの!とける肉!社長お金持ち!
 達人、達人!」

 秋葉原にある完全個室の高級焼肉店・肉の達人。

 嶋がエンジニア達やボディーガード達の家族達を、よく連れて行く店だ。

 全席完全個室でA5の最高級肉を提供してくれる焼肉店だ。
 秋葉原駅のすぐ近い立地も便利だった。

 夏菜はずっと、ぴょんぴょん飛び跳ねていた。
 ついさっき嶋とボディーガード達が人間てはなく、既に死亡しており肉体は生体ナノマシンで構築されていると聞いたばかりの筈なのに…
 夏菜にはそんな事は、どうでもいい事のようだった。

 嶋は苦笑いしながら

「井上さんが良ければ、行きましょうか?(笑)」

「はい、行きましょう!肉達、肉達!」

 夏菜はそう言って、さっさと肉の達人に向かって歩き出していた。
 背筋を伸ばし、腕を直角に曲げ元気に勢いよく振りながら(笑)

 エンジニア達も、嬉しそうに夏菜に続いていた。

「では井上さん、焼肉でいいですね(笑)
 彼女を見てたら、焼肉以外ってなったら恨まれそうですよ?(笑)
 いきましょう(笑)」

 嶋に即されて真一も歩き出した。

「私は、つい最近食べた牛肉は、牛丼です(笑)
 井上さんはいつ食べました?(笑)」

「ええ?田中社長が牛丼ですか?!」

 普段からの田中社長(嶋)を見てはいたが、真一は少し大げさに驚いてみせた。

「食にあまり興味がなくて…(笑)
昔からなんですが、食事に出かけると時間かかるでしょ?
 それよりもカップ麺や、コンビニ、牛丼をテイクアウトして、モニターに向かってキーボード打ちながら食べるクセが…(笑)
 若い頃からのクセって、なかなか抜けなくて(笑)」

「若い頃って(笑)でも僕も、僕も同じです!」

 真一は興奮して言った。自分と同じだったからだ。

「田中社長の様な雲の上の人って、僕達と違うって思ってました!
 キーボード打ちながら食事したとしても、僕達みたいなカップ麺やコンビニ弁当じゃなくて、高級なサンドイッチとかと思ってました(笑)」

 嶋は笑って流した。

[雲の上…確かに死んでいる身分から言えば、雲の上だな(笑)]

 身体をナノマシンで構築している嶋やボディーガード達には、食事での栄養補給の必要は無かった。
 もちろん内臓やその機能も完全に再現されており、味覚も食感、消化やエネルギー吸収、排泄もすべて再現されているが、皮膚を構成するナノマシンは太陽光発電が可能であり、活動のエネルギーは太陽光発電のエネルギーのみで充分だった。
 社交的な必要性がある時以外は、嶋達は食事と言う【作業】は行わない。
 特に家族もなく一人暮らしで、エンジニア達とのミーティングも普段はリモートの嶋にとっては、1週間以上も食事をしないのはザラにあった。

「真一くん、社長!早く、早く!」

 焼肉店の入口で、夏菜が大きい声と手振りで2人を呼んでいた。

 焼肉店には飯塚がすでに電話を入れ、席の予約を完了していた。

 『高級』と呼ばれる飲食店やホテルが、その『高級』さを維持出来るのは、急なVIPからの予約が入った時の為に、常に席や部屋の余裕はつくっておくからだ。
 満席や満員と表示されていても、『高級』と名のつく店ならば、必ず空きはある。
 一般客は満席と言って断られても、VIPならば受け入れられる。
 
 嶋が常用する焼肉店にとっては、来ただけで最低10万以上の支払いをし、お釣りは受け取らず、店のスタッフや料理人にチップとして渡す客は、嶋以外に存在していなかった。
 その料金が5万円だったとしても、嶋は10万円を出し、お釣りは受け取らなかった。
 その為に焼肉店オーナーから一般アルバイトまで、嶋のオフィスのエンジニアやボディーガードやその家族の名前まで、全スタッフが覚えていた。
 ボディーガード達の子供達にですら、あらゆる飲食店、ブランド・ショップ、高級ホテルから大量の誕生日プレゼントが届く。
 今は【殉職】した事となり、新しい戸籍を与えられ海外へ出たボディーガード達や、【眠る事】を選びデリートされたボディーガード達の妻や子供達の生活も、嶋はかわらずみていた。



 焼肉店側は店のスーパーVIPで、スタッフの誰からも好かれている嶋の予約と言う事で、ものの5分程ですべての用意を終わらせていた。

 嶋達全員が個室に入り、席に付いた。
 嶋は絶対に上座に座らない。座るのはその日の主役だ。

 この日は真一。

 スタッフ達は初めて来店した真一を見てすぐに

ーーー今日の上座!ーーー

 と判断し、迷わず真一を上座に案内した。

 嶋はそれを見て、嬉しそうに笑みを浮かべる。
 スタッフ達の気配りや心遣いが嬉しかったのだ。

 真一は予想外に自分が1番良さげな位置の席に案内され、少し戸惑っていたが

「早く座って、座って!」

 夏菜に急かされ、仕方なく座った。

 全員が席に座り、飲み物のオーダーをアルバイトの女の子が取り、個室から出て行くと代わりに店のオーナーが入って来た。

「ご来店、ありがとうございます。
普段の当店は、A5の鹿児島黒牛を提供させて頂いておりますが、本日は私が思わず惚れ込みセリ落とした神戸ブランドの牛が、ちょうど熟成が終わって食べ頃です!
まだどなた様にもお出ししていない特別な1頭です。
 その日に田中様御一行がご来店頂けるとは、これはもう運命と呼ぶ他に御座いません!
 本日はそちらをお出しさせて頂いて、よろしいでしょうか?」

 嶋は真一に尋ねようとしたがその前に

「神戸牛!」

 夏菜に決められてしまった(笑)

 夏菜が決める前に、嶋と目があっていた真一は、ほっとしていた。

[社長、絶対に僕に決めさせる気だったよ…A5とかブランドとか言われても、わかんないし…。良かった!ヒメカちゃんが決めてくれて(笑)]

 それから飲み物が運んで来られた後、見事な霜降りの厚切りの肉が運び込まれ、店のオーナーまで再度現れ、肉を一種類一種類説明し、どの肉はタレより塩がいいとか、焼き方のコツとかを説明し始めた。

 もうこのごにおよんでは真一も早く食べたかったが、聞くしかないと思ってたら

「オーナー、早く食べたい!」

 夏菜に叱られ、オーナーは申し訳無さそうに出て行った(笑)

「さあ!食べるぞおっ!」

 

 真一には天国の様な時間だった。
 憧れの社長に、あの『ヒメカ』ちゃん!
 IT界の神達と、メイドやコスプレ界の女神!彼らと食事、それも神戸牛A5の超高級焼肉!
 コザショのチームメイト以外に仲間も友達もいない真一には、何物にも代えがたい時間だったが、少し仲間達への罪悪感もあった。

[僕だけ、あの田中社長達やヒメカちゃんと食事した…みんななんて言うだろう…
 でも田中社長は僕達のチームのスポンサーになってくれるって言った!
 この事はみんな喜んでくれる筈!]

 嶋達と別れた後、真一は早く仲間達に報告したくて、家路を急いだ。

 真一が自宅マンション前に着いた時、1台のハイビームの車が真一を跳ねて逃げて行った。
 














 




 

 

 


 







 

 
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