12 / 46
第12話 ワンマン・アーミー
しおりを挟む《シマー》が発表された当時、オンラインゲーム内に『女の子』がいると噂になった。
楽しそうに笑いながら走り回り、ぴょんぴょん飛び跳ねたり、女性アバダーのプレイヤーには近寄って来て抱っこをせがんだり、自由気ままに動き回り、たまに母親らしき女性が
「待ちなさい!」
と追いかけてたり、ゲームコンソールやゲームを飛び越えて現れる事から
『《シマーβ版》の妖精』と言われていた。
嶋もこの噂を聞き、《シマーβ版》の妖精が良く現れると言われる『モンスター・スレイヤー』をプレイしてみたが、妖精と遭遇する事はなかった。
[美保子とアリサかもしれない…]
憶測と言うよりも、確信だった。
[《シマーβ版》ならば、プレイヤーやNPC以外の存在は開発エンジニア、リサシティションエンジニア以外に居ない!
可能性があるのは、美保子のみ!美保子と俺の子、アリサのみ!]
嶋を『シマー』と呼んでいたのは、リサシテイション開発仲間達しかいない。
美保子と当時美保子のお腹にいたアリサ以外のメンバーは、美保子より前に絶命しており、他にシステムを使えた者は居なかった。
[俺への生存メッセージ!やっぱり生きていた!]
嶋は美保子とアリサが無事『生存』していた事を喜び、そして絶望した。
[リサシテイションは世に出してはならない!
生を願ったクセに…俺の手で抹消しなければならない…
不老不死のバケモノとして生きるより、人として死なせてやらねば!
世界を崩壊させるバケモノではなく、人間の母と娘として、死なせてやらなければ!]
嶋は再度世界中のCPUをハッキングしたが、どこにも美保子とアリサは見つからなかった。
唯一、ハッキング出来ないペンタゴンのスーパーコンピューターを除いては。
[ペンタゴンにいるのか?]
そう思いながらも、どうしても嶋自身が侵入出来ないペンタゴンのスーパーコンピューターに美保子とアリサが侵入出来ていると思えなかった。
美保子のたった数分後に電脳世界に入った嶋が、ペンタゴンに侵入出来なかったからだった。
嶋はインドで《リサシテイションシステム》の研究中は、ハッキングを一切行わず、研究に没頭していた。
[8年有れば、俺の侵入方法の対策は出来る!]
そう思い込んでいた上に、わずか数分で嶋のハッキングを阻止出来る程、例え美保子の頭脳が加わったとしても、可能とは思えなかったからだ。
実際にはこの30年、何度か侵入には成功していたが、美保子の痕跡は見つける事が出来ずにいた。
それは美保子がペンタゴンを出て、他国のスーパーコンピューターや、世界中の端末へと侵入していた時だった。
美保子自身、嶋に探し出して欲しいと願っていながら、同時にアリサを守ると言う母の本能によって、嶋のハッキングすら防ぎ、捜索を掻い潜っていたのだった。
[美保子は《リサシテイションシステム》を、光コンピューターで構築しようとしていた。
当時の技術で出来なかったが、もしかしたら『アリサ』同等の光コンピューターを開発してるかもしれない。]
光コンピューターは、量子コンピューターと同じく第六世代コンピューターであり、量子コンピューターの様に極低温での冷却を必要としない。
常温稼働が可能ならば極端な冷却装置を必要とせず、必然的に『アリサ』の半分程の大きさで『アリサ』と同等の能力を発揮出来る。
[俺が『アリサ』を開発した様に、美保子も光CPUを開発してても可笑しくない。
事実、発表された《シマー》はBOXティッシュよりも小さい。
《リサシテイションシステム》をあのサイズにするならば、量子では不可能。
光しかない!《シマー》は光CPU!]
嶋達がインドで開発した《リサシテイションシステム》は、31フィートコンテナ4つ分程の大きさだった。
現在の電子CPU技術、嶋の超超LSIを使っても、ワンボックスカー程の大きさが必要だろう。
量子CPUの場合は冷却装置と完全な真空空間が必要な為、最小化しても『アリサ』の30%程の大きさが必要だった。
[《シマー》が光CPUでしか不可能な以上、開発者は美保子!
バーチャル世界に現れる妖精はアリサ!アリサを追うのは美保子!]
嶋はアリサと美保子を一目でいいから見たくなりゲーム配信の動画を探したが、『妖精』が現れたと言われる動画はどれもノイズだらけの動画で、アリサや美保子の姿をなしていなかった。
だが嶋には、それで充分だった。嶋には大小のノイズが狂おしい程愛おしく、モニターのノイズを指でなぞりただ泣いた。
そして、その2人を再び『殺』さないといけない運命に泣いた。
同じ頃美保子は、《シマー》量産体制に入っていた。
仮想通貨のビッツコインのマイニングで得た資金を元に、当時衰退していたシリコンバレーに製作工場を確保し、無人フルオートメーションでのロボットによる生産を開始せていた。
光CPUの心臓部は光トランジスタであり、赤外線通信や光通信のデバイスですでに可能な技術であり、電子における電気信号から光信号に変換する時の光ノイズと発熱が最大の障壁だった。
その他にも、ただの天才ならば不可能な障壁も、天才を突き抜けた天才であり、世界中のスーパーコンピューターを自在に扱える美保子ならば、理論の現実化もその技術もクリア可能な障壁だった。
たまにイタズラに来る【アリサ】と言う障壁以外は。
光CPUの最大の障壁は、外部との通信接続の為のエンド・サーバーからの電気信号を光信号に変換するシステムだった。
技術的には既に開発されているシステムだが、光CPUにおいて唯一発熱するのがこのシステムだった。
《シマー》をゲームコンソールとして使用する以上は、可能な限りの小型化が必須で、小型化すればするほど熱の影響は強くなる。
その上、発熱で発生する磁場の影響も強くなる。
だが美保子はそれらを単純な既存技術でクリアした。
脳を含めた人体をスキャンするのは、コンソール本体ではなくデバイスを使用し、熱磁場をデバイスのワイヤレス充電に利用する。
スキャナーを外部デバイスにする事で、余裕が出来たスペースに、余熱の冷却ファンを取り付ける事で解決した。
光CPU自体は、既存のCPUとの違いは可動や通信に光を使うか電子を使うかの違いでしかないが、その処理速度や能力には、とてつもない差があった。
実用可能な量子CPUを開発した嶋、光CPUを実用化した美保子。
この2人が協力すれば、20年近く行き詰まったままの光量子CPUの開発が可能だった筈。
嶋も美保子も、インドで《リサシテイションシステム》の研究をしてたエンジニア達は、それ以前は特別な学歴も持たず、要職についていた訳でもなく、埋もれた天才達だった。
[死んで良かったんだろうな…人類の精神的進化は、科学の進化に追い付いていない。
その証拠に、いまだに核の平和利用よりも、兵器利用を重視している。
みんな埋もれているべきだった…埋もれたままなら、命を落とす事もなかった…]
だがもし、人類の精神進化が進んでいたとしたら…
《リサシテイションシステム》を使い、宇宙から届く星の光をスキャンし、数千万光年先の星の状態を、バーチャル世界内で再現出来ていたかもしれない。
バーチャル世界は現実世界では【無】であっても、その電脳世界は無限の拡がりを持っている。
宇宙空間をバーチャル世界で再現し、数千万光年先の星へ一瞬で移動し、研究する事だけでなく、宇宙旅行も体現出来ていた筈だ。
不老不死と言う【欲】に囚われさえしなければ。
美保子も、自身が不老不死の存在と言う事に気付いていた。
20数年前に銃撃によって肉体を失ってはいたが、【美保子】としての精神や人格や記憶を持ち、更に学習能力や趣味趣向、人間として肉体以外の全て、愛情や感情をも持ち合わせていたからだ。
[クレオパトラや秦の始皇帝、国を支配してた王様は誰も永遠の命を求めた。
その為に戦争や虐殺も…
私達とリサシテイションの存在は、戦争を起こしてしまうかもしれない!それは智彦さんも気付いてる筈。
でも…でも私はアリサを守る!アリサに世界を見せてあげる!その為には、悪魔に魂を売っても構わない!
倫理を持たない人類なんか、滅んでしまえばいい!それを邪魔するのは、例え智彦さんでも許さない!]
同時に美保子は、自身達がアメリカ合衆国の軍事施設であるペンタゴン内にとどまる事に危険を感じ、美保子とアリサを受け入れる事が出来るCPU開発も始めた。
[光CPUなら、レーザー通信を使えば通信ケーブルを使わず、全世界のCPUをコントロール出来る。
通信が必要な時以外、エンド・サーバーと接続していなければ、存在を隠す事が出来る!]
いかな嶋と言えど、通信接続されていないCPUに侵入は出来ない。
端末の電源を切っていようとも、それが通信ケーブル、電気ケーブル光ファイバーケーブル問わず、繋がっていればハッキング可能だ。
必要な時だけレーザー通信を行えば、ハッキングは不可能だ。
レーザー通信の光CPUならば、どれ程膨大な量のデータ通信も、一瞬で可能だ。
[智彦さんでも、ハッキングどころか探知すら出来ない!
智彦さんが出来なければ、他の誰も出来ない!
智彦さんには、私達が会いに行けば良いんだから!]
「ママ!ママ、ママ、ママ、ママ、ママッ!」
アリサが美保子を呼びながら、とととっと走って来た。
「あっ、はい、はい!ママですよ。」
笑顔でアリサを抱き上げると
「お姉ちゃん達来た!お遊びしたい!」
NANA達が『モンスター・スレイヤー』にログインした様だった。
「うん、行こうか?」
美保子とアリサは、NANA達のキャンプへ向かった。
現代の日本では、嶋はアメリカITベンチャーの代表と会う為に、赤坂のホテルにいた。
厚木に降り立ったITベンチャー代表は、アメリカ合衆国大使館を訪れた後、すぐ近くの高級ホテルにチェックインした事を、『アリサ』が掴んでいたからだった。
突然訪問して来た嶋にベンチャー代表は後日にと伝えたが、2人のCIA職員が大使館前に投げ捨てられていたと報告を受け、ボディーガード達を待機させて部屋へと向かい入れた。
「Welcome mr.TANAKA!」
大袈裟でわざとらしい代表に
「白々しい!それにここは日本だ!日本語使えよ!
それともCIAは、日本語もわからねぇ奴を日本によこすのか?」
嶋は怒りを隠しもせず、と言うよりは喧嘩腰で声を上げた。
「申し訳ありません。郷にいれば郷に従え。ですね?
ようこそ、田中さん。」
ベンチャー代表はそれでも笑顔で手を差し出した。
「握手は、そっちの出方次第。まだだ。
俺1人に向かいの部屋に2人、左右の部屋に2人ずつ、真上真下の部屋に2人ずつ。ジグ3.6インチ17発フル弾倉で、ようこそもねぇだろ(笑)あぁ?CIAさんよ?」
政府要人など、海外のホテルへ宿泊する時は、中間層の部屋を中心に合計9~12部屋を取る。
要人の宿泊する部屋を囲む様に、上下左右の部屋、廊下を挟んで向かいにも部屋があれば、正面とその左右。
テロリストが直接要人を狙えない様にする為だ。
銃器だけでなく、上下や向かいに爆発物を仕掛けられる可能性も警戒しての事だった。
ボディーガードの人数も、『アリサ』から知らされていたが、嶋自身も視力を赤外線モードにしていた。
ベンチャー代表は黙って頷き、部屋のインターホンを取り、ボディーガード達に警戒を解除させた。
「武装は解除させました。どうぞ、お座り下さい。」
嶋はソファに向かいながら、テレビを指で叩き、照明を指差し、天井を数カ所指差し、最後テーブルを叩いた後、ソファ正面の窓の向こうを指差した。
「マイクやら、カメラに向かいのビルに狙撃兵(笑)
そんなに日本人の俺が怖いかね(笑)」
嶋の指摘に代表は窓をブラインドモードにし
「マイクやカメラのスイッチを切りなさい。」
嶋を真正面から目をみながら言った。
嶋は黙ってソファに座り、テーブルの上に写真を数枚投げ出した。
真一を跳ねた2人と、2人に命令を出した上官の写真。
【ベンチャー代表】の肩書きの男と、男の上司であるCIA副長官の写真もあった。
真一を跳ねた2人の記憶から抜き出した写真だった。
「知らねぇとは言わせねぇ。CIAの狙いはなんだ?
どうせあんたらの事だ。俺を取り込むのと同時に消す指令も出てんだろ?
だがよぅ、それで民間人の井上さんを襲った事を許す気はねぇ。
どうなんだい?」
見た目は30代だが、実質60を越える嶋の落ち着きと貫禄に、代表の男は息を呑んだ。
「田中さん、私は…」
「知らねぇとは言わせねぇ!って言ったよな?
井上さんが襲われた30分後にあんたは厚木に着陸した。
知ってて時間を合わせたんだ。」
嶋は代表の男に被せて、言い訳をさせないように言った。
「いや、私は本当に…」
「何回言やぁわかるんだ?CIAてのは語学力ねぇのか?
知らねぇてのを聞きに来たんじゃねぇんだ。
言ったからと言って、はい、そうですか?で帰る気もねぇし(笑)
あんまり舐めた事ほざいてっと、てめぇらのミサイル1発、どっかに飛ばしちゃうぞ?中国がいいか?」
そう言って嶋は立ち上がり、部屋にあったパソコンの前に座り直し、モニターを代表の男に向けてキーボードを叩いた。
数分もしない内に、核ミサイル発射の準備画面が出た。
「核を!」
代表の男は驚いて腰を浮かせた。
「動くな!エンター押したら、テメェらの国のミサイルが中国に向けて発射される(笑)世界大戦だ!
で?なんで井上さんを襲ったんだ?」
同時に男のスマホが鳴った。男は出るのを躊躇していたが
「出ろ!本国からだろう。
この部屋の端末にミサイル発射システムがハッキングされたって(笑)」
男は右手で嶋に落ち着くようジェスチャーをしながらスマホに出た。
「大丈夫だ。発射はされない。そのかわり、大使館に届けられた工作員2人を調べて報告しろ。
2人はウォーレン・エルウッドの作戦諜報員だった筈だ…。
10分…」
『10分』を嶋に確認する様に言ったが
「3分だ。」
「3分だ!180秒で調べろ!俺のセキュリティーコードを使え!
コードは…」
男は32桁のコードを伝えてスマホを切った。
「お前、32桁なんだ(笑)なかなかのお偉いさんじゃねぇか(笑)」
セキュリティコードの長さが階級を示している。
機密レベルの高さによって閲覧コードの桁数が増え、所有コード桁数が機密レベルの閲覧許可の高さと階級の目安になっていた。
「ただ、ただこれだけはわかって欲しい!私はあなたの友人が襲われた作戦には、関わっていない!
私はあなたと協力関係を築く為に日本に来たのです!」
「そんな事聞いてねぇし、関係ねぇ。」
嶋はそう言いながら少し首をかしげた瞬間、ブラインドモードの窓に1センチ程の穴が空き、風切り音と同時に壁へ当たり、短い破裂音を出して壁にも穴を開けた。
「びっくりして押しちゃったじゃねえか(笑)」
モニターはカウントダウン画面になっていた。
残りは140秒!
「間違いだ!止めてくれ!頼む!」
「狙撃しておいて、間違いはねぇだろ(笑)」
カウントは120秒を切っている。
その時男のスマホが鳴った。男はすぐに出て
「DIAだ!DIAの作戦だ!止めてくれ!」
「詳しく話せ。」
嶋はキーボードを叩きながら言った。
カウントは残り40秒で止まっていた。
「俺が納得出来る話じゃなかったら、またカウントは始まる。
俺がまた狙撃されてもだ。その時はもう止まらねぇ。」
男はテーブルに手をつき、冷や汗を拭きながら肩で息をしていた。
嶋はその姿を見下した後、窓に空いた穴を覗き込み
「あっ、狙撃兵ウチのボディーガードに捕まっちゃったよ(笑)
いい腕だったのに(笑)もう二度と狙撃は出来なくなっちゃうな(笑)」
嶋は笑いながら、再びソファに座った。
「田中さん、いったいあんたは…」
「でも良かったなあ(笑)弾丸が俺の頭に命中してたら、カウントどうやってもとまらなかったし(笑)
セキュリティ書き換えた。お前のコードより長い桁数で(笑)
まあいいや、話せ。」
その時、部屋のドアの下から封筒が差し入れされた。
「取って来ていいか?」
男は嶋に聞いたが
「俺が取ってくる。罠じゃねぇみてぇだしな。」
封筒を差し入れた男が既にそこにいない事は、赤外線モードの視力でわかっていたし、封筒にも何の仕掛けもされていない事も。
ドアへ向かう嶋の背を見ながら男は思っていた。
[この男を敵にしたら、人類を滅ぼしかねない。]
嶋はすぐに封筒の中の資料を見ながら帰って来た。
「DIAてのは、何だ?」
「ペンタゴンだ。俺達CIAは中央情報局。大統領直属の組織だが、DIAは国防情報局。
国防総省の下部組織だ。」
CIAはアメリカ大統領直属のスパイ組織だが、DIAはアメリカ国防総省、アメリカ軍のスパイ組織だった。
「どっちにしろアメリカじゃねぇか。で?この資料だと、CIAがDIAのパシリして井上さん襲ったって事だな。」
「パシリじゃない…エルウッドは元々は軍人だ。
軍人時代の関係から、DIAに協力したようだ。」
嶋は耳の穴をかきながら
「それだけか?この大層な封筒の中身にも、それだけしか書いてねぇし。
舐めてっと、中国だけじゃなくロシアにもミサイル飛ばしちゃうよ?」
「待ってくれ!」
男は慌てて言った。
[この男は本当にやる!ハッタリやブラフじゃなく、本当にやる!]
そう確信していた。
嶋は男の悲壮感や焦りに見向きもせず立ち上がり
「3日やる。3日で全部調べろ。今、夜の12時か。丁度良いじゃねえか。
3日後の夜12時に連絡するわ。」
男が自分のスマホ番号を伝えようとすると
「知ってる。お前はCIAでクレイモア言われてんだろ?
大統領の剣か?大層なあだ名だ(笑)でも本名は、ローウェン・アシュリーだっけか?」
男は驚愕した。男の本名だけではなく、CIAのほとんどの職員の本名は高い機密事項になっている。
工作員に至っては、名前だけでなく顔も変えてる者も多い。
ローウェンもそうだった。副長官クラスでないと、ローウェンの本名の閲覧どころか検索すら出来ない。
[この男は危険過ぎる!たった1人で世界を滅亡可能なワンマン・アーミーだ!だからこそ、味方につけないと!]
嶋が部屋を出て行った後、ローウェンは大統領に緊急通信を入れた。
核ミサイルが発射スタンバイされた事から、大統領はホワイトハウスのシチュエーションルームにいた。
ローウェンは大統領に、DIAが現在田中に対して遂行させている作戦の中止と、田中へは取り込み作戦以外の作戦を行わないよう要請した。
それも田中とアメリカ合衆国が対等と言う、本来ならばありえない関係性の構築だった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
甲斐ノ副将、八幡原ニテ散……ラズ
朽縄咲良
歴史・時代
【第8回歴史時代小説大賞奨励賞受賞作品】
戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。
永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。
信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。
この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。
*ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。
兄貴のお嫁さんは異世界のセクシー・エルフ! 巨乳の兄嫁にひと目惚れ!!
オズ研究所《横須賀ストーリー紅白へ》
ファンタジー
夏休み前、友朗は祖父の屋敷の留守を預かっていた。
その屋敷に兄貴と共に兄嫁が現れた。シェリーと言う名の巨乳の美少女エルフだった。
友朗はシェリーにひと目惚れしたが、もちろん兄嫁だ。好きだと告白する事は出来ない。
兄貴とシェリーが仲良くしているのを見ると友朗は嫉妬心が芽生えた。
そして兄貴が事故に遭い、両足を骨折し入院してしまった。
当分の間、友朗はセクシー・エルフのシェリーとふたりっきりで暮らすことになった。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
他人の寿命が視える俺は理を捻じ曲げる。学園一の美令嬢を助けたら凄く優遇されることに
千石
ファンタジー
【第17回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞】
魔法学園4年生のグレイ・ズーは平凡な平民であるが、『他人の寿命が視える』という他の人にはない特殊な能力を持っていた。
ある日、学園一の美令嬢とすれ違った時、グレイは彼女の余命が本日までということを知ってしまう。
グレイは自分の特殊能力によって過去に周りから気味悪がられ、迫害されるということを経験していたためひたすら隠してきたのだが、
「・・・知ったからには黙っていられないよな」
と何とかしようと行動を開始する。
そのことが切っ掛けでグレイの生活が一変していくのであった。
他の投稿サイトでも掲載してます。
※表紙の絵はAIが生成したものであり、著作権に関する最終的な責任は負いかねます。
拾われ子のスイ
蒼居 夜燈
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞】
記憶にあるのは、自分を見下ろす紅い眼の男と、母親の「出ていきなさい」という怒声。
幼いスイは故郷から遠く離れた西大陸の果てに、ドラゴンと共に墜落した。
老夫婦に拾われたスイは墜落から七年後、二人の逝去をきっかけに養祖父と同じハンターとして生きていく為に旅に出る。
――紅い眼の男は誰なのか、母は自分を本当に捨てたのか。
スイは、故郷を探す事を決める。真実を知る為に。
出会いと別れを繰り返し、命懸けの戦いを繰り返し、喜びと悲しみを繰り返す。
清濁が混在する世界に、スイは何を見て何を思い、何を選ぶのか。
これは、ひとりの少女が世界と己を知りながら成長していく物語。
※週2回(木・日)更新。
※誤字脱字報告に関しては感想とは異なる為、修正が済み次第削除致します。ご容赦ください。
※カクヨム様にて先行公開(登場人物紹介はアルファポリス様でのみ掲載)
※表紙画像、その他キャラクターのイメージ画像はAIイラストアプリで作成したものです。再現不足で色彩の一部が作中描写とは異なります。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
メトロポリス社へようこそ! ~「役立たずだ」とクビにされたおっさんの就職先は大企業の宇宙船を守る護衛官でした~
アンジェロ岩井
SF
「えっ、クビですか?」
中企業アナハイニム社の事務課に勤める大津修也(おおつしゅうや)は会社の都合によってクビを切られてしまう。
ろくなスキルも身に付けていない修也にとって再転職は絶望的だと思われたが、大企業『メトロポリス』からの使者が現れた。
『メトロポリス』からの使者によれば自身の商品を宇宙の植民星に運ぶ際に宇宙生物に襲われるという事態が幾度も発生しており、そのための護衛役として会社の顧問役である人工頭脳『マリア』が護衛役を務める適任者として選び出したのだという。
宇宙生物との戦いに用いるロトワングというパワードスーツには適性があり、その適性が見出されたのが大津修也だ。
大津にとっては他に就職の選択肢がなかったので『メトロポリス』からの選択肢を受けざるを得なかった。
『メトロポリス』の宇宙船に乗り込み、宇宙生物との戦いに明け暮れる中で、彼は護衛アンドロイドであるシュウジとサヤカと共に過ごし、絆を育んでいくうちに地球上にてアンドロイドが使用人としての扱いしか受けていないことを思い出す。
修也は戦いの中でアンドロイドと人間が対等な関係を築き、共存を行うことができればいいと考えたが、『メトロポリス』では修也とは対照的に人類との共存ではなく支配という名目で動き出そうとしていた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる