異母妹は無能になりたいらしい ~貧民育ちの姉、公爵家の陰謀に巻き込まれる~
女公爵の突然の死により当主代理の愛人とその娘ジュリーが公爵家に転がり込んでくる。しかし正統後継者である公爵令嬢ミッシェルは彼女らを拒絶するどころかあっさりと受け入れ、庶子である異母姉ジュリーにこう持ちかける。「私が無能で、無価値で、無意味であることを証明する手伝いをしてほしい」と。
やがて判明するミッシェルの真意。亡き女公爵は完璧すぎるがゆえに、娘であるミッシェルの心を一度も理解しようとしなかったという事実。使用人の粛清、王太子との婚約、ジュリー達を巻き込んだ策略――ミッシェルの企みは次第に王国全体を揺るがす規模にまで膨れ上がっていく。「無能の証明」という復讐の果てにミッシェルが辿り着く場所とは――。
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