3 / 11
近しき訪問者 2
しおりを挟む
綴木グループの代表として、いくつかの会社を任されている羽琉矢は、出社する代わりに自宅からメールや電話、オンラインで指示を出している。
会社に足を運ぶのは年に数度、両手で事足りるくらいだった。
垣下は彼の秘書だ。
代表が不在のため、各会社の社長への指示は垣下が行っている。実質的には彼が代表のようなもので、秘書の範疇を超えていた。
「年度末だし、忙しいみたいだったぜ。決算を抱えている会社もあるんじゃないのか?」
「それはしょうがない。毎年のことだからね。僕がいなくても会社はちゃんと回っていくから、気にすることもないと思うけど」
「お前なあ。総責任者なんだから、自覚を持てよな。いくら垣下さんが優秀だとはいっても、彼はお前の秘書であって、何でもかんでも押し付けるのは酷なんじゃないのか?」
泰雅の口調が説教モードになってきた。
垣下から散々愚痴を聞かされたか、泣き言を言われたか、両方かもしれない。羽琉矢は心の中で嘆息する。
「それに代表不在となると、よからぬことを考えているやつもいるかもしれないし?」
何の根拠もなく言った泰雅の軽口に、羽琉矢は顔を上げると物静かな瞳で彼を見据えた。
「聞きようによっては、ずいぶんと物騒な話だけど。それ、誰情報?」
羽琉矢の柔らかな物言いとは裏腹の眼の奥の鋭さに、泰雅はたじろいでしまった。
「いや。悪い、言い過ぎた。誰がとではなくて、俺が単に思っただけで……ちょっとした冗談だったんだ。ごめん」
無意識に出てしまった言葉の意味の大きさに、泰雅の方が狼狽した。軽く受け流してくれると思ったのだ。
「そう」
羽琉矢は短く返事を返すと、何やら思案気に頬杖をついた。
垣下の様子から忙しさのピークだということは見て取れたし、いつもは言わない羽琉矢への不満を愚痴ったところを見ると、彼も相当ストレスが溜まっているのだろう。
優雅にコーヒーを飲んでいる羽琉矢を見ていたら、社内の喧騒とのかなりの違いもあって、つい説教じみたことを言ってしまったのだ。
今年に入って会社に一度も顔を見せていないのなら、この屋敷からも一歩も出ていない可能性の方が高い。泰雅は不安になってきた。
「無理強いするつもりはないけどな。お前の事情だって理解しているし、代表不在でも、社長もいるし、会社がうまくいっていればそれはそれでOK、なんだろうから、学生の俺が口を出すことではないし」
「あれ、急に弱気になったね。さっきの剣幕はどこへいったの? もう少しだったのに、そんなんじゃ、僕を説得させられないよ。いいの?」
お見通しか。
帰り際に垣下から決裁も溜まっているから、社に顔を出すように言ってくれと鬼の形相で頼まれたのだ。
羽琉矢も昨日今日代表になったわけではない。会社の事情もよくわかっているはずだ。この時期、垣下が何を考え、どんな状況にいるのかも。
人の心に聡い羽琉矢であればなおのこと、よくわかっているだろう。
「いいさ。お前が一筋縄ではいかない、厄介なやつだということは知っているし、人の言うことを聞かない自己中なやつだということもね」
「ずいぶんな言われよう。こんなに素直なのに」
羽琉矢は心外とばかりに口を尖らせた。拗ねたような表情をする時は一段と子供っぽく見える。とても成人男性には見えない。
外見ばかりにとらわれ侮ったばかりに、倒産の憂き目にあった会社がいくつかある。それを知っている者達からは、猫の毛皮を被った狡猾な虎だと恐れられている。
「自分にだろ?」
泰雅が間髪入れず言葉を発した。本当のことだ。
「そうだね、それについて否定はしない。そろそろ暖かくなってきたからね。冬眠も終わりかな? 確かに垣下にばかり押し付けてはかわいそうだね。近いうちに行ってみるよ」
「ああ、そうしてくれ」
羽琉矢から、承諾の言葉を引き出した泰雅は胸をなでおろした。
「でも、大丈夫なのか? 急に外に出て」
泰雅の顔が急に曇った。
「まあ、大丈夫じゃないのかな? 昔と違ってずいぶんと耐性も出来たしね。どうしてもダメなときはすぐに帰ってくればいいことだし、自分の会社が危うい雰囲気だったりしたら、それこそ考えないとね」
さっきのお返しとばかりに少しの皮肉も込めながら、問題ないと羽琉矢は軽く肩をすくめて笑って見せた。
人間はみな善悪の心を持っている。多少の差はあれ、誰でも表と裏の二つの顔を持っている。
同情しているふりをして心の中では嘲笑うことも、同僚の成功を喜ぶ影で非難中傷も平気でやってのける。きれい事だけで人間は作られていない。
もちろん、そうした人間ばかりではないこともわかっている。全ての人間に影響されるわけではない。ほんの一握りだ。
だが、普通の人間より鋭敏に他人の感情を感じ取ってしまう羽琉矢には、負の感情に触れることはとても苦痛なことだった。
今では人間はそういうものだと割り切ることもできるようになったが、それでも、御曹司でありながら一人暮らしをしているのは、人とは極力一線を画しておきたいとの表れでもあった。
会社へ足を運ばないのもそうした理由からだ。出社せずとも経営に支障をきたさなければ、それが彼にとっては一番都合のよいことだった。
泰雅もそうした性質を持っている。羽琉矢ほど諸に影響を受けたりはしないが、共に同じものを持っているからこそ、つかず離れず一緒にいられるのだ。
「無理しないように、無理しろよ」
「泰雅って容赦ないね。うちに来てもらうのは考え直そうかな。凄くこき使われそう」
「どっちがだよ。俺は雇われる身だからな。弱い立場だから、程々にしてくれよ」
「じゃあ、お互いさまに程々にってことだね。覚えていたらね」
羽琉矢がにっこりと笑って一言つけ足した。
その笑顔と一言が曲者だ。
泰雅は羽琉矢の元でこき使われるさまが容易く想像できて、軽く眩暈を覚えた。早まったかもしれない。
********
羽琉矢は泰雅が帰った後、縁側へと移動した。
今日はとても陽気が良くて、天気もいい。
気持ちを一新させて、ガラリと硝子戸を開けて庭へと出ていった。
会社に足を運ぶのは年に数度、両手で事足りるくらいだった。
垣下は彼の秘書だ。
代表が不在のため、各会社の社長への指示は垣下が行っている。実質的には彼が代表のようなもので、秘書の範疇を超えていた。
「年度末だし、忙しいみたいだったぜ。決算を抱えている会社もあるんじゃないのか?」
「それはしょうがない。毎年のことだからね。僕がいなくても会社はちゃんと回っていくから、気にすることもないと思うけど」
「お前なあ。総責任者なんだから、自覚を持てよな。いくら垣下さんが優秀だとはいっても、彼はお前の秘書であって、何でもかんでも押し付けるのは酷なんじゃないのか?」
泰雅の口調が説教モードになってきた。
垣下から散々愚痴を聞かされたか、泣き言を言われたか、両方かもしれない。羽琉矢は心の中で嘆息する。
「それに代表不在となると、よからぬことを考えているやつもいるかもしれないし?」
何の根拠もなく言った泰雅の軽口に、羽琉矢は顔を上げると物静かな瞳で彼を見据えた。
「聞きようによっては、ずいぶんと物騒な話だけど。それ、誰情報?」
羽琉矢の柔らかな物言いとは裏腹の眼の奥の鋭さに、泰雅はたじろいでしまった。
「いや。悪い、言い過ぎた。誰がとではなくて、俺が単に思っただけで……ちょっとした冗談だったんだ。ごめん」
無意識に出てしまった言葉の意味の大きさに、泰雅の方が狼狽した。軽く受け流してくれると思ったのだ。
「そう」
羽琉矢は短く返事を返すと、何やら思案気に頬杖をついた。
垣下の様子から忙しさのピークだということは見て取れたし、いつもは言わない羽琉矢への不満を愚痴ったところを見ると、彼も相当ストレスが溜まっているのだろう。
優雅にコーヒーを飲んでいる羽琉矢を見ていたら、社内の喧騒とのかなりの違いもあって、つい説教じみたことを言ってしまったのだ。
今年に入って会社に一度も顔を見せていないのなら、この屋敷からも一歩も出ていない可能性の方が高い。泰雅は不安になってきた。
「無理強いするつもりはないけどな。お前の事情だって理解しているし、代表不在でも、社長もいるし、会社がうまくいっていればそれはそれでOK、なんだろうから、学生の俺が口を出すことではないし」
「あれ、急に弱気になったね。さっきの剣幕はどこへいったの? もう少しだったのに、そんなんじゃ、僕を説得させられないよ。いいの?」
お見通しか。
帰り際に垣下から決裁も溜まっているから、社に顔を出すように言ってくれと鬼の形相で頼まれたのだ。
羽琉矢も昨日今日代表になったわけではない。会社の事情もよくわかっているはずだ。この時期、垣下が何を考え、どんな状況にいるのかも。
人の心に聡い羽琉矢であればなおのこと、よくわかっているだろう。
「いいさ。お前が一筋縄ではいかない、厄介なやつだということは知っているし、人の言うことを聞かない自己中なやつだということもね」
「ずいぶんな言われよう。こんなに素直なのに」
羽琉矢は心外とばかりに口を尖らせた。拗ねたような表情をする時は一段と子供っぽく見える。とても成人男性には見えない。
外見ばかりにとらわれ侮ったばかりに、倒産の憂き目にあった会社がいくつかある。それを知っている者達からは、猫の毛皮を被った狡猾な虎だと恐れられている。
「自分にだろ?」
泰雅が間髪入れず言葉を発した。本当のことだ。
「そうだね、それについて否定はしない。そろそろ暖かくなってきたからね。冬眠も終わりかな? 確かに垣下にばかり押し付けてはかわいそうだね。近いうちに行ってみるよ」
「ああ、そうしてくれ」
羽琉矢から、承諾の言葉を引き出した泰雅は胸をなでおろした。
「でも、大丈夫なのか? 急に外に出て」
泰雅の顔が急に曇った。
「まあ、大丈夫じゃないのかな? 昔と違ってずいぶんと耐性も出来たしね。どうしてもダメなときはすぐに帰ってくればいいことだし、自分の会社が危うい雰囲気だったりしたら、それこそ考えないとね」
さっきのお返しとばかりに少しの皮肉も込めながら、問題ないと羽琉矢は軽く肩をすくめて笑って見せた。
人間はみな善悪の心を持っている。多少の差はあれ、誰でも表と裏の二つの顔を持っている。
同情しているふりをして心の中では嘲笑うことも、同僚の成功を喜ぶ影で非難中傷も平気でやってのける。きれい事だけで人間は作られていない。
もちろん、そうした人間ばかりではないこともわかっている。全ての人間に影響されるわけではない。ほんの一握りだ。
だが、普通の人間より鋭敏に他人の感情を感じ取ってしまう羽琉矢には、負の感情に触れることはとても苦痛なことだった。
今では人間はそういうものだと割り切ることもできるようになったが、それでも、御曹司でありながら一人暮らしをしているのは、人とは極力一線を画しておきたいとの表れでもあった。
会社へ足を運ばないのもそうした理由からだ。出社せずとも経営に支障をきたさなければ、それが彼にとっては一番都合のよいことだった。
泰雅もそうした性質を持っている。羽琉矢ほど諸に影響を受けたりはしないが、共に同じものを持っているからこそ、つかず離れず一緒にいられるのだ。
「無理しないように、無理しろよ」
「泰雅って容赦ないね。うちに来てもらうのは考え直そうかな。凄くこき使われそう」
「どっちがだよ。俺は雇われる身だからな。弱い立場だから、程々にしてくれよ」
「じゃあ、お互いさまに程々にってことだね。覚えていたらね」
羽琉矢がにっこりと笑って一言つけ足した。
その笑顔と一言が曲者だ。
泰雅は羽琉矢の元でこき使われるさまが容易く想像できて、軽く眩暈を覚えた。早まったかもしれない。
********
羽琉矢は泰雅が帰った後、縁側へと移動した。
今日はとても陽気が良くて、天気もいい。
気持ちを一新させて、ガラリと硝子戸を開けて庭へと出ていった。
0
あなたにおすすめの小説
甘い束縛
はるきりょう
恋愛
今日こそは言う。そう心に決め、伊達優菜は拳を握りしめた。私には時間がないのだと。もう、気づけば、歳は27を数えるほどになっていた。人並みに結婚し、子どもを産みたい。それを思えば、「若い」なんて言葉はもうすぐ使えなくなる。このあたりが潮時だった。
※小説家なろうサイト様にも載せています。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。
海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。
ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。
「案外、本当に君以外いないかも」
「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」
「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」
そのドクターの甘さは手加減を知らない。
【登場人物】
末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。
恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる?
田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い?
【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】
完結*三年も付き合った恋人に、家柄を理由に騙されて捨てられたのに、名家の婚約者のいる御曹司から溺愛されました。
恩田璃星
恋愛
清永凛(きよなが りん)は平日はごく普通のOL、土日のいずれかは交通整理の副業に励む働き者。
副業先の上司である夏目仁希(なつめ にき)から、会う度に嫌味を言われたって気にしたことなどなかった。
なぜなら、凛には付き合って三年になる恋人がいるからだ。
しかし、そろそろプロポーズされるかも?と期待していたある日、彼から一方的に別れを告げられてしまいー!?
それを機に、凛の運命は思いも寄らない方向に引っ張られていく。
果たして凛は、両親のように、愛の溢れる家庭を築けるのか!?
*この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
*不定期更新になることがあります。
一夜限りのお相手は
栗原さとみ
恋愛
私は大学3年の倉持ひより。サークルにも属さず、いたって地味にキャンパスライフを送っている。大学の図書館で一人読書をしたり、好きな写真のスタジオでバイトをして過ごす毎日だ。ある日、アニメサークルに入っている友達の亜美に頼みごとを懇願されて、私はそれを引き受けてしまう。その事がきっかけで思いがけない人と思わぬ展開に……。『その人』は、私が尊敬する写真家で憧れの人だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる