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 僕は台車と化していた。
 全裸に剥かれた、肉の台車である。
 後ろに突き出た二本の脚を取っ手代わりに脇に抱え、体育教師は僕を右に左に振り回す。
 下半身は宙に浮かんでいるのに、人並外れて長いせいで、僕の勃起ペニスの先だけが支点となって床を擦る。
「アアッ、アアッ!」
 ハアハアハアハア荒い息を吐きながら、僕は喘がずにはいられない。
「どうだ? どんな感じだ? 言ってみろ」
 局長の挑発に、
「ちんぽ、き、気持ち、いい…」
 つい、正直に返事をしてしまう僕。
「つまり、もっとしてほしいと、そう言いたいんだな? この変態小僧が」
 嘲るように嗤うと、何を思ったか、局長は僕を仰向けにして、床にごろんと突き転がした。

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