僕は肉便器 ~皮をめくってなかをさわって~ 【童貞新入社員はこうして開発されました】

ヤミイ

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 見られてる…。

 それだけで、発火材としては、十分だった。

 僕を見捨てたKがどこへ姿をくらませたのか、そんなことはもうどうでもよかった。

 僕は自分を弄りながら、己の裸体を見下ろした。

 シートベルトが、少女のように白い肌にきつく食い込んでいる。

 それが、SMプレイで使う拘束バンドそっくりで、僕はますます昂った。

 シートベルトが食い込んだところが赤くなっているのもいい。

 X字型のベルトの間から突き出た桜色の乳首はふたつともビンビンにオッ立ち、今にも血を噴き出しそうだ。

 僕の右手の中で亀頭が膨れ上がる。

 竿の表面には太い静脈が浮き上がってしまっていた。

 手のひらの中の熱さと弾力が、たまらなく愛おしい。

 これが、本当の、僕。

 僕の躰の中の、唯一、本物の部分。

 ペニス。

 陰茎。

 男根。

 生殖器官。

 ああ、なんとでも、呼ぶがいい。

 少し扱いただけで、快感が走った。

 チュプ。

 新たな液がもれてしまう。

 精子の混じりかけた先走り汁だ。

 たまらず、もう一回。

 -アンッ!-

 鳴き声が止まらない。

 視線が、快感だった。

 好奇の視線たちが裸の肌を舐め回し、なんともえず、むず痒いのだ。

 うれしいことに、集まる人影は、確実に増えているようだった。

 更に二三度擦り上げ、

 指先で乳首をこね回しながら、

 -アッー

 小声で啼くと、

「やだ、こいつ、ひとりで扱いてひとりで感じてるよ」

 興味津々といった感じで窓から中を覗き込んでいた派手目の女性が、馬鹿にしたような声でケラケラ笑い出した。

 

 
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