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ヤミイ

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 半眼になった先生の眼は、すでに何も見ていない。
 眼球が裏返って、まぶたの下からは白目が覗いているばかりだ。
 口は半開きになり、”厚化粧”にさんざん弄ばれて伸びてしまった舌が、だらんとはみ出ている。
 怒涛のように押し寄せる快楽に、先生はすでに涅槃の境地に達しかけているのだ。
 無理もない。
 僕だって、あんな恥ずかしいこと、されたら…。
 ああ・・・でも、一度でいいから、僕も、されて、みたい・・・。
 僕には先生の気持ちがわかる気がした。
 物理的な快楽もさることながら、先生はこの変態じみた体勢に興奮しているのだ。
 およそあり得ない変態的な痴態をたくさんの他人の目に晒すこと・・・。
 ナルシストにとって、これほど快感を感じることはほかにない。
 この合宿中、色々なシチュエーションで責め苦を受ける先生を目の当たりにして、気づいたことがある。
 それは、僕同様、先生も究極のナルシストだということだ。
 そうー。
 先生は、凌辱される自分の姿に酔っているに違いない。
「あたしがあんたのエキスを絞り出してやるよ。少しずつ、少しずつね」
 ダンベルを持ち上げるように、先生の”中心”を握った右手の肘から先を楽々とを曲げて、ナオミが言った。
 三本の指で肉竿を握りしめて人差指を雁首の内側の窪みに添え、その親指を先生の男根のずる剥け亀頭にかけている。
 まるで亀頭全体を、親指の腹で押し潰さんばかりに・・・。
「さ、エキスを飲みたい子は、あたしの前に順番に並ぶんだよ」
 先生の亀頭から何かを絞り出すように、指をぐりぐり動かしながら、ナオミが周囲を見回した。
「ほら、見てごらん。このふたつに割れたとこから、熱くて白いミルクが、ちょっとずつ滲んできただろう?」 

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