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ヤミイ

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 そう言いながらも、僕自身、それが本当にあったことなのかどうか、区別がつかなくなっている。
 その体位が、僕と先生ではなく、ジュリと先生の間で試されたものだったのか。
 それとも、僕とジュリとの間で行われた交合の時のものだったのか。
 ここへ来てからこの三日間というもの、とっかえひっかえ相手を変えて、あまりにさまざまな体位を試してきたので、もう何が何だかわからなくなっている、というのが、正直なところだったのだ。
 でも、それは今こそ絶対に試してみたい方法だった。
 入れながら、同時に、入れられるー。
 それには、こうするしかない。
 僕は宙づりになった先生の真下で、躰を180度、回転させた。
 そうしておいて、腰を曲げ、両手で太腿を抱え込む。
 そのまま腰を上げていき、つま先がシーツにつくまで躰を折り曲げた。
 目と鼻の先、ちょっと首を伸ばせば舐められそうな位置に、肛門汁だらけの勃起した僕の陰茎が来た。
「僕の躰が元に戻らないよう、腰の後ろに枕を当ててください」
 限界まで躰を折り曲げて、塁に指示を出す。
「それは、ちんぐり返し…?」
「そうです。ああ、うん、それでいい」
 腰の後ろに枕を押し込まれると、窮屈な姿勢ながら、少し楽になった。
「まず、先生の勃起ペニスを、亀頭の先が真下に来るよう、90度折り曲げて」
「ペニスを…? こ、こう、かしら?」
「きゅ、きゅうん」
 カチカチに固まった勃起陰茎を根元から折り曲げられ、太腿の間から先生が切ない声を出す。
「先生のは離さないで、そのままの位置で固定して。そしたら、次に、僕のペニスを真上に向けて」
「ああ、なるほど、そういうことね」
 塁はようやく理解してくれたようだった。
 右手で先生の肉柱を握ったまま、左手で僕の恥竿をつかんできた。
 無理な方向に力が加わり、水平だった勃起陰茎が、徐々に真上に向けられる。
 その拍子に、包皮が引っ張られて、てらてら光る赤ら顔の濡れ亀頭が現れた。
「く…あ、あああ」
 思わず声が漏れてしまう。
 勃起した陰茎を、他人の手でねじられるのって、本当に気もちがいい。
「あとは、位置を調整すればいいわけね」
 すっかり勝手知った顔になって、得意げに塁が言った。
「あなたのペニスがこの人のアナルに、この人のペニスがあなたのアナルに刺さるような、ベストポジションに」



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