R指定

ヤミイ

文字の大きさ
681 / 889

673

しおりを挟む
 -明日になれば、どうせ兄貴は拷問で死ぬんだしー
 ジュリはこともなげにそう言い放った。
 その言葉に、僕は戦慄すると同時に、異様な興奮を覚えずにはいられなかった。
 三角木馬。
 いつか聞いた謎の言葉が脳裏を去来した。
 それがどんなものかわからないが、きっと先生は、その上で血と精液にまみれ、絶頂の中で息絶えることになるのだろう。
 ならばその前に、徹底的に己が手で復讐を遂げておきたい。
 その塁の気持ちはよくわかる。
 ただひとつ解せないのは、塁が頼りにしている相手が、本来は恋敵であるはずのジュリだということだ。
 塁とジュリの間にも、僕などにはあずかり知らぬ、水面下に沈んだ複雑な関係があるのかもしれなかった。
 それこそ憎悪と表裏一体になった恋愛感情のような、一筋縄ではいかない心の綾が…。
 とにかく、今確かなのは、ふたりが僕と先生の肉体に並々ならぬ興味を抱き、快楽を搾り尽くそうとしていることだ。
 まるで僕らが今後少しでも精液を生産したら、それをもすぐに搾り取ろうとでも言わんばかりに…。
「今度はこれを使おうと思うの。どうかしら?」
 例の隠し棚からジュリが取り出してきたのは、見るからに凶悪そうなアダルトグッズだった。
「それを、男に…?」
 ひと目見て、塁の眼が点になる。
「ええ。いい考えだと思わない? 塁が兄貴と婚約する前、ふたりで使って遊んだことがあったよね?」
「うん…覚えてるよ。強烈過ぎて、死ぬかと思った…。でも、それってあくまで、レズビアン用でしょう?」
「このふたりのアナルなら、大丈夫だよ。だって、ふたりの肛門は、フィストファックにも耐えられたんだもの。それこそ、孕ませてやったら、子を産むことすらやってのけるかもしれないね」
 妙なことを口にして、自分で吹き出すジュリ。
「確かに…そうね。フィストで直腸の一部を引き出されても、そのことにすら快感を感じてるんだもんね」
 塁が真顔でうなずいた。
「まあ、子宮を引きずり出されて感じちゃったあたしも、人のこと、言えないんだけどね」
「脱子宮セックス、脱肛セックス…。まったく、あなたたち変態兄弟には頭が下がるわ」
「それにちゃんとついてきてるこの少年も、何万人にひとりの逸材だわ。まだ中学生のくせに、うちの兄貴をここまで貶めちゃうんだもの」
「ねえ、早くやろうよ。話を聞いてるだけで、また濡れてきた」
「じゃね、まずふたりの体位を変えるわよ。兄貴はヘッドボード側に頭が来るように、少年は、ベッドの足元のほうに頭が来るように仰向けに寝かせて。寝かせたら、両足を水平に開脚させて足首同士を結束バンドで固定する」
「なるほど」
 ジュリの指示に、何かに思い至ったように、塁が勢いよくうなずいた。
「その後それを使うわけね。こいつらのいやらしい裸を合体させる前に」
「そう」
 ジュリの眼が陰湿に光った。
「合体は、”これ”でふたりの躰をしっかり繋いだ後」

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

BL短編集

田舎
BL
タイトル通り。Xくんで呟いたショートストーリーを加筆&修正して短編にしたやつの置き場。 ※こちらは激しい描写や♡描写のない作品となります。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

スライムパンツとスライムスーツで、イチャイチャしよう!

ミクリ21
BL
とある変態の話。

灰かぶりの少年

うどん
BL
大きなお屋敷に仕える一人の少年。 とても美しい美貌の持ち主だが忌み嫌われ毎日被虐的な扱いをされるのであった・・・。

仕方なく配信してただけなのに恋人にお仕置される話

カイン
BL
ドSなお仕置をされる配信者のお話

処理中です...