R指定

ヤミイ

文字の大きさ
682 / 855

674

しおりを挟む
 ジュリが塁に手渡したのは、両端が海亀の頭部のように膨らんだ、不気味な形のバイブだった。
 いわゆる、双頭バイブというやつである。
 塁の指摘した通り、主にレズプレイで、女性の性器と性器を繋ぐのに使われる。
 ただ性器同士をこすり合わせる”貝合わせ”に飽き足らなくなったハードプレイヤー専用の、かなりレアな性具である。
 それをジュリは、僕と先生に使用するつもりなのだ…。
 僕らは、塁にされるがまま、両脚を180度開かされて、ベッドの上に仰向けになっていた。
 先生が枕側、僕が足元の側に頭を向けているので、ちょうど、露出した股間同士を向き合わせた格好だ。
 僕は両肘を支えに上半身を起こし、塁の作業を観察することにした。
 たび重なる射精に疲労困憊したらしく、さすがの先生も、仰臥したまま、動かない。
 ただ、腹筋の割れた平らな下腹をゆっくりと上下させ、無毛の股間から猛々しい肉の茎を突き立てている。
 こちらから見ると肉茎のつけ根と肛門が丸見えで、先生の陰嚢がかなり萎んでしまっているのがわかった。
 塁に精液を一滴残さず吸い上げられて、中身が空っぽになってしまっているのだろう。
 肛門はというと、括約筋が開き切り、そこから薔薇の花のように直腸の入口がはみ出ている。
 塁の装着したペニスバンドのあの凶暴な”天狗の鼻”に突きまくられ、直腸壁には血さえ滲んでいるようだ。
 が、無痛症の先生には、それすらもが快感なのだろう。
 淫らな花弁と化した直腸口からは、ねっとりした肛門汁がトロトロ溢れ出し、シーツに黒い染みを作っている。
「行くよ」
 塁が誰にともなく宣言し、だらしなく開いた先生の肛門に、ずぶりと双頭バイブの片方の亀頭を突っこんだ。
「あきゅ」
 背中を反らし、先生が跳ねた。
 天狗の鼻に負けないくらい太いのに、バイブはずぶずぶ先生の体内に呑み込まれていく。
 薔薇の花弁のような直腸が蠢き、ぱっくり人工亀頭を咥え込んだのだ。
 右手で先生の男根のつけ根を握り、それを支えにして、左手でバイブを肛門に押し込んでいく塁。
「あ、あ、あ、あ、あ」
 丸く口を開け、屹立する肉棒の先端から新たなカウパー腺液を滲ませると、呆けたように先生が喘いだ。
 半ばまでバイブをうずめ終えると、塁が顏を上げ、ねっとりと光る眼で僕を見た。
「さあ、少年、次は君の番だよ。もう少し、こっちにおいで」

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

BL短編集

田舎
BL
タイトル通り。Xくんで呟いたショートストーリーを加筆&修正して短編にしたやつの置き場。 ※こちらは激しい描写や♡描写のない作品となります。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

仕方なく配信してただけなのに恋人にお仕置される話

カイン
BL
ドSなお仕置をされる配信者のお話

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

灰かぶりの少年

うどん
BL
大きなお屋敷に仕える一人の少年。 とても美しい美貌の持ち主だが忌み嫌われ毎日被虐的な扱いをされるのであった・・・。

スライムパンツとスライムスーツで、イチャイチャしよう!

ミクリ21
BL
とある変態の話。

処理中です...