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ヤミイ

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 両脚を180度開脚し、Tの字の形に仰臥した僕と先生は、太腿の裏と臀部、それにペニスの裏側を密着させている。
 向かい合いぴたりとくっついた肛門には、両側に亀頭のついたバイブが挿入され、今も振動し続けている。
 太腿とペニスを紐で縛られているため、僕らは下半身をぴくりとも動かせないでいる。
 天井に設えられた鏡に映るその姿は例えようもなくエロチックで、見ているだけで口の中に唾液が湧いてくる。
 スレンダーながら筋肉質の美青年と、肛門とペニスで連結された小柄な少年。
 どちらも全裸で、身体中に飛び散ったミルクを付着させている。
 肛門に突き刺さったバイブの振動のせいで、何度も精を放ったというのに、ふたりのペニスはまだカチコチだ。
 すっかり亀頭の露出した青年のペニスは、男性器の理想のような美しいフォルムで濡れ輝き、まだ半ば包皮を被った少年のペニスは、それに負けまいと獰猛にそそり立っている。
 実際僕は、臀部と会陰部、そしてペニスの裏側に接した先生を感じるだけで濡れてくる。
 こんな経験、日常生活では絶対に味わえない。
 そう思うと、この一瞬が、愛おしくて愛おしくてたまらなくなる。
 しかも、夜が明ければ、先生は大勢の観衆たちの目の前で拷問され、命を落とすかもしれないのだ。
 先生は心臓が弱いのだと、いつかジュリが言っていたのを思い出す。
 そう考えると、この三日間の凌辱に、先生はよく耐えたものだと思わざるを得ない。
 この合宿は、最初、僕を先生の性奴隷に調教するためのものだった。
 なのに、もともとの資質のせいなのか、途中から攻守が入れ替わり、どちらかというと先生が辱められるケースが目立っている。
 その先生を、ジュリは明日には拷問するのだという。
 なぜなら、無痛症の先生にとって、それが最高の快感だからー。
 そんな想像に、胸を高ぶらせていた時だった。
 ふと目の前を影が覆い、見ると、塁が僕らの上に長い脚を広げてまたがっていた。
 右手でひとまとめに緊縛された僕と先生の勃起ペニスを握ると、塁が中腰のまま、自分の股間に左手を当てた。
 そして、シースルーレオタードのクロッチ部分をめくると、充血した性器を剥き出しにした。
 淫汁の滴る、茹でたばかりの鮑のようなその性器は、物欲しげに口をパクパク蠢かせている。
「行くわよ」
 自分に言い聞かせるように塁が言い、おもむろに腰を沈めてくる。
 鮑の濡れそぼった外套膜が僕らの亀頭を包みこみ、吸いつくように締め上げる。
 ずぶ。
 ずぶずぶずぶっ。
「ああんっ」
「くっ」
「はうっ」
 僕らは三者三葉の喘ぎを発し、こみ上げる快感にケダモノのようにびくんびくんと烈しく下半身を震わせた。


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