僕の彼女は、男子高校生

ぱるゆう

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疑惑

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 それから隔週とはいえ、2人はデートを繰り返した。

 駅前の服屋の女性店員とは顔なじみになった。名前は、早苗さんと呼んでほしいとの本人の希望たった


 もうすぐ夏休みという時期になった。
 2人は、今日は、水族館に来ている。優斗は、ハーフパンツにアロハシャツを着ていた。春花は膝丈のタイトスカートにティシャツを着ている。

『水族館涼しいね』と優斗は言った。

『ホント、外は地獄よ。でもイルカショー見たいな」

『もちろん行くよ。僕もイルカ見たい」

 2人は、イルカショーに来た。

 イルカが見事なジャンプを決めたり、可愛い仕草をしたり、2人は、大盛りあがりだった。

 しかし、最後のジャンプの時に、大きく水しぶきが上がり、優斗達にかかった。

『すごかったね」と2人は、口々に言ったが、優斗が春花を見ると、ティシャツが透けて、中のキャミソールが透けていた。

 優斗は素早くアロハシャツを脱ぎ、春花に掛けた。

 春花も気がついて、アロハシャツを胸の前でギュッと閉めた。

 優斗は『終わったし、中に入ろう」と立ち上がった。

 しかし、春花は座ったままだった。

 優斗は『それ着てれば大丈夫だよ』

 春花は頷いて、立ち上がった。春花はアロハシャツに袖を通すことなく、ずっと胸の前で両手で閉めていた。

『大丈夫?気分悪いなら、帰る?』

 春花はしばらく黙っていたが、頷いた。

 電車に乗っている間も、春花は話さす、アロハシャツを握りながら、前をじっと閉じていた。

 本来なら別れる駅に来た。
『まだ早いし、春花の家まで送るよ』

 春花は首を振った。

『でも心配だし』

 春花は小さい声で『一人で大丈夫』と言った。

 優斗は『分かった』と言わざるを得なかった。

 春花は『このシャツ借りていっていい?』とまた小声で言った。

『大丈夫だよ。いつか返してもらえれば』

 春花は『ありがとう。ごめんね。次はちゃんと会えるようにするから』と震える声で言った。

『家に着いたら、ラインしてね』

 春花は頷いて、自分が乗る電車のホームへ行った。

 優斗は後をつけようか悩んだが、止めた。

 白岩が家に着くと当時くらいに、春花から家に着いたとラインが来た。

 良かった。無事でと返した。

 本当に今日はごめんね。

 夏休みだし、いっぱい会えるよ…と送ったが、春花から返事はなかった。


 優斗は、他愛も無い、天気の話やら、バイト先のことをラインで送った。

 春花からは、短い返信があるだけだった。
 決して会うとかの話をするのは止めた。


 バイト先で由紀が
『てっきり彼女でもできたのかと思ったわ』

『なっ、なんで』

『定期的に休むっておかしいでしょ。コミュ症で友達のいないあなたが』

『悪かったな。友達いなくて』

『どうしたの?最近毎日来てるけど』

『いいだろ、暇なんだから』

『来週は、店もお盆休みよ。なんか予定あるの?』

『ないよ。うちは親戚来るけど、泊まる訳じゃないし、うちもどこにも行かないし』

『うちもそうよ。ねぇ、二人で海行かない?』

『本気で言ってるの?』

『もちろん、予定のない二人で、少しくらい夏の思い出作りましょうよ』

『夏の思い出?』

『やだ!なんかエッチなこと考えたでしょ』

『だ、誰がそんなこと考えるかよ』

『ふ~ん。じゃあ勝負よ。私の水着を見て、ユウが勃ったら私の勝ちね。好きなもの買ってもらうからね』

『分かったよ。そんなことあり得ない』

『じゃあ、来週の月曜日ね』

『負けたら、僕の言う事訊いてもらうからね』

『もちろん』

 実際優斗から視ても、春花ほどではないが、由紀はかわいいと思っていた。もちろん優斗の初恋の相手は、本人には言っていないが、由紀だった。

 同じ学校に通っていた小中でも、告白されたと何度も優斗に自慢してた。

 しかし、付き合ったという話は一度も聞かなかった。

 それは高校になっても変わらなかった。駅などで何度か告白されたと言っていた。相変わらず付き合ってはいないらしい。

 初恋に加えて、中学生の優斗が初めて自家発電した相手も由紀だった。その時は、しばらく由紀の顔を見ることができなかった。

 喫茶店のバイトでも、明るく、ズバズバ言う性格の由紀は、年齢層関係なく、みんなに好かれている。

 本人には言えないが、小中は由紀に憧れていた。
 高校に入ってからは、自分の成績が落ちてしまったこともあり、どんどん自分が惨めになり、今回のように喧嘩することも多くなった。

 優斗は、馬鹿にされないよう水着を買いに行くことにした。高校のスクール水着ではダメだ。

 早苗のところに行った。さすがに水着は扱っていないという答えだった。

 早苗は『あと一時間待てる?』と言ってきた。

『別に大丈夫です』

『じゃあ一時間後に、店の前で』

 一時後に店に行った。見たこともない美人が立っていた。

『早苗さん?』と違う声のトーンになってしまった。

『何?改まって』

『いや、雰囲気全然違いますね』

『一応メンズ服売ってるからね。私服は普通に女の子よ』

『いや、本当に綺麗です』

『やだ、大人をからかわないで』

『いや、そんなつもりは全く無いですけど』

『ほら、水着買いに行くよ』

『えっ付き合ってくれるんですか?』

『もちろん』

『本当にありがとうございます』

『ほらほら、行くよ』と白岩の背中を押した。

 近くのデパートの水着売り場に来た。

 早苗は.3着選んで、試着室に付いてきた。

 白岩は、一着ずつ着て見せた。

 そして、早苗が勧める一着を購入した。

 お礼に早苗を、マスターが自分の店以外で美味しいという店としで挙げた店に来た。

『早苗さんコーヒー好きですか?』

『うん。好きだけど』

『この店、僕のバイト先の喫茶店のマスターが、自分の店の次に美味いって行った店なんです』

『楽しみだね。注文は任せていい?』

『了解です』

 優斗は、本日のコーヒーを2杯頼んだ。

『喫茶店でバイトしてるんだ?)

『もう1年半になります。僕もコーヒーの入れ方教わってるんです』

『今度行ってみるよ』

『毎度ありがとうございます』

 コーヒーが来た。

『ホントだ。美味しいね』

『マスターよりも美味しいかも』

 二人して『はっはっはっ」と笑った。

『それで水着買ったのは、例の彼女と行くの?』

『実は』と優斗は、水族館以来、会えてないことを話した。

『なんだろうね?私にも分からない』

『そうなんてすよ。とりあえず返事は来るので、嫌いになったわけではないと思いたいんですけど』

『嫌いになったら、ブロックするから。そうじゃないんだけど、会えない事情があるか·····』

『女ゴコロは分かりません』

『高校生が言うな。なんか最近明るくなった?』

『その彼女と会ってたら、自分の感情を素直に出せるようになったんです』

『前は、事務的な話しかしない感じだったもんね』

『そうだと思います』

『じゃあ、誰と行くんだい?』

『実は』と幼なじみの話をした。

『勃ったらなんて、面白い子だね』

『男子高校生舐めるなって、話ですよ。誰でもいいわけじゃないんです』と自分の初恋や自家発電の話は、記憶から消した。

『ふ~ん。誰でもいいわけじゃないんだ。ホントに?』

『多分、大丈夫です』

『じゃあ、免疫付けに行こうか?』

『免疫?ですか?』

『さっき私のことをキレイって言ってくれた。お礼よ」

 また2人は、水着売り場に来た。でも今回は女性用の水着だ。

『ちょっと待って下さい。まさか早苗さんが着るんですか?』

『そうよ。とびっきりエッチな水着』

『すいません。自信がありません。多分無理です』

『いいから、私が見て欲しいの』

 優斗は試着室の前で待っていた。

 周りを見回すと、カップルらしい男女が多かった。

 みんな首だけを試着室に入れていた。

 中から『いいわよ』と声が聞こえた。

 優斗は素早く顔を突っ込んだ。

 中では、布の面積の少ないビキニを着た早苗がいた。

『どう?』

 優斗の股間が反応した。優斗は首を試着室から出し、しゃがみ込んだ。

 今度は早苗が顔だけ出した。

『どうしたの?』

『やっぱり無理でした』

『そんなカッコじゃ怪しまれるから、中に入りなさい』

 優斗は素直に從った。

 早苗もしゃがんだ。眼の前に早苗の胸が来た。

『早苗さんってけっこう胸あるんですね』

『Cカップたから、それほどでもないけど。水着効果ね』

『僕どうしたらいいんですかね』

『ちょっと立ってみて』

 優斗は立った。見事にズボンが前に押し出されていた。

『今からズボン下ろすけど、これを抑えるためだから、気にしないでね』

『でも、旦那さんとか、彼氏さんとか大丈夫なんですか?』

『まだ25よ。結婚はしてないし、彼氏いない歴2年よ。誰にも迷惑かからないから』

 実は早苗は、試着室の中を覗いてしまった事があった。カーテンが止まっていなければならない方が破れていたのだ。そこで優斗のモノが異常に大きいことを見てしまっていた。

 早苗はスボンとパンツを下ろし、予想通り大きく固くなったモノを見て、ゴクリと唾を飲んだ。

『恥ずかしいです』

『大丈夫、すぐに収まるわ。ただ声は我慢してね』

 早苗は口に咥えながら、手でしごいた。

 早苗は凄い、硬いと自分も濡れてしまった。

 早苗は口の動きを早めた。

 優斗は『もうダメです。出ます』と腰が引けてきていた。

 早苗は『このまま出していいよ』と言って、また咥えた。

 すぐに口の中に匂いが広がった。

 早苗はゴクリと飲み込んだ。

 その後、きれいに舐めた。

 しかし、少し収まっていなかった。

 優斗は座り込んだ。

 早苗は服に着替え直した。

『さぁ、行きましょう』

 早苗は水着を戻して、売り場を後にした。

 優斗は、買った水着の袋で前を隠している。

 早苗『まだ夜には時間があるから。うちに寄って行って。すぐそこだから』

 優斗は、行っていいかどうか悩んでいた、
 でも、抑えきれない性欲があった。

『するかしないかは、部屋に行ってから、あなたが決めればいいの。私からは何もしないから。

 それに私としたって、体だけの満足、オナニーみたいなものよ。オナニー、あなたもしたことあるでしょ。

 愛のある初体験は、好きな人とすればいいの』

 優斗は、とりあえず早苗の部屋に入った。

 部屋は綺麗だった。

 早苗は服を脱いで下着姿になった。

 そして、ベッドに寝転んだ。

 優斗も服を脱いで、無言のまま早苗の上に重なった。

『いいのよ。これは体だけ』

 しばらくして早苗の手が伸び『ここ』と言った。

 優斗は無我夢中で腰を動かし、そして早苗のお腹に出した。

 優斗は涙を流しながら、早苗の横に倒れた。

 早苗は、ビクビクっとしながら、優斗の頭を撫でた。

 それから、毎日、優斗は早苗の家に来た。


 そして、由紀と海に行く日が来た。

 海には一時くらい電車に乗れば着く。

 由紀は『約束忘れないでよ』と余裕な態度だった。

『大丈夫だよ。由紀なんかで、ならないから』と言いながら、早苗とのことを思い出していた。

 由紀が知ったら、どう思うのだろう。それだけ考えていた。

『もう私水着を着てるから、着いたら、すぐ見せてあげる』

『僕も着てるから、ロッカーに荷物置いたら、すぐに海行こう』

 電車が着いた。砂浜まで歩いていく。2人は離れて服を脱ぎ、ロッカーに荷物をしまった。

 ロッカーの陰から由紀がかわいい顔を出す。

『準備はいい?』声が震えていた。由紀自身、恥ずかしいのだろう。

『いいよ。よし、来い!』優斗は、由紀との海を楽しむことにした。もう勝負は、負けていいと思っていた。

『じゃ~ん』と由紀の全身が現れた。

 ビキニではあったが、上の水着がへそのあたりまであり、思ったよりも体が隠れていた。それでも胸の谷間は見えていた。

 由紀は恥ずかしそうにしている。しかし、目は優斗の股間を見ていた。

 優斗は早苗の裸を脳裏に思い浮かべた。

 水着が前に押し出された。

 由紀は『やった~!私の勝ちね』と喜んだ。

 優斗は『恥ずかしいから、早く海行こうよ~』と前かがみになりながら言った。

 由紀は優斗の股間を思い出しながらドキドキしていた。優斗の顔が見れなかったので、先に海に走った。

 優斗もそれに続いた。

『きゃ、けっこう冷たい』

 優斗はしゃがんで、水を体にかけた。

 それを見た由紀が水をかけてきた。

『やったな~』と優斗も立ち上がって由紀に水をかけた。

 由紀は、キャッキャッ言いながら、優斗の股間を見ていた。

 優斗もそれは分かったが、ほっておいた。

 海の中に入った。由紀は身長が低い。150ちょっとしかない。だから、優斗が足がつく深さでも、由紀は足がつかない。

 優斗は、由紀の手を掴んだ。

 いつ以来だろう。由紀の手を触るのはと、優斗は思った。

 由紀は優斗の両手を掴みながら、バタ足をしていた。

 その時、大きな波が来て、由紀を飲み込んだ。

 すぐに由紀の手を引っ張り、雪の腰に手を回し、抱き上げた。
『大丈夫!?』と叫んだ。

 由紀は顔を両手で拭い、
『大丈夫だよ』と笑顔になった。

 すぐに優斗の顔が近いことに気付き、優斗の胸を両手で押した。

 優斗は、由紀の体に回している腕に力を入れて、逃さなかった。
『もっと浅い所に行くまで我慢して』

 由紀は暴れるのを止めた。由紀の体が浮いていたので、お姫様抱っこのように抱えていた。
『なんかすっかり逆転しちゃったね』

『何が?』

『私がユウを守る立場だったのに。今じゃこうして守られる側』

『そんなことない。子供の頃から僕には由紀が眩しかったんだ。それは今も変わらないよ』

『それって告白?』とイジワルそうな目で見た。

『違うよ!と顔を背けた。

 由紀は優斗の胸に頭を付け、
『ねぇ、考えたことある?私が告白されても、なんで誰とも付き合わなかったのか?』

『ここで自慢話?』

『そうじゃないわよ。今まで告白してきた人の中に私の好きな人はいなかったの』

『えっ?由紀の好きな人?』

『そう、私の好きな人。泣き虫で頼りないコミュ症な人』

『それじゃ僕じゃないな。僕は泣き虫じゃない』

『ホントに?』

『じゃあ、私の好きな人は、海で私を助けてくれる頼れる人よ』

『ごめん。もう一回確認するね。僕のことからかってるでしょ』

『からかってるなら、大人しく腕の中にいないわよ。私の性格知ってるでしょ』

『まぁ、確かに。それじゃ、僕、本気にするからね。今から嘘って言っても、ずっと由紀のこと好きでいるからね』

『やっぱり私から言わないと気付かなかったのね。どれだけ長い間、私がユウのこと好きだったと思ってるのよ』

『嘘でしょ。いつからなの?』

『小学生の時からよ』

『僕はずっと幼稚園の頃から好きだった、でも、泣き虫で頼りない僕は、勇気が持てなかったんだ』と涙を流した。

『ほら、泣き虫じゃないの』

『泣いてない。波のせいだ』

 もう由紀の足がつく浅瀬に着ていた。

『ねぇ、由紀、勝負に負けたけど、ひとつお願いしていい?』

『何?聞くだけ聞いてあげる』

『キスしていい?』

 由紀は目を閉じた。優斗は唇を合わせるだけのキスをした。

 本当は早苗から舌を絡ませるキスを教えられていたが、愛のあるファーストキスをした。

 ファーストキスを終え、2人は見つめ合っていたが、
『お尻に何か当たるんだけど』と由紀が言った。

『ごめん、悪気はないんだ。生理現象だから、許して』

『触ってもいい?』

『えぇ!ここでホントに触るの?』

『海の中だから大丈夫よ』

『かわいいものじゃないよ。幻滅しないでね』

 優斗は由紀を下ろした。

 由紀が優斗の水着の中に出入れた。
 硬い。それにドクドクしている。

『水着下ろしてもいい?』

 優斗の胸のすぐ下まで海面があったので、優斗は頷いた。

 優斗は自分で水着を下ろした。

 由紀が両手で掴んだ

『由紀の手、柔らかくて気持ちいい』

 由紀は根元から先まで握っていった。

 白岩の口から『あぁ』と声が漏れた、

『どうしたら、気持ち良くなるの?』

『えっ?』

『教えてお願いだから。ユウを気持ちよくさせたい』

 優斗は由紀の手を上から握り、上下させた。『こうやって動かすと、気持ちいい』

 由紀は頷いた。ゆっくり手を上下させた。

 優斗の口から声が漏れる。

『由紀、ごめん、我慢できない。手を借りてもいい?』

 由紀は恐る恐る頷いた。

 由紀の手の上からてをり、早く動かした。

 由紀はこんなに早く動かしたら痛いんじゃないかと心配になった。

 しばらくして、うぅと言う声を出して、海の中に射精した。

『ごめん。ビックリさせちゃって』

『あんなに早く動かして痛くないの?』

『普通あれくらいだと思うけど、他の人は分からないから』

『ねぇ、ユウ、勝負私が勝ったんだから、今度は私の言うこと聞いてくれる?』

『うん。もちろん』

『うちのバカ親がねぇ。今日ユウと海行くって言ったら、急に私を置いて旅行に行っちゃったの。だから、今日家に誰もいないの』

『えっ、ちょっと展開早すぎない?由紀はそれでいいの?』

『私はずっと待ってたから、心の準備はとっくにできてるの。お願い、初めてはユウがいいの』

 優斗は悔やんだ。数日後に、こんなことが待ってるなら、あの日、早苗のところなんか行かなければ良かったと。我慢すれば良かったと。

 でも時は戻らない。謝罪することもできない。ただ由紀の願いを叶えてあげることしかできない。

 優斗は『うん。僕の初めても由紀がいい』
 と言うしかなかった。

 2人は、シャワーを浴びて、着替え、電車に乗った。

 まだ昼前だった。

『こんなに早く帰ると思わなかったし、手を繋いで帰るとも思わなかった』

『いいじゃない?海に告白しに行ったと思えば。ロマンチックでしょ』

『僕が告白したってことになるの?』

『どうかしら?どっちでもいいんじゃない』

『そうだね。結果は変わらない』2人は』お互いの指を握った。

『旅行って、マスターは、こうなることを望んでたってこと?』

『ホントに鈍感ね。
 ユウの親と私の親、ユウが喫茶店を継ぐことで話はついてるらしいわよ。

 ユウの親も遠くに就職されるよりはマシだって思ってるんだって』

『うわっマジで』

『はぁ、もう少し周りに気を配りましょうね』

『はい、頑張ります』

『それと、もうあなたは喫茶店の修行してるの。未来のマスターさん』

『止めてよ。気軽なバイトじゃなくなる』

『妻としては、稼いでもらわないと困るから。しっかり修行してね』

『はい。分かりました。まぁ、でも僕楽しいけどね。喫茶店』

『最近コミュ症も治ってるみたいだけど、何かあった?』

『いや、特に何もないよ』

 優斗は、春花を思い出したが、向こうが会わないんだからしょうがない。
 話すのが楽しかったし、何より美人だし、後ろ髪を引かれる思いだが、別れると明日、ラインを送ろう。

 しばらくすると、早苗からラインが来た。

 次はいつ会えるのかと書かれていた。

 もう会いません。今までのことは夢だったと思います、と返した。

 ふ~ん、喫茶店に行って、私とのことを話そうか?と返ってきた。

 誰も信じませんよ。このラインを見せたって、別に何もわからないですよ。と送った。

 ラインなんて当てにしてないわ。じゃあこれはどう?音に気をつけてね(笑)

 動画だ。白岩の顔がバッチリ写っている。

 僕が全部正直に話せば済むことですよね?
 それより、これ立派な脅迫ですよ。ストーカーで捕まりたいんですか?

 ごめんなさい。あと一回だけでいいから、お願い

 今まで本当にありがとうございました。
 早苗さん美人なんですから、すぐにいい人見つかりますよ。

 それからラインも来なかったし、店にも来なかった。


 優斗達は、由紀の家に来た。喫茶店の前には、臨時休業の札がかかりっていた。住居の玄関から中に入る。中には静けさが広がっていた。

 由紀は緊張した声で、『上がって』と言った。

 優斗は、『うん』と答えるのが精一杯だった。

 由紀は震える声で『もう一回ちゃんとシャワー浴びたい』と言った。

『うん。由紀の後で僕も浴びるよ』

『リビングで待ってて。冷蔵庫の中に飲み物あるから勝手に飲んでて』

『優斗は、何度も訪れ、勝手知ったる由紀の家だったが、誰もいないリビングは初めてなので、緊張感が増していった』

 優斗は異様な喉の乾きを覚え、冷蔵庫から。飲み物を出して、グラスに注ぎ、一気に飲み干した。いつも飲んでいる麦茶だが、味も匂いもしなかった。

『なるべく分からないフリをしなくては。でも、興奮したら、初めてとは思えないことをしてしまうかもしれない。由紀にバレたら泣かせてしまう』

 すっかり早苗にセックスの快感を覚えさせられてしまった体を両手で掴んだ。
 由紀にこんな汚れた体を見せたくはなかった。

 由紀はきっと初めてなんだ。それに由紀は僕も初めてだと信じているだろう。
 2人でぎこちないセックスをしたいと思ってるに違いない。僕もそれに付き合わなくては。

 優斗は、由紀とは違う緊張感を感じていた。

 リビングの外から、お風呂あがったと由紀の声がした。

 優斗はシャワーを浴びた。気をつけなければならないことを確認する。

 服を着ようか悩んだが、腰にタオルを巻いて行った。

 早苗の部屋をノックする。

『入っていいよ』と声がした。ドアを開けて入ると、布団を掛けた由紀がベッドに寝ていた。

 腰にタオル姿の優斗を見て、由紀が目を逸らした。
  
 優斗は布団をめくった。

 由紀はバスタオルを体に巻いていた。

 優斗はベッドに腰掛けて、由紀の目を見ながら、『いい?』と聞いた。

 由紀は頷いた。

 由紀は壁側に体をずらした。そのスペースに優斗は横になった。

 優斗は、由紀の髪を撫でながら
『由紀、大好きだよ。ずっと一緒にいようね』

 由紀は目を閉じた。

 優斗は唇を長く合わせた。

 バスタオルの上から、由紀の胸を触る。

 由紀の顔が歪む。

『ごめん、痛かった?』

 由紀は首を横に振った。

『そう、良かった。じゃあ見ていい?』

 由紀はバスタオルを教えていた両手で、顔を覆った。

 優斗は、バスタオルを外して、胸だけを顕にした。

 下側から、右胸を揉んだ。

『柔らかい』

 優斗は、胸を掴みながら、乳首を舐めた。由紀の体がよじれた。

 更にバスタオルを外した。由紀の臍が見えた。乳首から臍へと舌を這わせた。

 由紀から『あぁ』と声が漏れる。

 優斗は、再び、由紀の頭まで体を戻した。

 由紀の手首を優しくて握り、
『ねぇ、由紀。僕を見て』

 由紀は、両手の人差し指を動かし、目だけを出した。

『由紀、キスさせて』

 由紀は、両手を鎖骨の辺りに置いた。優斗は、唇を合わせて、顔を上げた。

『じゃあ、行くよ』

 由紀は頷いた。

 優斗は、由紀の首元に舌を這わせながら、右手で、バスタオルを全て剥がした。

 剥き出しになった下半身に右手を滑り込ませる。

 由紀の両手が優斗の脇の下から背中に回った。

 優斗は股間を撫でた。決してクリトリスを剥いたりしない。

 由紀の太ももに力が入り、勇人の手を固定した。

 優斗は再び顔を上げ、由紀の目を見た。
『大丈夫。優しくするから、足の力を抜いて』と囁いた。

 由紀は目をつぶり、太ももを開いた。

 再び唇を合わせ、鎖骨、胸の谷間、乳首、お腹とゆっくり舌を這わせた。

 いよいよ股間に行くとなった時、由紀は両手で勇人の頭を抑えた。

 優斗が顔を上げると、由紀が首を横に振っている。

 優斗は、頭を掴んでいる指先を両手で、軽く握って、頭から離した。

『由紀の全部を見せて』

 由紀は再び、両手で顔を覆った。

 優斗は、股間に顔を埋めた。

 クリトリスは隠れてしまっていた。早苗なら、両手で広げるところだが、初めての僕にはできない。ひたすら、閉じた膣から割れ目の先まで、舐め続けた。

 由紀の体が捩れる。由紀の手が、優斗の頭を押さえている。

 だんだん、膣から液が溢れてきた。

 膣の中に舌を入れた。

 由紀が一段と高い声を上げた。

 優斗は、あまり刺激が強くならないように、太腿の内側を舐めた。そして、また膣を舐め、を少し繰り返した。

 由紀の太腿から、完全に力が抜けた。

 そろそろ挿れてもいいかな、と思った瞬間、自分の体の異変に気が付いた。

 こんなに気持ちは興奮しているのに、一向に肉棒が固くなっていない。

 優斗は、膣を舐めながら、肉棒をしごいた。全く反応しない。

 白岩は、顔を上げてた。

 突然、愛撫が終わったことに、由紀は顔を上げた。
『どうしたの?』

『いや、ごめん。どうしてなのか分からないんだ。気持ちは由紀の中に入りたいって思ってるのに』

 由紀は上半身を起こした。

 勇斗がしきりに触っているものを見た。

『あれ?』海の時に触ったものは、そこにはなかった。

『私がしようか?』

『お願いできるかな?』

 由紀は座り直し、肉棒を握って、手を動かした。由紀の手の柔らかさは伝わってくる。

 しかし、全然固くならない。

『由紀、ごめん。本当にごめん。こんなこと生まれて初めてだ。僕もパニックだよ』

『ねぇ、落ち着いて。パニックになったら、増々ダメな気がする。まだ夜もあるし、一回止めよう』

『うん。ごめん。本当にごめんなさい』と涙が出てきた。

『ほらほら泣かないの。海で出したからかもしれないし、とにかく一回部屋を出て落ち着いてきて』

『うん』優斗は裸のまま、部屋を出た。

 優斗は風呂場で脱いだ服を着た。リビングに行き、コーヒーをカップに注いだ。キッチンに強く叩いた。

『なんてことだ。まさか勃たないなんて。由紀は自分に魅力がないと責めてしまうかもしれない。早く解決しないと。次は絶対に、勃たせないと』

 優斗は、そのままキッチンを背に座り込んだ。そして、文字通り、頭を抱えた。

『あっ!』優斗は藁にも縋る思いで頼ることにした。かなり気まずいが、僕にも非はある。まずはそれを謝ろう。

 優斗は、由紀の部屋のドアの前に立って叫んだ。

『一度家に帰って、着替え持ってくる。絶対に戻ってくるから、待ってて』

『分かった』と声が聞こえた。

『家の鍵持っていくからね』

 もう由紀からは返事はなかった。

 優斗は、ダッシュで家に帰った。

 玄関を開けた。脱衣所に行き、水着やタオルを洗濯かごに移し、リュックを空にした。

 母親がリビングから顔を出した、

『ただいまくらい言ったら?』

『ただいま』

『おかえりなさい。早かったのね、海』

『今晩、マスター達が旅行でいなくて、由紀が心配だから、泊まってくる』

『あら?優しいのね。フフフッ』

『なんで笑ってるんだよ』

『笑ってないわよ。フフフッ』

『笑ってるじゃないか!』

『2人が仲良くて、嬉しいだけよ』

『やっぱりグルなんだな』

『そんな言い方しなくてもいいでしょ。私達は早く孫の顔が見たいだけよ』

『もういい!』

 優斗は部屋から、下着と寝間着と、明日着る服をリュックに詰めた。

 優斗は部屋を出た。まだ母は顔を出していたが、無視をして、玄関を飛び出した。

 母『からかい過ぎたかしら。
 でも、私達の老後は今日にも安泰になるわね。みんなにも連絡しておいた方がいいわね。ふっふ~ん』


 優斗は自転車を走らせ、駅前の服屋に来た、早苗を探したが見つからない。

『あら?勇斗くん?』

 優斗は振り返った。店長だった、

『早苗さんはいないんですか?』

『午前中に体調が悪いって言うから、家に返したよ。こんなの2年ぶりくらいかな』

『分かりました』と店を出ていこうとしたら、

『今日は買わなくていいのかい?』

『早苗さんに選んでもらった服がいいので、また来ます』

『そう。じゃあまた来てね』

 優斗は、頭を下げて、店を出た。

 早苗のアパートに向かった。

 ドアの前に立ち、呼び鈴を鳴らした。反応がない。また鳴らしてみる。やっぱり反応がない。
『早苗さん。僕です。優斗です』と声を出した。

 ドアがゆっくりと開いた。

 ドアを掴んで更に広げた。目を真っ赤にした早苗がいた。その目から更に涙が溢れてきたのが分かった。

『ごめんない。色々優しくしてもらったのに。あんな酷いことを書いて』
 と頭を深く下げた。

『ゆう、と、くん、は、悪く、な、いの。わたしが、また、やって、しまった、だけ、よ。うぅ~』

 泣き崩れる早苗を抱き上げてた。

『中入ってもいいですか?』

 早苗は頷いた。

 いつも綺麗に整理されていた部屋は、散らかっていた。

『本当にごめんなさい。今朝は早苗さんのことを考える余裕がなくて、本当に酷いことをしました』

『いいのよ、また会えただけで、私は嬉しいから、うわぁ~ん』

 優斗は、早苗を抱きしめて、
『とりあえず落ち着いて下さい。これから僕はずっと早苗さんのこと一人にしないですから』

『ホントに?』

『本当です』

 しばらくして早苗は落ち着いた。

『前の彼氏だけでなく、みんな私のことが重いって言って、いなくなってしまうの。今回も同じことを繰り返してる。本当に成長できてない』

『重いってなんですか?』

『わかりやすく言うと、今回の動画みたいなストーカー行為をしてしまうこと』

『早苗さん他の人より全然美人だし、お洒落だし、僕なんかの相手してくれるくらい優しいのに、なんでですか?』

『結局は自分に自信がないの。好きだって言われても、その言葉が信じられないの。捨てられるって不安でしょうがないのよ』

『早苗さんって捨てる側の人間だと勝手に思ってました。告白してくる相手をバッタバッタと振りまくる』

『フフフッ。そう思ってくれるのは、優斗くんだけよ』

『やっと笑ってくれた。
 じゃあ、早苗さんが自信を持てるようになるまで、僕は早苗さんの前からいなくなりません。と言っても信じてくれないかもしれないですけど、これは、僕自身に言っている誓いです。
 だから、早苗さんが信じようが信じまいが関係ない』

『優しいのね。こんなおばさん、ほっとけばいいのに』

『止めて下さい。おばさんなんかじゃありません。お店の早苗さんも、私服の早苗さんも、ベッドの早苗さんも全部、僕は大好きです』

『君って子は。大人の私が高校生を支えにするの?』

『そうです。誰かが見つかるまで、早苗さんは僕のものです』

『うん。もう年齢は関係ないわね。私のことは、早苗って呼んで。敬語もなしで。君の所有物なんだから』

『じゃあ僕も優斗、もしくはユウって呼んで』

『ユウにしようかな』

『じゃあ、いつか来る日まで、よろしく早苗』

『そちらこそ、ユウ。でもいいのかい?ユウの彼女は?』

『それは、絶対に内緒。それだけは絶対に守って』

『分かってるよ。大丈夫。私も自分に約束するよ』

『それだけ言いに来たのかい?』

『そうだ、早苗と仲直りできたなら、ひとつ相談が』

『何?』

『実は』海に行って、幼なじみと付き合うことになったこと、海の中で射精したこと、今日、相手の親がいないので、家でセックスしようとしたら勃たなかったことを話した。

『ふ~ん。私が、ラインしたのは、どのタイミング?』

『海から帰る途中で、これから相手の初体験をするので、ドキドキしてた時』

『うわぁ、最悪の時じゃない。ユウの反応も無理はないわ』

『そうだったんだ。ごめんなさい』

『もう、お互いに謝るのは止めよう。それにしても告白した日にするなんて、最近はそうなの?』

『相手に言わせると、ずっとすることを考えてたってことらしい』

『ふ~ん。話が脱線しちゃったね。相談は経たないことをなんとかしたいってことで合ってる?』

『そう。今も勃つか不安で』

『そっか。ひとつ確認するけど、相手の子はユウも初めてだと思ってるだよね?』

『おそらく』

『じゃあ。ユウは私が教えたセックスは封印したいわけだね?』

『慣れた手付きなんかしたら嫌われちゃう』

『もしかして、彼女としてる最中も、そのことを考えた?初めてのフリをしようと』

『そうだね』

『じゃあ彼女とできる喜びは二の次になってた感じ?』

『そうかもしれない』

『じゃあ、それが原因だよ。全然楽しめてないじゃん。気持ちよくなろうとしてないじゃん』

『やっぱりそうか。でも自分の快楽を優先させるのは、絶対に無理。相手は処女だし、痛いんでしょ。初めてって』

『痛いのは初めのうちだけだよ。気持ちよくなっちゃえば、関係なくなる』

『まぁ、今の話をまとめると、相手の子を大切にすることだけ考えてすれば、いいんじゃないかな』

『大切にしたいって気持ちがあれば、私とするみたいな激しいことは、しないと思うよ』

『試してみていいですか?』

『えっ?これから彼女とするんでしょ』

『そうなんですけど、不安で不安で』

『その不安は取り除いておいた方がいいね』

『もしダメだったら、彼女、自分に魅力がないって、落ち込んじゃいます、
 そうしたら2度とできないかもしれない』

『私で試して落ち着くなら、いいよ、私は。もうできないと思ってたから、嬉しいし』

『是非、お願いします』

 2人はベッドに寝転んだ。

『じゃあ、私を幼なじみだと思って、大切にしながら』

『分かりました』

 優斗は、半身になって、早苗の頭を撫でながら、
『早苗、大好きだよ。ずっと一緒にいようね』
 と唇を合わせた。

 早苗の舌が優斗の唇を割って侵入しようとする。

『ちょっと待って。由紀はそんなキス知りません』

『え~っ、ユウが教えればいいじゃん』

『僕が、どこでこんなキス覚えられるんですか?』

『年上の女性』

『ふざけないいで下さい』

【もう分かったよ。大人しくしてるよ』

『お願いしますよ、もう』

 既にズボンの中は、ガチガチになっていた。

 早苗がズボンの上から、股間を触った。



 早苗、大好きだよ。これからも、ずっと一緒にいようね』と早苗の頭を撫でた。

 それから唇を合わせるだけのキスをした。

 早苗の体がビクンと震えた。

『なんで。ここでいくんですか!』

『私の話聞いてたでしょ!さっきは我慢できたけど、2回目は無理よ。ずっと一緒にいようなんて、私には毒よ』

『もう、先進みますよ』

 優斗は再び早苗の目を見つめ、

『僕を見つめてくれる目、大好きだよ』と早苗の目にキスをした。

『僕の話を聞いてくれる耳、大好きだよ』と耳にキスをした。

『早苗のかわいい声、大好きだよ』と口にキスをした。

『早苗の細くて長い指、大好きだよ』と指にキスをした。

 優斗は、自分の上の服を脱いだ。それから、早苗の上の服を脱がす。

『柔らかくて大きい胸、大好きだよ』と谷間にキスをした。

 早苗の顔の位置に戻り、目を見つめる。
『外すよ。いい?』

 早苗は、頷く。

 手こずりながら、ブラを外す。乳首が顕になる。

『綺麗でかわいい乳首、大好きだよ』と乳首にキスをした。早苗は、体をよじる。

『そして、かわいいおヘソ、大好きだよ』とオヘソにキスをした。

 優斗は、ズボン(脱いだ。硬いもので
 下の服を脱がす。

『長くて細い脚、大好きだよ』と太ももにキスをした。

 また、早苗の顔の位置に戻って、キスをした。

『脱がすよ、いい?』

 再び無言で頷く。優斗は、下着を脱がせた。

『早苗の顔の位置に戻る。
『触るよ』と、手を股間に忍び込ませる。

 いつもなら、足を開かせて、クリトリスを剥くのだが、そんなことはできない。

 ひたすら、股間を撫でる。

 早苗が足を広げる。

『触ってあげたいのは、やまやまなんだけど、由紀はそんなことしない』

『分かったわよ。でも、もう焦らさないで』

『無理だよ。ゆっくりやらないと』

『あ~もう』早苗は足を閉じた。

 優斗はスをして、首、胸と舌で愛撫をし、股間にたどり着く。足を広げ、体の位置を早苗の下にした。

 舌で股間を舐める。やっぱり指で広げたりはしない。早苗は、とっくに濡れていた。

 膣の中に舌を入れる。早苗が体をよじる。

 指を入れて、ゆっくりと動かす。

 早苗が声を漏らし始めた。
 優斗は、体をお越し、早苗にキスをした。

『入れるよ。痛かったら言ってね』

 早苗は焦らされすぎて、既に意識が薄れていたが、なんとか頷いた。

 勇斗は、ゆっくりと入れ始めた。

 早苗は、体を仰け反った。

 それでもゆっくりと入れる。

 また、早苗にキスをして、

『動くよ』

 と腰をゆっくりと動かし始めた、

 早苗は、一段と高い声を出した。

 優斗は、ゆっくりを心がけていたが、途中で我慢できなくなり、いつもの調子で腰を動かし、お腹に射精した。

『ダメだ。ゆっくりじゃ射精できない』

『彼女は、初めてなんだから、どの程度が激しいか分からないんじゃないの?
 痛がらない程度にしてみれば?』

『そうだね。様子見ながら動いてみる』

『本当なら、もう一回して欲しいところだけど、今日は止めとくわ』

『ありがとう。次いつ会えるかは約束できないけど、必ず来るから、安心してね』

『え~、週一は来てよ』

『無理だよ。大学行けば時間とれると思うけど』

『大学って、いつ?』

『早くて1年半後』

『私、27じゃん。それまでには結婚したい』

『早苗は、結婚しても僕を呼び出しそう。旦那さんが、怪しくて不安だって』

『それは、否定できないなぁ。ねぇ、彼女ほっといて大丈夫なの?』

『やばい、行かないと』

『待って、そのオチン◯◯じゃ、まずいでしょ』

 と早苗は、肉棒をきれいに舐めた。

『あっそうだ。ゴム使いなよ。私とは違うんだから、ちゃんと大切にしてあげて』

『今日は、ありがとう。絶対に連絡するから』

 早苗は今朝あったことが嘘のような気になっていた。
『高校生に依存して生きながらえるとはね。私も、早く相手見つけよう。不安になったら、ユウを呼び出せばいい。それで私の恋愛が上手くいくなら、それは必要悪でしょ。さぁてと、部屋片付けようかな』


 優斗はドラッグストアに寄り、薄いことを強調したゴムを買った。思ったよりも種類があってビックリした。

 由紀の家に着き、『由紀、戻ったよ』と言いながら中に入った。

 由紀の部屋の前に行き、ドアをノックした。
『由紀!』と声をかけても返事がなかった。

 ゆっくりとドアを開けると、由紀は寝ていた。

 ベッドの上に、パソコンがあった。

 優斗が覗いてみると、男を喜ばせる方法とタイトルが付けられた動画が止まったままになっていた。

『ごめん、由紀、こんなことまでさせてしまって』と申し訳ない気持ちでいっぱいになった。

 優斗は部屋を出て、念のため、シャワーを浴び、バスタオルを腰に巻いた。

 2階に上がった後、マスターの寝室を探した。奥にダブルベッドが置かれた部屋があった。

 ここがいい、由紀のベッドは狭すぎる。

 優斗は、由紀の部屋に戻った。

 布団をどけたら、由紀はバスタオルを体に巻いていた。

 慎重に由紀の首の下と膝の下に腕を潜り込ませ、ゆっくりと抱き上げる。由紀は軽かった。

 静かに歩いていったが、途中でバスタオルが落ちてしまった。優斗の腕の中で、由紀が全裸になってしまった。

 優斗は、綺麗なピンク色をした乳首と、少しだけ映えた陰毛を、じっと見た。

 すると、タオルの中でムクムクと大きくなった。

 大きくなったことに安堵して、再び歩き出そうとした瞬間、由紀が目を覚ました。

『あっ、ユウ。戻ったんだね。きゃ。なんで裸?』と両手で胸を隠した。

『ごめん、バスタオルが落ちちゃった』と、床のバスタオルを見せた。

 恥ずかしがる由紀が可愛くて、とうとう肉棒がバスタオルの隙間から飛び出して、雪のお尻に当たってしまった。

『何かお尻に当たってる』と由紀が手を下ろすと、それは海の中で触ったものだった。

『あっ、おっきくなってる。良かったぁ。私に魅力がないのかと思った』

『さっきは、僕が緊張してたから、勃たなかっただけなんだ。由紀は全然悪くないよ。辛い思いさせてしまって、ごめん』

『あっ、ベッドのパソコン見た?』

 優斗は頷いた。

『女の人も色んなことしなくちゃならないって、全然知らなかった』

 優斗は、早苗を思い出し、『僕より動いてるかもしれない』と思った。

『どこ行くの?』

『マスターのベッド。由紀のベッドは狭すぎるから』

『恥ずかしいから下ろして』

『綺麗な由紀の体を見ていたい』

『じゃあ、早くベッドに行って』

『分かった。僕も由紀をいっぱい触りたい』

 優斗は、静かにベッドに下ろした。優斗は、隣で半身に横になってた。

『由紀、大好きだよ。これからもずっと一緒にいようね』

『私も大好きだよ。ずっと一緒だよ』

 優斗は、唇を重ねた。すると由紀が、舌を優斗の唇に潜り込ませようとした。

 予想していなかったので、反射的に顔を引いた。

『大人のキスはね。舌を絡ませるんだたって。ユウも舌を出して』

 優斗は分かり切っていたが、『ほう?』と言って舌を出した。

 由紀が勇斗優斗首の後ろに手を回しながら
 顔を近づけ、舌を絡ませた。

 優斗はもう大丈夫かなと思い、早苗とするようなキスをした。

 由紀が小刻みに震えた。肉棒もどんどん固くなっていく。

 由紀が口を離した。
『なんか頭の中がぼぅっとしてくる。身体も熱くなってくる』

『僕も、もうこんなに固くなっちゃった』

 由紀は、肉棒を握った。熱く、ドクドクと脈を打っているのが分かった。

『私が先にしていい?さっきは、ユウにしてもらったから』
 由紀は上体を起こして、勇斗を寝かせた。

 肉棒を握る手を上下に動かした。
 すぐに優斗は、
『あ~、由紀の手、柔らかくて気持ちいい』と声を出した。

 由紀は動画で見たように、亀頭を咥えた。口の中で舌を這わせた。

『あっダメだよ、刺激が強い。あっあぁ、んっ、あぁ。気持ち良すぎて、すぐ出ちゃう』

 由紀は舌で亀頭を舐めている。

 勇斗は、快感の中で、『どう見ても初体験用の動画じゃないだろ!』と思っていた。

 まさかの予想できなかった由紀の攻めに、肉棒は無防備に悲鳴を上げていた。

『ダメ、出ちゃうから、口から出して』

『いいよ。このまま出して』またもや、予期せぬこの言葉に大興奮してしまい、時限爆弾のタイマーは一気にゼロになった。

『ごめん、由紀』という言葉を残し、口の中に射精した。

 由紀は『うぅ』っと言い、射精に耐えた。

 やっと射精が終わった。口を閉じたまま、
『これ?どうしたらいい?』というような事を言った。

『待ってて』とティッシュに手を伸ばしたら、ゴクンと音がなり、由紀が飲み込んでしまった。

『あ~苦しかったぁ。凄い勢いだし、凄い量だし、なんか臭いし、ビックリしたぁ~。動画ではこんなに出てなかったよ』

『由紀の口の中が気持ち良すぎるんだよ』

『いいのか?初体験で精液飲んで。でも、ナイスな動画だ。早苗とでもこんなに気持ち良かったかとはない』と思い、心の中でガッツポーズをした。

『今度は僕の番。由紀、横になって』

『由紀の僕をみつめる目、大好き』とキスをした。そして、耳、鼻、口と続き、由紀の膣の中はかなり濡れていた。

 優斗は。由紀の股間から体を起こし、由紀の目を見ながら、

『由紀、挿れるよ。痛かったら言ってね』

 由紀は頷いた。

 優斗は用意してきたゴムを付けようとした。早苗とは一度も使ったことがなかったので、本当に付け方が分からない。

 戸惑っていると、由紀がゴムを取って、表裏を確認し、口に咥えた。そして肉棒に咥えるように付けた。最後の方は手で下ろした。

『はい、これで大丈夫。ゴム持って来てくれたんだ。私の体を心配してくれたんでしょ。ありがとう。嬉しいわ』

『うん。すぐ子供できるわけにはいかないからね』

 優斗は、由紀を押し倒した。

『キャッ』

『由紀、早く由紀と繋がりたい』

 再び舌を絡ませた。下では肉棒を入れようとした。

 しかし入らないという演技を何回かした。

 由紀の手が伸びてきて、亀頭を膣の入口に当てた。

 優斗は、ゆっくりと中に入れ始めた。
『キツイ。早苗は体が引き締まっていて、筋肉で締まる感じだが、由紀は体が小さいので、単純に膣が小さいのだろう。もし、初めてだったら、これだけで射精してしまいそうだ』優斗の顔が歪んだ。

 由紀の顔も歪み、シーツを掴みながら体を反らせた。

 一度休みした『本当に痛かったら、言ってね』

 由紀は答えなかった。余裕がないのだろう。

 優斗は挿入を再開した。

 由紀の口から『あぁぁ』と声が漏れる。

 そしてとうとう『痛い!』と叫んだ。

 肉棒の半分くらいが入った状態だった。

 優斗は、ここが限界と思い、

『ゆっくり動くから、痛かったら言ってね』

 優斗は、少し肉棒を抜き、亀頭だけを出し入れした。

 それでも由紀の顔は歪んだままだったが、
 由紀の声に変化が現れた。

 そして、『気持ちいいよ。ユウのオチン◯◯。あぁぁ』と言った。

 優斗は、肉棒を少しずつ奥に入れながら、動いた。

 途中で、由紀の顔が我慢するように歪んだので、動きを止めた。

『止めないで、奥まで入れて』

 優斗はゆっくりと最後まで入れた。

『全部、由紀の中に入ったよ。僕と由紀は今繋がったよ』

 由紀は意識が朦朧としている中で、頷いた。

 優斗は、ゆっくりと動いた。やはり由紀の顔が歪む。それでも動き続けた。

 徐々に歪みが取れてきた。由紀は顔を上げて、
『私の中でユウのカタチが分かるよ。もっともっと私の中に入ってきて、あぁぁ』

『少し早く動くよ』と腰の動きを早めた。

『はぁ、はぁ。ねぇ、キスして』

 優斗は腰を動かしながら、由紀と舌を絡めた。

『はぁ、はぁ、由紀の中、気持ちいいよ。はぁ、はぁ、由紀と繋がって、こんなに嬉しいことはない。
 はあ、はぁ、絶対に幸せにする。
 たまには喧嘩するかもしれないけど、はぁはぁ、すっとずっと大切にするから』

『はぁ、はぁ、私もユウと繋がって幸せ。はぁ、はぁ、ずっと一緒だよ。すっとすっと一緒だよ。

 あぁぁ、頭の中が真っ白になっていく。何も考えられない。これがいくってことなの?』

『僕ももう我慢できない。由紀、一緒に、いこう』

『うん。ユウ、あぁぁ、ユウ』

『由紀、由紀、由紀ぃ~』最後に激しく肉棒を打ち付けた。

 先に、由紀の体が劇しく痙攣した。その直後、優斗は射精した。

 優斗は、ゆっくり抜いた。ゴムの中に精子が溜まっていた。優斗はゴムを外して、

『こんなに出た』と早苗に見せた。

『今日3回目なのに.こんなに出るんだね』

『いや、よく考えなくても4発目だ。これから夜は長い。もう一度やりたいが、射精できるだろうか?』と心配になった。

 由紀は体を起こし、肉棒を綺麗に舐めた。

 これも動画の影響だろう。これが普通だと思われてもなぁと思ったが、他の誰とするわけでもないので、ほっておいた。

『今すぐにでもできそうだよ』

 優斗は慌てて『お腹空かない?そういえばお昼食べてないし』と言った。流石に無理そうだし。腰が軽い感じがしていた。

 もう午後6時を回っていた。しかし、まだ外は明るい。

『そうだね。ご飯にしよう』と由紀は立ち上がったが、ガニ股になっていた。

『痛いの?』

『痛いってほどではないんだけど、違和感がある感じ』

『おんぶしてあげる』

『いいよ。歩けないわけじゃないから』

『いいから、はい』

 生の由紀の胸が背中に押し付けられた。乳首の位置もわかった。

 優斗は手すりを掴みながら、慎重に、階段を降りた。

 2人とも裸で台所に行った。冷蔵庫のドアを開いた。


 2人の目に入ったのは、ケーキの箱だった。

 それを取り出すと、手紙が付いていた。

『ティラミスは夜のお菓子と言われ、仲良く夜を過ごしたい時に食べると言われています。
 ママが由紀を身籠った時も食べた思い出のケーキです。これを食べて一晩中ハッスルして下さい。フロム、パパとママ』

『あのバカ親!』

『うちの親も、泊まるって言ったら、早く孫の顔が見たいって言ってきたんだ。僕たちの親は本当にどうかしてるよ』

『なんか親のレールに乗らされてる気がして不愉快なんだけど、でもユウは好きだよ』

『もちろん僕も好きだよ。親のことはもう忘れよう。既に願いを叶えちゃたし』

『そうね。今更別れられそうにないし』

『僕も離れられないよ』

 2人は舌を絡めるキスをした。少しおさまりつつあった肉棒がパワーを取り戻していく。

『ねぇ、家にいる間、ずっとこうなの?』

『一回服着よう。僕貧血になりそう』

 2人は服を着た。

 改めて、冷蔵庫の中を見る。ろくな物がない。

『ケーキ買う暇があるなら、食材買っとけって。もう』

『喫茶店の冷蔵庫は?』

『店閉めた次の日に、在庫一掃って料理に変わった』

『これでできるのは、オムライスかピラフだね。う~ん。オムライスにしようか?』

『うん。私はサラダとコンソメスープ作るね。あっそうだ、ケーキあるし、コーヒー入れよう』

『おっ、いいね。バッチリだよ』

 優斗は、まず冷凍ご飯を解凍した。続いて、由紀がブロッコリーを温める。ナイスコンビネーションで、あっと言う間に出来上がった。

 先に由紀が、ケチャップで、優斗のオムライスに肉棒を描いた。仕返しに、優斗は、おっぱいを由紀のオムライスに描いた。

 2人で話し合った結果、自分で書いた方を責任を持って食べることになった。

『ねぇ、私と結婚したら、この店を継ぐようになるけど、それでユウはいいの?』

『えっ、僕は喫茶店の仕事好きだよ』

『高校卒業して、60まで40年以上、毎日同じことの繰り返し、それでいいの?』

『えっ、子供だって生まれるだろうし、マスター毎日コーヒーの研究してて、楽しそうだけど。

 由紀は卒業した後、何か考えてるの?』

『私は、もう少し羽根を伸ばしたいわ。大学に行くつもり』

『由紀は成績いいから、いいところ行けるかもしれないけど、僕は行けても三流だし、意味ないよ』

『あのね。ここから通える料理とか栄養とか資格が取れる大学があるの。私はそこに行くつもり。

 普通に法律とか文学とか勉強しても意味ないのは分かってるから』

『僕にもそこへ行けと?』

 由紀は頷いた、

『うちの親、理解してくれるかなぁ?』

『老後の面倒を見ることを条件に出せば、大丈夫よ』

『まぁ言うだけ言ってみるよ。その大学のこと、もっと教えて』

 由紀はパソコンを部屋から持ってきた。下半身の違和感は和らいだらしい。

『ここよ』と由紀は大学のホームページを開きながら、説明を始めた。

『ふ~ん。確かにこれからの人生に役に立ちそだね』

『私はユウには料理の才能があると思ってるの。喫茶店料理だけじゃ勿体ないよ』

『そうかなぁ、考えたこともなかった』

『何気にお父さんから教わったことだけじゃなくて、アレンジしてるでしょ』

『よく分かったね。マスターの料理、ちょっと古ぃだよね。でも内緒だよ』

『分かってる。私ね。昼は喫茶店。夜は気軽に食べられるフレンチやイタリアンの店をやってみたいなぁって思ってるのにるの』

『いいんじゃない。

 じゃあこれはどう?僕たちの子供が生まれたら、店の中に、保育士さん雇って託児所作って、子育てで忙しいお父さん、お母さんに、ゆっくり食事してもらうの』

『面白い!まぁ店の場所を考えないとならないけどね。だってそういう家って車で来るでしょ』

『そっか、そうだよね。でもいつかやってみたいな』

 こんな事を話しながら、時間は過ぎていった。

 そしてそろそろ寝る時間になったので、2人で風呂に入り、お互いの体を洗いあった。

 2人はバスタオル姿で、ダブルベッドに、横になっている。由紀は優斗の腕に頭を乗せて、優斗の方に体を向けていた。

『どう?違和感は?』

『う~ん。初めてだから、なんとも言えない』

『ユウこそ、大丈夫なの?』

『僕も何とも言えない。初めてだから』と言っておいた。

『途中で無理だと分かったら、そこで止めよう。僕は、由紀と裸で抱き合ってるだけで幸せだから』

『うん。でも、無理しないでね』

『由紀もね』

『明日何時に帰ってくるの?』

『何も聞いてない。今朝、突然、旅行行くから留守番よろしくって言われただけ』

『まぁ早くても昼頃だろうね。それまでには帰るよ』

『うん、そうしよう』

 少し由紀は痛がったが、快楽のほうが勝り、最後まで終えることができた。ゴムに残った5発目の精子は流石に少なかった。

 由紀は『疲れた。寝るね』と裸のまま、すぐに寝息を立てた。

 優斗は由紀の寝顔をじっと見た。
『なんて可愛いんだ』と額にキスをした。

 突然、優斗の頭に、春花のことが浮かんだ。『そうだ。ちゃんと別れるって言わないと。でも、あんな美人と付き合うなんて、もうないだろうなぁ。キスくらいしとけば良かった』と心残りを感じていた。


 次の日、優斗が目を覚ました。時計を見ると10時だった。
 まだ由紀は寝ている。

『由紀、起きて』

 雪は目をこすりながら、目を覚ました。

『もう10時だよ』

『えっもうそんな時間?』

 優斗は布団を剥がした。

 すると、元気にそそり立っていた。

『凄い、あんなに出したのに、朝はこうなるの?』

『まぁそうだね。朝はこうなるんだ』

『触っていい?』

 優斗は頷いた。

『ガッチガチだよ。とうする?口でしてあげようか?それとも下がいい?』

 由紀の羞恥心が薄れていることに少しショックを受けたが、自分も早苗とすることに抵抗がすぐになくなったことを思い出した。人のことを責められない。

 優斗は、急に由紀の口にキスをして、舌を絡めた。

 すぐに雪の目がとろんとしできた。由紀の首、鎖骨、胸と愛撫をし、股間に顔を埋めた。すぐに由紀の膣は反応を示し、濡れてきた。早くもセックスの快感を覚えてしまったらしい。

 優斗は、自分もそうだったので、わるいことだとは思わなかった。

 ただ雑にならないようにだけ気をつけた。

 優斗は、舌がクリトリスに届くよう強めに舐めた。由紀の体が仰け反る。またクリトリスに舌を届かせる。

 すると、太ももが勇斗の頭をギュッと挟んだ。

 構わず、またクリトリスを舐めた。由紀が体を起こした。

『今のダメ、もうダメ、おかしくなっちゃうよ』と恥ずかしがった。

『えっ、ここって痛かった?ごめん』としらばっくれた。

『痛くはないんだけど、刺激が強過ぎるの』

『由紀がそう言うなら止めるけど、ここって広げても痛くない?』

『痛くはない』

『見るだけだから、見てもいい?』

 由紀は恥ずかしそうに頷いた。

 優斗は、クリトリスを剥き出しにした。
『乳首みたいに綺麗な色してる。ふ~ん、置くなってるんだ』

 由紀は太腿を閉じた。
『もう終わり』顔は真っ赤だ。優斗は興奮した。

『優しく舐めるから、もう一回だけ。お願い』

 私が先にやると、優斗の肉棒を咥え込んだ。朝立ちで敏感になっているので、気持ちよさは倍増した、

『ダメ、すぐ出ちゃう。刺激が強い』

 由紀は『ほら、刺激が強いと嫌でしょ。私は優しいのがいいの。大切にされてる気がするから』と小さい声で言った。

『分かった。今日は止めるよ。していい時は言ってね。僕も気持ちよくなりたいけど、由紀のことはもっと気持ちよくしたいんだ』

『うん。じゃあ優しく挿れてくれる?』

『ゆっくりするよ』

 また、ゴムを由紀が口でつけた。

 優斗は演技が面倒だったので、ちゃんと膣に亀頭を当てて、
『挿れるよ』と言った。五日を前に押し出す。ゆっくり中に入れる。

 もう由紀の顔は歪まないまま、最後まで入れることができた。敏感になった肉棒は、中で脈を打っているのが分かった。

『由紀の中、気持ちいい。僕を優しく包んてくれてる』

 優斗は、由紀と舌を絡めた。膣がギュッと閉まる。うっ、これはまずい、出てしまいそうだ。

 優斗は我慢しながら、腰を動かした。一気に射精してしまいたい気持ちもあったが、由紀とできる喜びを改めて持って、雑にならないように注意した。

 由紀をまずはいかせないと、乳首を舐めた。次に両手の指を絡め、自分に引き寄せた。更に奥に届くようになった、

『奥に、奥に当たってる。あぁぁ』

『少し早くしてもいい?』

『抱きしめて』

 優斗は、手を離し、由紀に覆いかぶさった。由紀の脇の下から、背中に手を回した。由紀も優斗の背中に手を回す。

『あぁぁ、ユウ、気持ちいいよぉ。あぁ、いっちゃう。いっちゃうよお。ユウ、ユウ』

『僕も出る。一緒にいこう。由紀、由紀ぃ』

 優斗は由紀の体を自分の股間に打ち付けた。

 優斗が射精した瞬間、由紀の体から力が抜け、大きくビクンと跳ねた。

『はぁ、はぁ、由紀。大好きだよ。絶対に離さないよ』と唇にキスをした。由紀は放心していた。時々ビクンと体を震わせた。

 優斗はゴムを外した。昨日のことが嘘のようにたっぷり出ていた。

『はぁ、はぁ、そうだ。全部綺麗にしないと。由紀、抱き上げるからね』

 優斗は抱き上げて、雪の部屋に運んで、ベッドに寝かせた。

 寝室掃除してくるから、ゆっくりしてて。

 由紀は微かに頷いた。

 とりあえず窓を開けた。新鮮な空気が部屋に入る。
『精子の匂いを無くしてくれ』

 それから使用したゴムとごむご入っていた袋をゴミ箱に入れた。

 シーツを剥がし、布団を干した。

 念のため枕カバーも外した。

 脱衣所に行き、バスタオルとともに洗濯機の早いボタンを、押してスタートさせた。乾燥させる余裕はない。

 天気がいいことを祈るしかない。

 台所から、レジ袋を持ってきて、ゴミ箱のゴミを入れて縛り、リュックに入れた。残りのゴムも入れた。

 シャワーを浴びたかったが、我慢して服を着た。

 台所行き、昨日の洗い物をした。

 朝飯か、どうしよう?とりあえず作るか。

 冷凍したご飯がまだあったので、ピラフを作った。ちょっと合わないが玉葱の味噌汁も作った。サラダはもう作れそうにない。野菜は味噌汁に任せることにした。

 由紀の部屋に行った。ドアを開けると、由紀は目は開いていたが、横になっていた。

『朝ごはん作ったけど、食べれる?』

 由紀はゆっくりと起き上がった。優斗は、もう一度、寝室に行き、痕跡がないかチェックした。

 由紀の部屋に戻ったら、由紀は服を着ていた。

『由紀、寝室のシーツの替えってあるのかな?』

『今行く』

 先に寝室で雪を待った。

 由紀はゆっくりとした足取りで、クローゼットから、シーツと枕カバーを取り出した。

『良かった』とシーツをセットし、枕カバーを付けた。

『これで後で、布団を取り込んで、乾いたシーツをしまうだけだ。よし、なんとか間に合うだろう』

 由紀を振り返った。だるそうだった。

『ごめん。激しくし過ぎちゃったかな?』

『ううん。気持ち良かったから、大丈夫だよ。でも、こんなに気持ちいいとは思わなかった。やり過ぎたら馬鹿になりそう』

 そう、気持ち良すぎて、僕も早苗の部屋に通ってしまったからね、と思った。

『これからは、やりすぎないように気をつけようね。さぁ、ご飯食べよう』

 朝食を食べ終わったら、洗濯機からメロディが流れた。由紀はまだ食べていたので、
『シーツ干してくるから、そのまま食べてて』

 寝室に行き、まず布団を取り込んだ、
『よし、気持ちのいいお日様の匂い』
 布団をベッドに掛けた。

 続いてシーツ等を干した。
『今日の天気なら、すぐ乾くだろう』

 シーツを干している時に気づくべきだった。不審な車が止まっていることを。

 リビングに戻った。11時を過ぎていた。

 由紀は食べ終わって洗い物をしていた。

『元気になった?』

『もう大丈夫。色々やってもらって、ありがとう』

『いいよ。嫌いじゃないから。それに、僕が寝室に行こうなんて言ったから、やることが増えちゃったんだし』

『コーヒー入れたから、飲んで休んで』

『うわっ嬉しい。さすが僕の奥さん』

『もう、気が早いわよ』

 優斗は、コーヒーカップを持ってテーブルに座った。スマホを出して、昨日の大学を調べようとしたら、春花のことを思い出した。

『由紀といる今の方が決心がつく。今送ろう。由紀はまだ洗い物してるし』

 春花に、『もうこれ以上、付き合うことができなくなりました。僕の勝手で悪いけど、別れてください』と書き込んだ。

 いつもは既読が付いても、返信が来ないのに、すぐに返信が来た。

『分かったわ。でも最後に一度だけお話させて。お願いだから。水族館の後に会えなくなったことも説明する。だから、お願い』と書かれていた。

『分かった。僕もちゃんと別れたいから、でも本当に最後だからね』

『ありがとう。あと由紀さんも連れてきてね』

『由紀って、幼なじみって離した由紀?』

『そう。幼なじみの由紀さん。時間はまた連絡する』


『由紀?なんで由紀が出てくるんだ』と不思議に思った。しかし、由紀にも話しておいた方がいいのは間違いない。由紀と向き合う前のことだ。怒ることはないたまろう。

『由紀、話があるんだけど』

『何よ、改まって。まさかもう別れ話?』

『それはそうなんだけど············』

『うわっ、やったらポイってするの?』由紀は涙を浮かべた。

『ちょっと待って、別れるのは雪じゃなくて、春花』

『春花?って誰?』

『由紀と同じ高校の小泉春花』

『何言ってるの?エイプリルフールじゃないのよ』

『嘘じゃないよ。ほらこれ見て』
 春花と一緒に撮った邪神を見せた。

 由紀はスマホを奪った。
『合成?盗撮した写真に合成したの?』

 優斗は、次々と写真を見せた。

『嘘でしょ。何?脅迫したの?』

『もう、初めから話すから』
 優斗は、春花からラブレターをもらったこと。その他ラインの履歴を見せながら説明した。

『何この?水族館って』

『僕にも分からないんだけど、イルカショーで水がかかったら、急によそよそしくなって、それから会えてないんだ。電話は出ないし、ラインも返信来ないし』

『水がかかって下着が透けて?』

『透けてはいたけど、下着かどうか分からないよ。場所は確かに胸のあたりだったけど、こんなもんだよ、透けてたの。

 すぐに僕が貸したシャツで隠してたし』
 え
『ふ~ん。それとなんで私のこと知ってるの?』

『確かにバイトの話とかで、由紀のことはしたけど、それくらいだよ。すっと好きだったとか全く話してないし、ぼくにもわからない』

『とりあえず行くしかないわね』

『そうだね』

 シーツは無事に乾き、由紀が仕舞った。

 1時過ぎに僕は家を出た。入れ替わりにマスター達が帰ってきた。と由紀からラインが来ていた。


 僕は由紀の家を出た後、家には帰らず、駅前の服屋に行った。

 早苗はビックリしていた。昨日の今日だ。優斗は小さい声で『早苗のお陰でうまくいった。ありがとう、なんか無性に顔が見たくなって来ちゃった』

『昨日の感じだと一ヶ月は会えないと思ったのに』

『僕もそのつもりだったんだけど、僕の中で、早苗の存在が、こんなに大きいことに気がついてビックリしちゃった』

『もう、仕事してるんだから、泣かせないでよ』

『何時に終わるの?』

『昨日の今日だから、早く上がるわ。4時くらいね』

『分かった。家に帰ったら連絡してくれる?』

『嘘でしょ。来るの?』

『多分、今日を逃すと。今度こそしばらく会えなくなる。昨日バタバタしたまま返っちゃったから、心残りで』

『分かった。連絡する』

『じゃあ服選んでよ。そうだなぁ。少し早いけど長袖とか』

『いいよ別に』

『家出る時の口実が欲しいんだ』

『そうなの、じゃあこっち来て』

 優斗は購入した服をリュックに入れた。

『あっそうそう、夕飯に何が食べたいものある?』

『そうねぇ、パスタとか』

『クリーム系、トマト系どっちがいい?』

『トマト系かな』

『早苗ワインは飲める?』

『好きよ』

『悪いけど。部屋で待ってていい?』

『いいけど、クローゼットの中とか見ないでよ。恥ずかしいから』

『台所から、先にはいかないから、安心して』

『料理してくれるんだ』

『悪いけど僕は一緒に食べられない。食べる時は一人になっちゃうけど。今までのお礼』

『そんな)

『何を言っても僕はお礼がしたいの。でも勘違いしないで、これが最後じゃないからね。今日は早苗に会えて良かった記念日だよ』



 家に着くと、母が顔を見るなり、
『優斗のベッドのシーツ干してあるから』
 と言った。

『嘘でしょ。見てたの?』

『高校生2人なんて不用心でしょ。だから、無事か確認に行っただけじゃない』

『でも、残念ながら、期待してるようなことはなかったから、由紀は自分のベッドで寝て、陸は寝室で寝たからね』

『あら、そうなの。残念だわ。でも、おかしいわね。寝室のベッドの隙間から、これ位の銀色の四角いものか出てきたって。さっき、マスターから連絡あったのよ』

『そっそれは、マスターが買ったものでしょ』

『あのマスターが?
 別に私達は2人を応援してるんだから、嘘つく必要なんかないでしょ。
 。
 それに大学の話、私はいいと思うわよ。父さんはまだ分からないけど。

 あなたが行きたいなら、私は父さんを説得してあげるわよ。ただ、由紀ちゃんに付いていくんじゃなくて、あなたが行きたい場合だけよ』

『うん。分かった。大学のことは、ちゃんと考えてみるよ。ただ由紀とのことは、ほっといてくれ』と自分の部屋に向かった。

 優斗は、由紀に、今のことをラインで送った。

 最後に大学のこと真剣に考えるから。と書き加えた。


 優斗はシャワーを浴び、昨日と今日の服を洗濯機にかけた。あの母親なら匂いとか嗅技そうで嫌だった。

 シャワーを出た後、小腹がすいたので、冷蔵庫を覗いた。

『母さん、夕飯、何?』

 回鍋肉と餃子』

『分かった』

『たまには手伝ってよ』

『今日は無理。明日、夕飯作るよ。何がいい?』

『すき焼き。ステーキもいいかも』

『分かった。いくら位の肉?グラム千円くらい?』

『そんな、大金ありません』

『材料さえあれば作るから、考えていて』

 とホットケーキを頬張りながら言った。

『我が子ながら、なかなかのお手並み。いい匂い。ママにも頂戴。あ~ん』』

『嫌だ』

『あ~ん』

『もう』

 と一口食べさせた。

『う~ん、美味しい。シロップの他に何入れたの?』

『少しだけコーヒー。コクが出る』

 そこで洗濯機からメロディが聞こえたので、洗濯物を干した。

『後一時間か、乾くかな?』

 とりあえずベランダに干した。


『夕飯までには帰るから』とリュックを背負い自転車を飛ばした。

 優斗は、スーパーで買い物した後、早苗の部屋に入った。

 まず、調理器具を確認する。最低限の物はあった。

 ワインを冷蔵庫に入れ、早速調理を始めた。実際食べるのは3時間後なので、サラダはから取り掛かった。

 スープも煮込み過ぎないようにした。

『なかなか難しいな時間を調整しながら作るの』と面白く思いながら作った。

 早苗が帰ってきた。優斗は、火を止めた。

『ただいまぁ~』

『おかえりなさい。お仕事お疲れ様』と抱きしめて、頭を撫でた。

『帰ってきて誰かいるって、やっぱりいい。それにいい匂い』

『後10分もあれば完成する』

『う~ん。楽しみ』

『じゃあ、まず座って。

 しばらく会えなくなるかもって言ったよね』

 早苗は頷く。

『ちゃんと理由を説明するから聞いてけれる?多分話さないと早苗が不安に思うかもしれないから。

 まず、夏休みの後半は、ほとんどバイトが入ってるから、来れない。

 学校が始まると、平日午後4時~6時の間なら、何日かは会えるかもしれない。

 土日はバイトで来れない』

 次の冬休みになると、ほとんど無理だと思う。

 三学期の間も、平日の少しの間から会えるかもしれない』

 春休みは、ほとんど無理。

 分かった?どうしても会いたい時は、早めに連絡くれれば、平日の数時間なら会えるから』

『それでも長くて2時間か·····』

『全く会えないってよりかはマシでしょ』

『これで、僕のできることは言い終わった。あまり時間ないけど、残りは早苗のワガママ聞くよ』

『とりあえず一般にお風呂入ろう。このままじゃ、ベッドに行けない」

『時間が勿体ないよ。僕は準備できてるよ」

『ちゃんと思い出にしたいから、お風呂入ろう」

『分かった。でも、思い出なんて言わないでよ。僕はいなくなるわけじゃない』

『うん』

 優斗は手を伸ばして、早苗を引っ張った。

『早く!』

 2人は、体を洗い合った。一つ一つの体の部品を確かめるように。

 2人は、裸のまま脱衣所を出た。
『早苗、大人しくしててよ』
 とお姫様抱っこをした。

『キャッ、重いわよ』

『弓道部を舐めないで。上半身は鍛えてるから。それに全然重くないよ』

 早苗は優斗の首の後ろに手を回した。

 優斗は、顔を近づけ、舌を絡ませた。

 壁に気をつけながら、早苗をベッドまで運んだ。

 早苗をゆっくりベッドに下ろした。早苗は、首に手を回したままだ。

 目を見つめながら、
『早苗、大好きだよ』

『いいの、そんな事言って、彼女怒るわよ』

『今は早苗だけを見てるから』

 早苗は、自分の腕を引き寄せ、優斗の顔を近づけた。

『うん。今は私だけを見てね』

 2人は舌を絡ませた。

 そして2人はお互いの体を愛撫しあい、最後に早苗のお腹に射精した。

『あっそうだ。いいものがあるのよ』


 と早苗はクローゼットを開いた。中唐服を取り出す。

『じゃじゃ~ん。ナース服』

『なんでそんなのあるの?」

『前の彼氏が好きでね。セーラー服もあるよ」

『それを着てするの?」

『そうだよ。まだ他にもあるけど、どれがいい?」

『いや、全部着てみて、選びたい』

『それは面倒だよ。次来る楽しみができたでしょ』

『今日は着てくれないの?』

『とうしよ~かな~。もう帰らなくて大丈夫なの?』

『時間は非常にまずいです』

『じゃぁ、また今度』

『え~、そんな殺生な』

『はいはい、帰りなさい。彼女にバレて、会えなくなったら、元も子もないわよ』と服を着始めた。

『最悪だ~。心残りをなくすために来たのに。逆効果だ。マジで夜中に家を抜け出さなくちゃならない』

『夜道は、気をつけてね。車飛ばしてるから···········。ほ~ら、ご飯作ってくれるんでしょ』

『あっ、忘れてた。すぐにできるから。シャワー浴びてきてよ』

『服きちゃったから、後にする。料理してるの。見たい』

『もう基本的に温めるだけだし、何もないよ』

『いいの』

『じゃあ、先にサラダと、ドレッシング』

『ドレッシングも作ったの?』

『ドレッシングなんて簡単だよ。面倒くさいかどうかだけ』

 ガーリックパンをトースターに入れて、タイマーを回す。

 優斗はパスタと塩を鍋にいれ、タイマーをつけた。その間にソースを温め直した。ソースのフライパンを脇にどけ、スープを温める。

『ドレッシング美味しい』

『そう、良かった』

『トースターからガーリックパンを出す。

 皿に移し替えて、

『はい、ガーリックパン』

『少し焦げた匂いとガーリックの匂い、お腹空く匂いだね』

 バリバリっと会い音がする。

『ん~にんにく最高!元気出そう』

 パスタの火を止め、籠にパスタを移した、籠を振り、水気を取って、トングでパスタを皿に盛り付けた。その上からソースをかける。

『はい、パスタ』

『美味しそう』

 次にスープをマグカップに入れた。
『最後に、スープ』

『あっそうだ!ワイン忘れてた』

『ワイングラスある?』

『確かこの辺に········あった!』

 優斗は簡単に洗い、よく水気をとった。

 ワインを冷蔵庫にから取り出し、グラスにそ削ぐ。

『安いワインだけど、今日の料理には合うはず』

『なんか悪いなぁ。いただきます』

『はい、どうぞ召し上がれ。あッヤバい帰らないと。じゃあ、ホントに夜中来るかも。来週いつ休み?』

『来週?月曜日』

『これから夜ランニングすることにするよ。そうすれば、一時間くらいは時間作れるから。

 日曜の夜、来れるなら、連絡する。

 なんか勿体ぶって、しばらく会えないって言ったのに、カッコ悪いな』
優斗は出て行った。

『優斗、どんどん好きになっちゃうよ』




    
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