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第6章 正式に
③
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「なぜです?」
「だって今まで、こんな格好して、ヴィックに会った事ないし。」
二人は、うーんと唸ってしまった。
「まあ、可笑しいかどうかは、皇帝閣下にお訪ねする事ですね。」
「はい。」
イーヴさんに丸め込まれ、私はヴィックの部屋に入った。
「皇帝閣下。アンヌ・マリー嬢がお見えでございます。」
「ようやく来たか。」
立ち上がったヴィックは、私を見て、茫然としていた。
「やっぱり、変だよね。」
「いや。すごく似合っているよ。とても綺麗だ。」
その誉め言葉に、私は顔が赤くなる。
しばらく私とヴィックが見つめ合っているので、イーヴさんは咳払いをした。
「皇帝閣下。いくら同じ階に住んでいるとは言え、まだ手を出してはいけませんよ。」
「あ、当たり前だろ!」
ヴィックの顔が、赤くなる。
赤い顔をした同士、ヴィックと私は、笑い合った。
「では、アンヌ嬢は広間へ。早速ダンスの練習をして頂きます。」
「ダンス……」
今まで生きてきた中には、ない言葉だ。
「さあ、行きましょう。アンヌ。」
カトリーヌさんも、やる気満々だ。
「じゃあね、ヴィック。」
「だって今まで、こんな格好して、ヴィックに会った事ないし。」
二人は、うーんと唸ってしまった。
「まあ、可笑しいかどうかは、皇帝閣下にお訪ねする事ですね。」
「はい。」
イーヴさんに丸め込まれ、私はヴィックの部屋に入った。
「皇帝閣下。アンヌ・マリー嬢がお見えでございます。」
「ようやく来たか。」
立ち上がったヴィックは、私を見て、茫然としていた。
「やっぱり、変だよね。」
「いや。すごく似合っているよ。とても綺麗だ。」
その誉め言葉に、私は顔が赤くなる。
しばらく私とヴィックが見つめ合っているので、イーヴさんは咳払いをした。
「皇帝閣下。いくら同じ階に住んでいるとは言え、まだ手を出してはいけませんよ。」
「あ、当たり前だろ!」
ヴィックの顔が、赤くなる。
赤い顔をした同士、ヴィックと私は、笑い合った。
「では、アンヌ嬢は広間へ。早速ダンスの練習をして頂きます。」
「ダンス……」
今まで生きてきた中には、ない言葉だ。
「さあ、行きましょう。アンヌ。」
カトリーヌさんも、やる気満々だ。
「じゃあね、ヴィック。」
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