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昼ですね(3)
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「逆に、なんでそんなことを思いついたんですか? つまらないこと気にしなくていいから。ところで飲み物は何にされますか?」
「紅茶とオレンジジュース!」
なんでだか癪にさわる。永遠に手料理食べさせてあげられそうにないじゃない。
「だって、なんだか人としてまずくない?」女性としてまずくない? 「生き残れないっていうか」振られちゃいそうっていうか。
「今まで気づきもしないくらい困らなかったのに? サバイバルでもするつもりですか?」
榛瑠がジューサーを使いながら言う。オレンジの香りが漂ってくる。
「だって、もしかしたら我が家が食事を作ってくれる人を雇えないような事態になるかもしれないし」
「ありえません。百歩譲って、もしそうなっても私が作るだけです」
「でも、榛瑠が忙しくてできないかもしれないじゃない」
「では、私が人を雇います。今より良い生活を補償しますよ」
「なんか、あやしい勧誘みたい……。でもさ、雇えるような社会情勢じゃないとかさ」
「どんな状況ですか。それならそもそも米をといでる場合ではないのでは?」
それもそうか……。うーん。でもなんか違うのよね。
「いや、でもそうなったらやっぱり自分で色々できておいた方が」
榛瑠がなんというか、呆れた顔でこちらを見る。
「だからどんな状況? あなたがご飯食べられなくて困る状況って」
「うーん、だからあ、えーと……、宇宙人が攻めてくるとか……」
あ、今、完全にバカにした顔された。……しょうがないけど。
「それならむしろ起こってみろって感じですけど。それでも私が面倒見るので大丈夫です」
「えー、それじゃあ榛瑠に何かあったら、私すぐ死んじゃうよ」あ、でも。「あ、そうか。残されるの嫌だし良いのか、それで。……わかった。いいことにする」
榛瑠は黙り込んだ。バカバカしくてさすがにあきれ返ったかな?
「そうか、それは困りますね」
はい?
「確かにそうですね。まあ、気長に料理教室にでも行っておいてください」
「え? いいけど。どうしたって自分で教える気がないのはわかったけど。でもなんで困るの?」
「嫌でしょう、私が居なくなってあなたが困るのは。でも、あなたが先なのは私の中では無しです」
でもそれなら一緒にせーのってあの世に行くしかないよ。宇宙人はともかく、現実だって。
「まあ、あれですね」
「なに?」
「そうなったら先ずはとりあえず、人類最後の二人でも目指しましょうか」
そういって、榛瑠は笑った。本当に目指しそうだ、この人は。そして多分最後の一人は自分がなる。だって、私を置いていけるわけがないもの。
それはなんだか、ちょっとだけ幸せな夢のようだ。
「紅茶とオレンジジュース!」
なんでだか癪にさわる。永遠に手料理食べさせてあげられそうにないじゃない。
「だって、なんだか人としてまずくない?」女性としてまずくない? 「生き残れないっていうか」振られちゃいそうっていうか。
「今まで気づきもしないくらい困らなかったのに? サバイバルでもするつもりですか?」
榛瑠がジューサーを使いながら言う。オレンジの香りが漂ってくる。
「だって、もしかしたら我が家が食事を作ってくれる人を雇えないような事態になるかもしれないし」
「ありえません。百歩譲って、もしそうなっても私が作るだけです」
「でも、榛瑠が忙しくてできないかもしれないじゃない」
「では、私が人を雇います。今より良い生活を補償しますよ」
「なんか、あやしい勧誘みたい……。でもさ、雇えるような社会情勢じゃないとかさ」
「どんな状況ですか。それならそもそも米をといでる場合ではないのでは?」
それもそうか……。うーん。でもなんか違うのよね。
「いや、でもそうなったらやっぱり自分で色々できておいた方が」
榛瑠がなんというか、呆れた顔でこちらを見る。
「だからどんな状況? あなたがご飯食べられなくて困る状況って」
「うーん、だからあ、えーと……、宇宙人が攻めてくるとか……」
あ、今、完全にバカにした顔された。……しょうがないけど。
「それならむしろ起こってみろって感じですけど。それでも私が面倒見るので大丈夫です」
「えー、それじゃあ榛瑠に何かあったら、私すぐ死んじゃうよ」あ、でも。「あ、そうか。残されるの嫌だし良いのか、それで。……わかった。いいことにする」
榛瑠は黙り込んだ。バカバカしくてさすがにあきれ返ったかな?
「そうか、それは困りますね」
はい?
「確かにそうですね。まあ、気長に料理教室にでも行っておいてください」
「え? いいけど。どうしたって自分で教える気がないのはわかったけど。でもなんで困るの?」
「嫌でしょう、私が居なくなってあなたが困るのは。でも、あなたが先なのは私の中では無しです」
でもそれなら一緒にせーのってあの世に行くしかないよ。宇宙人はともかく、現実だって。
「まあ、あれですね」
「なに?」
「そうなったら先ずはとりあえず、人類最後の二人でも目指しましょうか」
そういって、榛瑠は笑った。本当に目指しそうだ、この人は。そして多分最後の一人は自分がなる。だって、私を置いていけるわけがないもの。
それはなんだか、ちょっとだけ幸せな夢のようだ。
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