君に包まれるみたいに

あの子の家で服を着るだけの話

片想いをしているあの子が留守のうちに、あの子の家にやって来た。
勝手に作った合鍵は、ガチャリと音を立てて素直に回る。
何度来たって、あの子の家は 自分にとって 特別で。
いつか、大好きなあの子の一部になりたい。
そんな気持ちを 抑えることができなくて。
だから今日、あの子の家で服を着る事にした。
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