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会議なるものが 神様達にもあられるのですね そう言えば果てし無く遠い国には
神様居ないよって月があるらしいと
お兄様が仰ってたわ

「女神様 私が説明をよろしいでしょうか」

「カーラ お願いするわ」

そして二人で ゴニョゴニョ
話をしていた

「んまーー!何てこと!!
ちょっとショーンももっと怒んなさいよ!アイリーンに係るもんなら あたしだって邪険に扱うくせに!孫でしょー!」

お祖父様………女神様まで邪険にって
どれだけお祖母様好きなの……

「ちょっと隣の神様と なしつけてくるからよ 待ってな」

そう言って 
タクトみたいなのを フワッと
向こうの隣国の人達に向けて降った
すると 国境を何か見えない壁があるようで 向こうからの音も聞こえない
越える事もできなくなっていた

「これは!」

「女神様のお力」

「ソフィア様は女神様のお気に入りですね!」

うちの家族全員も寄ってきて

「ソフィア これは女神様の?」
「はい あの靴を差し上げたんです
それで女神様が何かおかしいって
カーラが説明をしたんです」

「カーラ」
「はい 事実を説明いたしました
隣国の王が 武力をチラつかせ
女神様から頂いた加護の力を 奪おうとしている しかもソフィア様お一人で来いと しかもソフィア様のようやく実った初恋を 引き裂こうとしている ただそれだけですわ」

「なんだか ちょっと煽りっぽいけど
正解だし……」
お兄様 煽りですわよ

「女神様がどうにかしてくださるかもしれんな」


色々と言っていると
自国の方から 砂埃が立っている

「お父様あちらから…」
「うむ 馬が……1頭ではないようだが
軍を動かせとはいっておらんし…」

近づいてくる先頭に

「お姉様?」
お義姉様が
「お父様?」


「ソフィアー!」

「おーい 儂もきたぞー!」

みんながビックリ
嫁がれたお姉様と
お義姉様の国のお父様 つまり国王陛下が
やってこられた

「「「「「「どうして?」」」」」」

「どうしてもこうも無いわよ!
加護が欲しいからって ソフィアを寄越せとか うちの旦那様も後から来るわよ
お義父様の国王陛下もご自分の国にもそんなことがあるかもしれないって 軍を出すって仰ってたわ」


「お父様!国を空けて!」
今度はお義姉様
「久しぶりじゃの 元気にしておるか?」
「私は元気ですわ」
「友が困っておるのに 知らぬ顔ができようか!」

そうお父様と親友でいらっしゃるおじさま
お互いに国王ということで 簡単に会ったりは出来ないけれども 王太子になられる前までは お二人で旅をされたり 学園からのお付き合いで なので 二人の子供を結婚させようと お兄様とお義姉様の結婚につながったのです 結果らぶらぶされてますけどもね


「来てくれたのか!すまぬ!
ありがたい!」

「水臭いことを言うな
儂とお前の仲じゃろ」
二人でガッチリ握手
仲が良いですわ

「ソフィア 今これは?」
お姉様が聞いてくる

「その女神様が怒ってらして
隣国の神様のところにいかれたの
その間 危害が加えられないようにだと思うのだけど 国境から越えて来られないようにして頂いてるの」

「成程 それで今はソフィアが加護持ちでルイスとらぶらぶで間違いないかしら?」

「お…お姉様!な…な…なにを仰っているの!」




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