マイフェアレディ〜♪拗らせ公爵と精霊王に溺愛されてます。

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しっかり眠った後の翌日からは
午前中から 侍女の仕事を教わりながら
昼食を食べた午後からは
服装も 普段着よりお洒落なワンピースや
教科によって普段着使いのドレスに着替えての 座学やマナー ダンスを教わる日々が始まった

侍女の仕事は少し体力を必要とするが
周りに助けてもらいながら 少しづつ
慣れてきた
しかも男爵家の食事が使用人に対しても非常に栄養価の高い物が提供されていたので
やせっぽっちのシャルも 少しずつお肉がつき 一月もしたらスレンダー?位にはなってきた

座学の方といえば

「シャーロット様 今の所で分からない事がございますか?」

「はい 先生宜しいでしょうか?」

「ええ どこでしょうか?」

「こちらの 我が国の生産 輸出 輸入に関しててすが……」

「えぇ そちらはこの図からも分かるように………」

「では そうするとこの国は将来………」

「そうでございますね ですから今後の……」


という風に 座学は今迄ない知識を吸収するのも早く多いが
シャルはそこから先の事も考え 教えを請うていた

マナーやダンスは
男爵家の当主 夫人も一緒になり
実際に教えたり ダンスも
エスコートしたりで
楽しく身に着けていった


「あらあら 旦那様 シャルが倒れそうでございますよ ふふふ」
「奥方 そう言って儂を慌てさせようとしても 無駄じゃよ あははは」

シャルを教えながらも 二人の世界は展開されていた
そんな 二人の身近にいて

(ホントに仲の良いご夫婦
私にもそんなお相手が出来るといいなあ)
とシャルはいつも思うのだった

パンパン
「はい 今日のダンスの練習は
それまでと致しましょう」

ダンスを教えてくれる先生が今日の終了を宣言

それを聞いて 

「旦那様 今日もお相手を務めていただきありがとうございます」
軽くお辞儀をするシャル

「いや 儂も若い時を思い出して
なかなか楽しい時間じゃよ あははは」

「旦那様 そう言いながら息があがっておりますわよ ふふ」
奥様

「そうじゃな 年には敵わん
そこでじゃ パートナーを交代したいと思うのじゃが シャルどうであろうか
色々な者と踊ったほうが 良いとはおもうのじゃが 儂の昔からの知り合いの息子さんなんじゃが そちらもダンスを練習相手を探しておってな 是非と頼まれておるのじゃが」

男爵以外に踊るなんて 考えた事がなかったので

「こんな 侍女見習いですが
宜しいのでしょうか?」

「そこは説明しておる
それでも良いと相手も納得しておるから
シャルは心配しないでも良いぞ」

「貴族のご子息様てしょうか?」

頬がピクッとなった男爵だが

「うむ 貴族ではある
だが 是非にと言われてな
シャルには優しい方だと思う ゲフゲフ」

「私に……?」
(孤児院出身の人に優しい慈愛の精神?)

「とにかく 明日にはいらっしゃるから
明日は侍女見習いの仕事は休みにするように 手配しておくのでな 朝から身支度をしておくように 頼むぞ」

「畏まりました 旦那様」
お辞儀をして部屋を出るシャル



「やれやれ 彼方にも困ったものじゃ」

「おほほほ 我慢出来なかったのでしょう しかも ダンスを旦那様がお相手するのですから」

「シャルが怖気づく事なく
お相手出来ると良いのじゃがな」

「そうでごさいますねぇ」

「ドレスやアクセサリー等は
届いておるか?レイモンド」
側に控えている執事のレイモンドに確認を取る

「全て 昨日届いております
見事に彼方の瞳の色が使われておりますよ」

「やはりな…
屋敷の方はお迎えするのに 
手抜かりはないかの?」
こちらも大事な事なので 確認する

「塵1つ ホコリも無いよう
全ての物を磨き上げております
こちらはシャーロット様が入らしたときから 毎日欠かさず おこなっております」

「うむ 明日も頼むぞ」

「畏まりました」


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