ヤった回数がわかる能力なんていらなすぎる

まるちよ

文字の大きさ
2 / 3
俺の能力は没能力

俺の能力 その2

しおりを挟む
自分にチート能力があると信じ、「この世界にはない魔法が使える」可能性を確かめるための方法が思いつかなかった俺は途方に暮れていた。6歳児の脳みそでは、前世に俺の年齢と比べて集中力にかけてしまうようだ。いや、もともと俺の脳みその処理能力はこのくらいだったかもしれない。現に前世の記憶も曖昧なまま半年がすぎた。

4歳の弟と遊びながら、何かヒントになりそうなものは無いか考えていた。
瞬間移動とか超高速で走れるとか、時間を停められるとか出来ないか、など。
瞬間移動に関しては、かくれんぼをしている時、弟に見つかりそうになってふとおもいついた。原理が分からなかったので試せなかった。弟には普通にみつかった。
高速で走ることに関しては、弟と鬼ごっこをしている時に、身体強化系の魔法が使えればできるかと思ったが、どんだけ強く念じても俺はぷりてぃーぼでぃーの6歳児の体力、筋力のままだった。弟より足の遅い俺はすぐにつかまった。
時間停止も、チート能力があれば、念じればできそうな気はしたがこれもだめだった。ついでに弟には鬼ごっこもかくれんぼも勝てないことがわかってしった。
俺的に1番使えたら嬉しい魔法は時間停止系だ。すなわち、男のロマン。
もしその魔法が使えるなら俺は天下を取れただろう、別にとてつもなく欲しいわけでは無いけれど。でもロマンなのだ。かわいい女の子にいたずらしちゃえたり(犯罪)、休みの日を長く楽しみたいなら満足するまで止められちゃうのだ。なんて素敵な魔法だろうか。まあ、そんな魔法持っていなかったのだが…。

そして、転機はある日突然訪れた。
7歳の誕生日を目前にしたある日の夜。
普段は子ども部屋で弟と寝ている俺。基本夜寝る前にトイレに行けば朝までトイレで起きることは無い。しかしその日はたまたま寝る前にのどが死ぬほど乾いて、水をがぶ飲みした。ベッドに入る前にトイレにはいったが、季節の変わり目で、布団も薄く寒かったせいか身体が冷え、尿意で目が覚めた。トイレは両親の部屋の前を通った先にある。寝静まっているであろう両親を起こさないようにこっそりトイレへ向かった。
眠気まなこを擦りながら廊下にでて両親の部屋の前を通り過ぎようとした時だ。なんだか人の呻くような声と微かな水音、木が軋む音。両親の部屋のドアの隙間から漏れるそれらの物音に俺は足を止めた。
前世の俺の知識的に、それはいわゆる夫婦の営みを行っていることを表す。前世でも、実際に他人の、さらに言えば近しい人物のそれをら見た事も聞いたこともなかった俺には衝撃的だった。
アダルトなビデオ以外で見たことは無い。それ。6歳児の脳みそに引っ張られているのか、何故だか両親のその様子がと思ってしまった。トイレは両親の部屋の前を通らなければたどり着けない。しかし足がすくんで両親の部屋の前を通ることが出来なかった。
俺はゆっくりと、しかし急いで子ども部屋に戻り勢いよくベッドに入る。目の前が涙で霞んだ。


結局俺は、その夜トイレに行くことが出来ず、そのまま泣き疲れて寝てしまい、翌朝起きたら華麗におねしょをしていた。ガワは6歳児だし、おねしょをしてもそこまでダメージは少ないが、プライド的にもっと辛くなった。母には怖い夢でも見たのかと心配されたが、夢であって欲しいものを見てしまっている。夢であってくれ。
正直に話せないので、どんな夢か覚えてないことにした。
そしてその日はお昼時まで両親の顔をまともに見ることが出来なかった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

完成した犬は新たな地獄が待つ飼育部屋へと連れ戻される

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる

結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。 冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。 憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。 誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。 鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

灰かぶりの少年

うどん
BL
大きなお屋敷に仕える一人の少年。 とても美しい美貌の持ち主だが忌み嫌われ毎日被虐的な扱いをされるのであった・・・。

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

処理中です...