ゲームの世界に転生した

なぎさセツナ

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戦争終結

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ナギサ達は案内されて、作戦会議室に向かう。

(近衛騎士団団長 男装 熊獣人)
では、作戦会議を。
まずは……


一通り作戦を聞くナギサ達。

(ナギサ・イシュタル)
なるほど、中央突破ではなく各個撃破と。

(近衛騎士団団長)
ええ。
ある意味、見せつける必要があるかと。
それでジワジワ追い詰めていき、最後は王都決戦でいこうかと。

(斧使い ガング)
時間がかかるが良いのか?
余計な被害が出ると思うが。

(近衛騎士団団長)
覚悟しております。

(双剣使い レイナ)
なら、それで良いんじゃね。


という事で作戦開始となった。
最前線に立てばもはや敵無し。
圧倒的な力でねじ伏せていく。
それは味方すら恐怖を感じるぐらいに。

(近衛騎士団団長)
み、味方で良かった(冷汗)


そしてついに王都に攻め上がる。

(斧使い ガング)
ここからなんだが、どう攻める?
心をボキボキに折りたいんだろ?

(双剣使い レイナ)
二度と変な気を起こさないようにしたいわな。

(ナギサ・イシュタル)
色々作ってあるんだが、それを全面に押し出すとボク……余達が居ない時が困るわな。

(近衛騎士団団長)
いえ、"勇者召喚"した時点で"人外の力"が働いていると認識していると思います。
何かあれば再び降臨すると知れば、下手な事はできないかと。

(弓使い フィナ)
やっぱりそうなりますよね(ため息)

(魔道士 ミルク)
今回限りってわけにはいかないですかね(ため息)

(近衛騎士団副団長 女 鬼族)
そ、そこをなんとかお願いします。

(斧使い ガング)
あっちでは暇だ、悪い話でも無さそうだが……

(双剣使い レイナ)
まぁ、待遇次第だな。
気ままに生きていくだけに、政に関わらないなら悪くはない。

(ナギサ・イシュタル)
"異世界の知識"が欲しいんだよな。
まぁ、ついてこれるなら教えても良いが、年単位の事業になるぞ?
その代わり、国力はカルム帝国の比ではなくなる。
危ない知識は教えんがな。

(近衛騎士団団長)
危ない知識ですか。

(ナギサ・イシュタル)
世界が変わる知識。
子供が指一本で、近衛騎士団団長を瞬殺できる物とか。
クーデターでも起こったら、大変な事になる。

(近衛騎士団団長)
い、要りません、そんな物(冷汗)

(弓使い フィナ)
しかし、国王の考えもあるでしょう。
"異世界の知識"も要らないと言われたらそれまでだし。

(魔道士 ミルク)
それもそうねぇ。
どんなのがあるの?

(ナギサ・イシュタル)
インフラや食料事情の改善だね。

(魔道士 ミルク)
これはまた国の根幹に関わる内容ね。

(近衛騎士団団長)
是非お願いしたい、国王にも進言する。

(ナギサ・イシュタル)
技術者の育成もした方が良いよね。
自分達で整備修理できる方が良いだろうし。
後、娯楽かな?
一儲けする?

(斧使い ガング)
どうやってだ?

(ナギサ・イシュタル)
信頼できる商人を紹介してもらい、売り上げの一部をもらう。

(弓使い フィナ)
それ良いかもね。

(ナギサ・イシュタル)
たくさんある。
小出しで儲けるのも手だな。
投入して流行らせ、落ち着いたら次を投入してな。

(双剣使い レイナ)
お前、商売人の素質もあるな(ニヤリ)


これから王都決戦というのに余裕だな、お前ら。

(ナギサ・イシュタル)
って事でやりますか。
コレを出そう。


そう言うと、ナギサは天高くそびえ立つビルを出した。

(斧使い ガング)
はぁ……こりゃまたやったな。

(弓使い フィナ)
これ、何階建て?

(ナギサ・イシュタル)
100階建て(ニヤリ)

(双剣使い レイナ)
で、どうなるんだ?

(ナギサ・イシュタル)
ふふふっ♡


そう言うと稼働させた。
出てきたのは武器だ。
左右そして上下に交互にバルカン砲とミサイルランチャーが装備されている。

(魔道士 ミルク)
なかなか無骨だけど、武器かな?

(ナギサ・イシュタル)
そうだよ。
もう攻撃する?


その頃……

(カルム帝国女帝 ナミ・カルム)
なっ、なんだあれは!

(カルム帝国宰相)
分かりません、突然現れました!

(ナミ・カルム女帝)
"勇者召喚"したとは聞いた、人外の力を持つことも報告があった、しかしコレは聞いていないぞ!

(宰相)
私も初めて知りました、あれは一体……


カルム帝国軍が陣形をとった。
名乗りが始まる。

(ナギサ・イシュタル)
長閑だなぁ……

(斧使い ガング)
おいおいそうか?

(弓使い フィナ)
毎回言ってるよね?

(双剣使い レイナ)
ナギサの居た世界では敵と対峙したらどうすんだ?

(ナギサ・イシュタル)
襲いかかる。

(魔道士 ミルク)
おい!

(ナギサ・イシュタル)
作戦開始したら、見つけ次第襲いかかる。
いちいち名乗りなんてしない。
だから、先に見つかると奇襲される。
それが普通。

(双剣使い レイナ)
物騒だな、おい。


そんな話をしていると、名乗りが終わる。

(ナギサ・イシュタル)
では殺りますか。
討ち漏らしをお願いしても?

(近衛騎士団副団長)
分かりました。


カルム帝国軍が突撃してくる。

(ナギサ・イシュタル)
悪く思うなよ(ニヤッ)


バルカン砲が火を吹く。

(近衛騎士団団長)
・・・は?


次々と肉片に変わっていくカルム帝国軍の兵士達。
味方の兵士もどん引きする。
その中でもすり抜けてくる兵士がいるが……

(ナギサ・イシュタル)
皆んな、早く!
武器捨てて逃げてきて!


ナギサの言葉に意味も分からず、とりあえず武器を捨てて走ってくる。
それを"結界"で受け止めると、結界内にナギサの言葉が響く。

(ナギサ・イシュタル)
お疲れ様、国に帰ろう。


それを聞いた兵士達は歓声をあげた。
ナギサはワザと外していたのだ。
外していたのは獣人や魔族、エルザ王国民と思われる人達。
奴隷にされているんだ、突撃となると先頭で突っ込まされる。
それを外してカルム帝国民と思われる人族のみをぐちゃぐちゃに潰していたのだ。

(ナギサ・イシュタル)
家族が人質になってる人、近衛騎士が行くから居場所を教えて。


近衛騎士達が向かい、人質の場所を聞く。
その頃、カルム帝国軍は……

(カルム帝国騎士団団長:男)
ど、どうなっている!
全く敵陣に届かないではないか!

(カルム帝国兵士)
我が軍の兵士が片っ端から肉片にされています!
奴隷兵の獣人、魔族は敵軍に保護されています!

(騎士団団長)
なんだと!

(兵士)
狙ったように、我らだけが肉片にされています!

(騎士団団長)
・・・。
クソッ、撤退だ!撤退の合図を出せ!


カルム帝国軍が撤退の合図を出す、すかさずナギサが呼びかける。

(ナギサ・イシュタル)
奴隷にされていたエルザ王国民の人達、今がチャンスだ、武器を捨てて逃げてきて!!


わけが分からないままエルザ王国民だった奴隷達が、気づいた者だけ走ってくる。
それを保護するエルザ王国軍。
説明を受けると泣き崩れる者も居た。

(ナギサ・イシュタル)
さてと、これからなんだけど……

(近衛騎士団団長)
一気に攻め込みます、王都を陥落させます。


そう言うと、保護した人達とその世話役だけ残して王都に突撃した。
あっという間に王宮を包囲したナギサ達。

(近衛騎士団団長)
降伏しろ!王都は掌握した。

(カルム帝国女帝 ナミ・カルム)
くっ……もはやこれまで……


という事で、戦争は終結した。
ナギサ達は奴隷となっていたエルザ王国民を救出した。
殺された者は遺体や骨を回収した。
遺体は腐敗すると良くないので火葬し、骨にした。
和平会談が行われた。
そこでエルザ王国から攫った奴隷の解放と人質の交換、賠償金の支払いを約束させ、立ち会い人の中にナギサ達も加わった。

(ナギサ・イシュタル)
これで落着か。

(斧使い ガング)
だな。
お役御免と言ったところか。

(双剣使い レイナ)
では帰るか。

(近衛騎士団団長)
ちょっと待ってください!
祝勝会に是非参加してください。

(魔道士 ミルク)
うーん、まぁ、そうしますか。


そう言うとエルザ王国の王都に引き上げた。
王都では盛大に迎えられた。

(ナギサ・イシュタル)
うむ、良きにはからえ。

(弓使い フィナ)
おっ、覇王様モード発動ですね(ニヤッ)

(魔道士 ミルク)
まぁ、我々も"勇者"ですからね。

(双剣使い レイナ)
まぁ、悪い気はしないわな。

(斧使い ガング)
事が事だけにこうなるわな(ニヤリ)


大歓声と花吹雪の中、パレードが行われた。
一通り回ると王宮に到着する。
そのままバルコニーに案内され、国王、近衛騎士団団長と共に民衆の前に現れた。
大歓声の中、国王が演説を始める。

(国王)
この度の戦争は、ここに居る勇者のおかげで終戦した。
皆、勇者に拍手を!


地鳴りのような拍手が沸き起こる。

(国王)
これにより、我がエルザ王国は平和を取り戻した。

(ナギサ・イシュタル)
エルザ王国と言うのか(驚)

(弓使い フィナ)
そう言えば、国の名前、聞いてなかったですよね。


ガシャン!
近衛騎士団団長がズッコケた。

(斧使い ガング)
どうした?

(近衛騎士団団長)
い、いえ、そう言えば、お伝えしてなかった気がしまして……(汗)

(双剣使い レイナ)
国王の名前も知らんしな。

 
ゴン!
今度は床で顔を打つ近衛騎士団団長。
 
(近衛騎士団団長)
し、失礼しました(大汗)
国王陛下はガル・エルザ陛下。
私はギアン・マクレガー、そして副団長のアミン・カルムです。

(ナギサ・イシュタル)
そうか、お初にお目にかかる。

(近衛騎士団団長)
いや、今まで一緒に戦闘してきましたよね(涙目)


そして長ぁ~い国王の演説が終わり、バルコニーから王宮内に戻る。
謁見の間には王族以下重鎮が揃っていた。
玉座に座る国王。

(国王)
この度の働き、大義であった。
褒美を取らせよう、何が良い?

(ナギサ・イシュタル)
別に何も要らぬ。
特に用がないなら元の世界に戻るが。

(国王)
ほ、褒美を要らぬ?
いや、そういうわけにもいかぬ。
其方達の働きに褒美を無しなど国の沽券にかかわる。

(ナギサ・イシュタル)
うーん、そう言われてもなぁ……

(近衛騎士団団長)
国王陛下、申し上げます。
この方達は、"異世界の知識"を授けても良いと申されております。

(国王)
なっ、"異世界の知識"とな。
どのような物だ?

(近衛騎士団団長)
はい、インフラと食料事情、それと娯楽です。
娯楽は信用できる商人を紹介してもらえると、売り上げの一部をもらう形で力添えをしても良いと。

(国王)
そうなのか?

(ナギサ・イシュタル)
構わぬが。
ただし、ついてこれるならだ。
しかも年単位になると思うし、技師も育てないといけませんが。

(国王)
いや、時間は構わぬ。
是非お願いしたい。

(ナギサ・イシュタル)
分かった、引き受けよう。


という事で、ナギサ達による"内政チート"が開始された。


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