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23 得意料理はハンバーグ雪崩
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◆得意料理はハンバーグ雪崩
二日目の宿に、王子御一行の馬車は無事にたどり着き。一日目とほぼ同じ要領で、俺と小枝はスイートルームで、王子とレギとともに過ごすことになった。
王宮につくまで、この感じは続きそうですね?
小枝をソファで寝かせなければならないのは可哀想だけど。
宿で一番大きい部屋のソファは、充分な大きさがあるし。なにより、戦場へ輸送中の馬車での寝泊まりよりは、クッションの利いた足ののばせるソファは断然ありがたいのである。
底辺が、あまりにも底辺過ぎて、泣けるっ。
夕食は厨房からレギが運んできて、居間で四人で食べる形で。
机に並べた食料を、レギが一口ずつ食べるのだけど。
昨日もそのようにして食べたのだけど、それが毒見なのだと。俺はようやく気づいた。
日本で普通に暮らしていれば、そういう習慣というか、環境がないわけで。
だからそれに気づいたときはびっくりしたし。マジで? という気持ちだった。
「レギ様、毎回レギ様が毒見をしているのですか?」
聞くと、レギは当然といった顔でうなずいた。
「えぇ、殿下の口にするものには、しばしば毒が混入しています。出先で厨房から調達するものは、ほぼ大丈夫ですが。なんというか、殿下に私を信用してもらうための儀式のような意味合いもあります」
「信用? それは、どういう?」
「ありえないことですが。私が敵になる可能性も考慮しなければなりません。殿下の周りにいる者は、そういう誘惑がたびたびありますので。古株だから大丈夫と高を括るのは危険なのです。だから私は、殿下が食するものを一番に食べることで、敵ではないことを証明するのです。そこまで用心してはじめて、殿下を御守りできるということです」
レギは、そのことに誇りを持っているという顔をするが。
それは、どんなに親しい人でも、いつか殿下を害する者になる。そういう疑いを常に持つことが、殿下の身を守ることにつながる。ということで。
でもそれでは、悲しいではないか。
長く時間をかけて作った絆を、信じることができないなんて。
だけど、俺も。奴隷解除してあげると誰かに言われたら、殿下を裏切ってしまうのだろうか?
そんなの、嫌だけど。
でも、もしも小枝を人質に取られたら?
そういう弱味を突かれて、殿下を裏切る者はいるということだ。
でも俺は。もしもそんなことが起きそうになったら。片っ端からスリーパーかけて、小枝を連れて殿下の前から逃げてしまおう。
奴隷紋で俺が命を落とすことになっても。小枝は助かり、俺は人殺しにならない。
殿下を手にかけるようなことはしたくないもんな。
「小枝のクリーンを食事にかければ、体に悪いものは除去できると思うのですが。レギ様でもそうなら、異邦人の俺らは信用などしてもらえませんよね?」
「いや、より殿下に害のないことが重要だ。コエダに頼り過ぎは良くないかもしれないが、リスクを減らすためにぜひ協力してもらいたい」
レギがそう言うので。俺は小枝にうなずいて。クリーンをかけてもらった。
昨日は、どう振舞えば良いのかわからなくて、言われるままに王子と同じ食卓を囲み。普通に食べたが。
よくよく考えたら、殿下と従者が同じ席について食事をするのは、普通ではないのだろうな。
たぶん、食事中も気を抜けなくて。
そこにあるものをなんの気なしに食べるなんて、殿下はできないのだろう。
小枝のクリーンで、少しでも気兼ねなく食事できるようになるといいんだけど。
「王宮では、食事はどうしているのですか? 料理人が作るものを食べるのでしょう?」
殿下の敵は王宮にいるらしいので。
王宮での食事事情が気になってしまった。
殿下はもちろん、小枝も毒にあたったら大変だ。
不眠の改善にも、適度で健康的な食事と運動が鍵になる。
というか、家でも外でも常に気を張っていたら、そりゃあ不眠症になりますよ。
「騎士団の食堂で兵士に交じって食べるのだ。そこでも毒見は欠かせないが。王宮の料理人がどうぞと差し出してくる、いかにもヤバそうな食事より。列に並んでみんなと同じ料理を分けてもらう方が百倍安心だ」
皮肉げな言い方で、殿下がそう言った。
その様子から、食事にはいかにも苦労してきた感じに見えるな。
疑心暗鬼で食べる食事は、味気なさそう。可哀想だなぁ。
「パパぁ、このパン、ふわふわで美味しいねぇ」
小枝は元気いっぱいに、カゴに盛られたロールパンをモッキュモッキュ食べている。
毒見のために、レギにひと口、漏れなく千切られているが。
戦場でのパンは、小枝の乳歯が折れそうなほどに固ぇパンだったから。
柔らかパンが美味しくて、形は気にならないみたい。
良かったなぁ、小枝。美味しく食べられることが一番だよぉ。
殿下も、こんなふうに美味しいと思って食事をしてもらいたいものだ。
「パパが作ったハンバーグをはさんで食べたら、もっともっと美味しくなるよねぇ?」
「…ハンバーグとはなんだ?」
すると殿下が、小枝の言葉を聞いて俺にたずねる。
ハンバーグなんて庶民の料理は、殿下は食べたことないのでしょうね?
ましてや、ハンバーガーなんか…。
飛び切り美形の王子が、澄ました顔でハンバーガー食べるのを想像したら…逆にウケる。
「えぇと、ひき肉の料理なんですけど」
「え? タイジュは料理ができるのか?」
今度はなにやらレギが食いついてきて。
目をキラリーンとさせて俺を見やった。
「簡単なのだけですけど、小枝と二人暮らしで。子供にバランスのいいものを食べさせたかったので、ある程度は作れますけど」
前の世界では、フリーズドライや料理のキットなども使用していたので。料理が得意などとは口が裂けても言えないが。焼いたり煮たり、あと小枝が好きなハンバーグくらいは、まぁできる。
「パパの得意料理はハンバーグ雪崩なのぉ。お皿にハンバーグがモリモリに積まれてねぇ、その上からトマトソースをでろでろにかけてねぇ。ぼく、玉ねぎ苦手だけど、トマトソースの中の玉ねぎは食べられるのぉ。それでね、溶かしたチーズをてっぺんにかけてねぇ、とろとろのじゅわじゅわのハフハフなのぉ」
「小枝、俺の得意料理じゃなくて、それは小枝が食べたい料理だろ。あと雪崩が料理名についてるのおかしいだろ」
苦笑して、ツッコむと。
殿下が頬をヒクヒクさせながら言った。
「そ、それは…どうしたら食べられるのだ?」
「え、材料と台所があれば作れますけど」
「レギ、次の宿で手配するのだっ」
「はいっ、抜かりなく」
そうしてその後、俺はハンバーグ雪崩に必要なものをレギに根掘り葉掘り聞かれるのだった。
っていうか、ハンバーグでいいんですか?
ま、俺はオシャレ料理は作れないけどね?
つか、宿屋は厨房を貸してくれないと思いますけどね?
でも俺の庶民料理なんかでも、食事が美味しいと殿下に思ってもらえたら。それが一番だ。
やっぱ、笑顔で美味しいものが食べられる。それこそが幸せの形だからね。
二日目の宿に、王子御一行の馬車は無事にたどり着き。一日目とほぼ同じ要領で、俺と小枝はスイートルームで、王子とレギとともに過ごすことになった。
王宮につくまで、この感じは続きそうですね?
小枝をソファで寝かせなければならないのは可哀想だけど。
宿で一番大きい部屋のソファは、充分な大きさがあるし。なにより、戦場へ輸送中の馬車での寝泊まりよりは、クッションの利いた足ののばせるソファは断然ありがたいのである。
底辺が、あまりにも底辺過ぎて、泣けるっ。
夕食は厨房からレギが運んできて、居間で四人で食べる形で。
机に並べた食料を、レギが一口ずつ食べるのだけど。
昨日もそのようにして食べたのだけど、それが毒見なのだと。俺はようやく気づいた。
日本で普通に暮らしていれば、そういう習慣というか、環境がないわけで。
だからそれに気づいたときはびっくりしたし。マジで? という気持ちだった。
「レギ様、毎回レギ様が毒見をしているのですか?」
聞くと、レギは当然といった顔でうなずいた。
「えぇ、殿下の口にするものには、しばしば毒が混入しています。出先で厨房から調達するものは、ほぼ大丈夫ですが。なんというか、殿下に私を信用してもらうための儀式のような意味合いもあります」
「信用? それは、どういう?」
「ありえないことですが。私が敵になる可能性も考慮しなければなりません。殿下の周りにいる者は、そういう誘惑がたびたびありますので。古株だから大丈夫と高を括るのは危険なのです。だから私は、殿下が食するものを一番に食べることで、敵ではないことを証明するのです。そこまで用心してはじめて、殿下を御守りできるということです」
レギは、そのことに誇りを持っているという顔をするが。
それは、どんなに親しい人でも、いつか殿下を害する者になる。そういう疑いを常に持つことが、殿下の身を守ることにつながる。ということで。
でもそれでは、悲しいではないか。
長く時間をかけて作った絆を、信じることができないなんて。
だけど、俺も。奴隷解除してあげると誰かに言われたら、殿下を裏切ってしまうのだろうか?
そんなの、嫌だけど。
でも、もしも小枝を人質に取られたら?
そういう弱味を突かれて、殿下を裏切る者はいるということだ。
でも俺は。もしもそんなことが起きそうになったら。片っ端からスリーパーかけて、小枝を連れて殿下の前から逃げてしまおう。
奴隷紋で俺が命を落とすことになっても。小枝は助かり、俺は人殺しにならない。
殿下を手にかけるようなことはしたくないもんな。
「小枝のクリーンを食事にかければ、体に悪いものは除去できると思うのですが。レギ様でもそうなら、異邦人の俺らは信用などしてもらえませんよね?」
「いや、より殿下に害のないことが重要だ。コエダに頼り過ぎは良くないかもしれないが、リスクを減らすためにぜひ協力してもらいたい」
レギがそう言うので。俺は小枝にうなずいて。クリーンをかけてもらった。
昨日は、どう振舞えば良いのかわからなくて、言われるままに王子と同じ食卓を囲み。普通に食べたが。
よくよく考えたら、殿下と従者が同じ席について食事をするのは、普通ではないのだろうな。
たぶん、食事中も気を抜けなくて。
そこにあるものをなんの気なしに食べるなんて、殿下はできないのだろう。
小枝のクリーンで、少しでも気兼ねなく食事できるようになるといいんだけど。
「王宮では、食事はどうしているのですか? 料理人が作るものを食べるのでしょう?」
殿下の敵は王宮にいるらしいので。
王宮での食事事情が気になってしまった。
殿下はもちろん、小枝も毒にあたったら大変だ。
不眠の改善にも、適度で健康的な食事と運動が鍵になる。
というか、家でも外でも常に気を張っていたら、そりゃあ不眠症になりますよ。
「騎士団の食堂で兵士に交じって食べるのだ。そこでも毒見は欠かせないが。王宮の料理人がどうぞと差し出してくる、いかにもヤバそうな食事より。列に並んでみんなと同じ料理を分けてもらう方が百倍安心だ」
皮肉げな言い方で、殿下がそう言った。
その様子から、食事にはいかにも苦労してきた感じに見えるな。
疑心暗鬼で食べる食事は、味気なさそう。可哀想だなぁ。
「パパぁ、このパン、ふわふわで美味しいねぇ」
小枝は元気いっぱいに、カゴに盛られたロールパンをモッキュモッキュ食べている。
毒見のために、レギにひと口、漏れなく千切られているが。
戦場でのパンは、小枝の乳歯が折れそうなほどに固ぇパンだったから。
柔らかパンが美味しくて、形は気にならないみたい。
良かったなぁ、小枝。美味しく食べられることが一番だよぉ。
殿下も、こんなふうに美味しいと思って食事をしてもらいたいものだ。
「パパが作ったハンバーグをはさんで食べたら、もっともっと美味しくなるよねぇ?」
「…ハンバーグとはなんだ?」
すると殿下が、小枝の言葉を聞いて俺にたずねる。
ハンバーグなんて庶民の料理は、殿下は食べたことないのでしょうね?
ましてや、ハンバーガーなんか…。
飛び切り美形の王子が、澄ました顔でハンバーガー食べるのを想像したら…逆にウケる。
「えぇと、ひき肉の料理なんですけど」
「え? タイジュは料理ができるのか?」
今度はなにやらレギが食いついてきて。
目をキラリーンとさせて俺を見やった。
「簡単なのだけですけど、小枝と二人暮らしで。子供にバランスのいいものを食べさせたかったので、ある程度は作れますけど」
前の世界では、フリーズドライや料理のキットなども使用していたので。料理が得意などとは口が裂けても言えないが。焼いたり煮たり、あと小枝が好きなハンバーグくらいは、まぁできる。
「パパの得意料理はハンバーグ雪崩なのぉ。お皿にハンバーグがモリモリに積まれてねぇ、その上からトマトソースをでろでろにかけてねぇ。ぼく、玉ねぎ苦手だけど、トマトソースの中の玉ねぎは食べられるのぉ。それでね、溶かしたチーズをてっぺんにかけてねぇ、とろとろのじゅわじゅわのハフハフなのぉ」
「小枝、俺の得意料理じゃなくて、それは小枝が食べたい料理だろ。あと雪崩が料理名についてるのおかしいだろ」
苦笑して、ツッコむと。
殿下が頬をヒクヒクさせながら言った。
「そ、それは…どうしたら食べられるのだ?」
「え、材料と台所があれば作れますけど」
「レギ、次の宿で手配するのだっ」
「はいっ、抜かりなく」
そうしてその後、俺はハンバーグ雪崩に必要なものをレギに根掘り葉掘り聞かれるのだった。
っていうか、ハンバーグでいいんですか?
ま、俺はオシャレ料理は作れないけどね?
つか、宿屋は厨房を貸してくれないと思いますけどね?
でも俺の庶民料理なんかでも、食事が美味しいと殿下に思ってもらえたら。それが一番だ。
やっぱ、笑顔で美味しいものが食べられる。それこそが幸せの形だからね。
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