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Mission4 ライースガチャをなんとかしろ!
128.可愛いのは誰だ?
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「気に入ってくれたかな?」
「はい。とっても! 真っ白で、ふわふわで、とってもかわいいうさちゃんです! カシューおじ様ありがとうございます!」
「それはよかった」
そう言いながら、カシューおじ様があたしの頭をぎこちない手つきでなでなでする。
「レーシアもかわいいよ」
(いや――! 幹本慎二ボイス! あたしにもう一度、気絶しろと!)
悶えるあたしをみて、カシューおじ様は「そんなにこのぬいぐるみを気に入ってくれたのか」とご機嫌になった。
「カシューおじ様! このうさちゃんはどこで手に入れたのですか?」
今のうさちゃんも可愛い。
同じ可愛さなので、同じ人が作成したものだろう。
耳の垂れ具合とか、尻尾のまるまり具合とかが素晴らしい!
できたら、もう一匹おねだりして、三匹の子兎にしたい。
きっと、いや、絶対にすごく可愛いだろう。
「このうさちゃんはだな……」
(幹本慎二ボイスが『うさちゃん』って!)
だめだ……悶絶しかない。
また気絶なのか?
「シュルタイフル村の統治を任せているシルベルター・ペーター男爵の夫人が作成されたものだ」
「男爵夫人の手作りなのですか!」
「そうなのだよ。ベディー夫人は裁縫が趣味とかで、特に、ぬいぐるみを作成されるのがとても好きらしい」
「そうなのですね。とてもふわふわで、気持ちがいいです」
あたしは新入りうさちゃんにスリスリする。
カシューおじ様の表情がなんだか緩みきっているというか、たるんでいるのだけど?
そんなにこのうさちゃんが可愛いのか。
いや、それくらいになってもいいくらいの可愛さだ。
「カシューおじ様はこのうさちゃんをあたしにくださるのですか?」
返せと言われても返すつもりはないが、ちょっと心配になった。
だって、すごく愛おしそうに、あたしが抱っこしているうさちゃんを見ているんだもの。
これはアレだ。
プレゼントしたけど、相手があまりにも喜ぶもんだから、あげるのが惜しくなったというパターンだ。
「もちろんだとも!」
元気よく答えるカシューおじ様。
あれ? あたしの予想は外れてしまったみたいだ。
「ベディー夫人の小さなアトリエにはだな、こんなうさちゃんぬいぐるみや、くまちゃんぬいぐるみや、ワンコ、猫ちゃん、羊さん……色々なぬいぐるみがいっぱいあるんだぞ」
「すごいです……」
ちょっとその様子を想像して、あたしは思わずうっとりする。
ワクワクしてきた。
いかん。
思考が六歳児だ。
このままでは、この可愛いうさちゃんぬいぐるみに精神を支配されそうだ。
「元気になったら、ベディー夫人のアトリエに案内してやろうか?」
「はい! おねがいします! ベディー夫人のたくさんのぬいぐるみ! みたいです!」
できたら、抱っこして、その中で一日中おままごとを……いや、ちがう! だんじてちがう!
うさちゃんぬいぐるみや、くまちゃんぬいぐるみや、ワンコ、猫ちゃん、羊さん……?
なんだろう、その動物チョイス。
ふと、なにかがひっかかった。
あたしはうさちゃんぬいぐるみをじっと見つめる。
ひっかかる。
どこかでお会いしたのかもしれない。
「レーシアどうしたんだい?」
カシューおじ様が腰を落として、急に静かになったあたしの顔を覗き込んだ。
「もしかして、気分が悪いのかい?」
「い、いえ。なんでもないです。くまちゃんぬいぐるみや、ワンコ、猫ちゃん、羊さんのぬいぐるみがどんなのかな――って考えていただけです!」
頭の片隅がなにやらチリチリと痛んだが、あたしは慌ててその場をとりつくろう。
カシューおじ様の疑うような視線が痛い。
「そうか?」
「はい」
「カシューおじ様、ぜえったいに、ベディー夫人におあいしたいです」
「そんなにベディー夫人のぬいぐるみが気に入ったか?」
「はい! とってもすてきです」
「そうか。そうか。それなら、アトリエの中にある全部のぬいぐるみを買い取るか」
ん?
今、一瞬、なにやら、不穏な響きがあったような気もしたけど?
カシューおじ様の顔がなにやら悪者っぽい感じに仕上がっていますよ?
手作りだというのに、このクオリティの高さ。
そして、愛らしさ。
メロメロになる六歳児幼女はあたしだけではないはずだ。
きっと、これを手作りサイトとかで売ったら、バズって馬鹿売れするんじゃないのかな。
と、思ったところで、唐突にひらめいた!
そうだ!
ぬいぐるみを売ろう!
「はい。とっても! 真っ白で、ふわふわで、とってもかわいいうさちゃんです! カシューおじ様ありがとうございます!」
「それはよかった」
そう言いながら、カシューおじ様があたしの頭をぎこちない手つきでなでなでする。
「レーシアもかわいいよ」
(いや――! 幹本慎二ボイス! あたしにもう一度、気絶しろと!)
悶えるあたしをみて、カシューおじ様は「そんなにこのぬいぐるみを気に入ってくれたのか」とご機嫌になった。
「カシューおじ様! このうさちゃんはどこで手に入れたのですか?」
今のうさちゃんも可愛い。
同じ可愛さなので、同じ人が作成したものだろう。
耳の垂れ具合とか、尻尾のまるまり具合とかが素晴らしい!
できたら、もう一匹おねだりして、三匹の子兎にしたい。
きっと、いや、絶対にすごく可愛いだろう。
「このうさちゃんはだな……」
(幹本慎二ボイスが『うさちゃん』って!)
だめだ……悶絶しかない。
また気絶なのか?
「シュルタイフル村の統治を任せているシルベルター・ペーター男爵の夫人が作成されたものだ」
「男爵夫人の手作りなのですか!」
「そうなのだよ。ベディー夫人は裁縫が趣味とかで、特に、ぬいぐるみを作成されるのがとても好きらしい」
「そうなのですね。とてもふわふわで、気持ちがいいです」
あたしは新入りうさちゃんにスリスリする。
カシューおじ様の表情がなんだか緩みきっているというか、たるんでいるのだけど?
そんなにこのうさちゃんが可愛いのか。
いや、それくらいになってもいいくらいの可愛さだ。
「カシューおじ様はこのうさちゃんをあたしにくださるのですか?」
返せと言われても返すつもりはないが、ちょっと心配になった。
だって、すごく愛おしそうに、あたしが抱っこしているうさちゃんを見ているんだもの。
これはアレだ。
プレゼントしたけど、相手があまりにも喜ぶもんだから、あげるのが惜しくなったというパターンだ。
「もちろんだとも!」
元気よく答えるカシューおじ様。
あれ? あたしの予想は外れてしまったみたいだ。
「ベディー夫人の小さなアトリエにはだな、こんなうさちゃんぬいぐるみや、くまちゃんぬいぐるみや、ワンコ、猫ちゃん、羊さん……色々なぬいぐるみがいっぱいあるんだぞ」
「すごいです……」
ちょっとその様子を想像して、あたしは思わずうっとりする。
ワクワクしてきた。
いかん。
思考が六歳児だ。
このままでは、この可愛いうさちゃんぬいぐるみに精神を支配されそうだ。
「元気になったら、ベディー夫人のアトリエに案内してやろうか?」
「はい! おねがいします! ベディー夫人のたくさんのぬいぐるみ! みたいです!」
できたら、抱っこして、その中で一日中おままごとを……いや、ちがう! だんじてちがう!
うさちゃんぬいぐるみや、くまちゃんぬいぐるみや、ワンコ、猫ちゃん、羊さん……?
なんだろう、その動物チョイス。
ふと、なにかがひっかかった。
あたしはうさちゃんぬいぐるみをじっと見つめる。
ひっかかる。
どこかでお会いしたのかもしれない。
「レーシアどうしたんだい?」
カシューおじ様が腰を落として、急に静かになったあたしの顔を覗き込んだ。
「もしかして、気分が悪いのかい?」
「い、いえ。なんでもないです。くまちゃんぬいぐるみや、ワンコ、猫ちゃん、羊さんのぬいぐるみがどんなのかな――って考えていただけです!」
頭の片隅がなにやらチリチリと痛んだが、あたしは慌ててその場をとりつくろう。
カシューおじ様の疑うような視線が痛い。
「そうか?」
「はい」
「カシューおじ様、ぜえったいに、ベディー夫人におあいしたいです」
「そんなにベディー夫人のぬいぐるみが気に入ったか?」
「はい! とってもすてきです」
「そうか。そうか。それなら、アトリエの中にある全部のぬいぐるみを買い取るか」
ん?
今、一瞬、なにやら、不穏な響きがあったような気もしたけど?
カシューおじ様の顔がなにやら悪者っぽい感じに仕上がっていますよ?
手作りだというのに、このクオリティの高さ。
そして、愛らしさ。
メロメロになる六歳児幼女はあたしだけではないはずだ。
きっと、これを手作りサイトとかで売ったら、バズって馬鹿売れするんじゃないのかな。
と、思ったところで、唐突にひらめいた!
そうだ!
ぬいぐるみを売ろう!
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