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第9話:ルカの逆鱗

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エステリ村から出発してしばらく経った
道中、俺とルカは洞窟で戦った地竜グランド・ドラゴンについて話していた


「そういえば昨日戦ったドラゴンさ、あいつは喋らなかったよな」

「そうだな。
だが、私もこの世界の生き物についてはまだまだ勉強中の身だ。
そういった魔物の生態についてはシュバルツァーの方が詳しいのではないか?」

「そだな。なあ、フレイ?
なんであいつは喋らなかったんだ?」


キャラバンの中に座っているフレイに質問する
俺が今運転しているので首だけ後ろに向けた
あれ、応答がない?


「フレイ?どうした?」


再度呼びかけると、何故かビクッと身体を震わせた


「な、なによ!?何か文句でもあるの!?」

「いや、文句じゃなくて…
昨日のドラゴンについて訊いたんだけど…」

「へっ!?あ、ああそうね、ゴメン…」


どうもエステリ村を出発してからフレイはこんな調子だ
いったいどうしたんだろう?

コホンと咳を1つ打つと、答えてくれた


「まずドラゴンというのはね、戦闘力と知能がとても高い魔物なのよ。
全ての魔物の頂点と言ってもいいわ」


そうなのか!
この世界に来た初日にそんなバケモンと出くわす俺って…


「魔物が言葉を話す時は通常2つの習得パターンがあるわ。
1つはその魔物の寿命が長く、長い年月をかけて自然に覚えたパターン」

ふむふむ
外国で長く暮らしているとその現地の言語を覚えやすいと聞くからそういう感じなのかな?


「そしてもう一つが、人に擬態する能力を持っている魔物や、知能が高い魔物が自ら言葉を覚えたパターンよ」


なるほど

そういえばガルドにいる頃に蛇女ラミアと遭遇したことがあったな
あれは…とにかく心臓に悪い
フレイがいなかったらマジで危なかった


「ということはドラゴンは後者に当たるのか?」


フレイは難しそうな顔をして首を傾げた


「…どっちとも言えるわね。
ドラゴンは知能も高いし、ほとんどが長寿なのよ。
昨日の地竜グランド・ドラゴンが喋らなかったのは、多分人と話す必要がないと判断したから言語習得をあえてしなかったんじゃないかしら」


そういえば村長もドラゴンは気難しい性格をしてるから群れることはないって言ってたな
コミュニケーションを必要としないなら、たしかに言葉を覚える必要はないのかもしれない


「そうなると俺が戦った黒竜ブラック・ドラゴンは人と話す必要があったから言葉を覚えたってことか」

「そうね。
そのドラゴン、たしか親だか兄弟だか敵討ちが目的だったんでしょ?
犯人の情報を集める意味でも覚えたんじゃないかしら。
なんでアンタが狙われるのかは謎だけど」

「だからよ~。本当に身に覚えがないんだよ。
そもそも500年前なんて俺生まれてすらいないし…」


そこでルカも会話に参加してきた


「手がかりがあるとすればやはり撃の宝石パワー・スフィアだろう。
30年以上前に紅の魔王が現れたというなら、少なくとも私よりはこの世界に詳しいはずだからな」

「でも30年だろ?
さすがに500年前のことなんて分からないんじゃねえか?」


なんたって50世紀も前だしね
しかし何故かルカはクスっと笑った


「前に何回か君に『私は死なない』と言っただろう?
あれはそのままの意味だ。
私たち宝石スフィアには寿命が無いのだ」

「は!?マジか!」


そんなの有り得るのか!?
永遠の命ってこと!?


「したがって500年前だろうと1000年前だろうと本人が覚えてさえいれば、その黒竜ブラック・ドラゴンについても記憶に残っているだろう。
…私は自分の本名すら忘れてしまっていたがな」


なんというか、俺が理解できる範疇を超えているような情報だ…
宝石スフィアたちって不思議な存在だよなぁホント


「ねぇ、ルカ。
さっき『基本的に寿命はない』って言ってたけど、『基本的』ってどういう意味?
例外はあるっていうこと?」


たしかにそれは俺も気になる
もしルカが死ぬような状況になったら…
いやあんまり考えたくないな…

ルカはくるくると回りウーンと唸った
おっ、あれは考え込んでる仕草だな

そして困ったような口調で答える


「…それが中々思い出せないのだ。
別にそこまで大したことではなかったような気がするのだが…
この辺までは来ているのだ」


この辺ってどの辺だよ!
ていうか死んでしまうことが大したことないって…
そんなの俺は嫌だぞ


「零人?そんな顔をするな。
エステリ村で泣いていたシュバルツァーのような表情をしているぞ」

「あんなにめちゃくちゃじゃねぇよ!」

「ちょっと!どういう意味よレイト!」


どうやら不安な気持ちが顔に現れてたらしい
まぁ、その例外とやらはルカが思い出すのを待つしかないか
…相棒を死なせる状況には絶対にさせない


☆☆☆


それから休憩をはさみつつ移動して、ようやく今回の目的地が見えてきた
検問所とおぼしき門の周りに頑丈そうな高い壁が連結されており、そのまま街の外をぐるっと囲っているようだ


「あれが『理の国ゼクス』かー!」

「厳密に言えばエステリ村からは『理の国』の領土になっているわ。
あれは王都『レガリア』よ」

「さすがに土地は広そうだな。
候補者を探すのに苦労しそうだ」


いやー、長い道のりだったぜ
車使えたらって何回思ったことか
ずっと硬い席に座ってたからケツが痛くて仕方ねぇ
早く宿で横になりたい


「フレイ、これから俺たちもあの検問所を通るんだよな?
俺パスポートとか持ってきてないけど大丈夫なのか?」

「は?ぱすぽーと?何よそれ?大丈夫よ。
このキャラバンはガルドの牙仕様だし、私が『仕事で来た』って言えばすんなり通れるはずよ」


なるほど、顔パスならぬキャラバンパスってところか
しかし、さすが商業王国なんて言われることはある

めっさ検問所混んでる…

そこから移動し、おそらく商業隊と思われる馬車の後ろに並んだ
俺の横の座席に来たフレイは落ち着かない様子で脚をブラブラさせている


「なぁ、これ俺たちが検問所まで辿り着くまでどれくらいかかるんだ?
めっちゃ並んでるんだけど….」

「こればっかりはしょうがないわ。
レガリアの西門はいつも混んでいるのよ。
地道に待つしかないわ」

「はぁ、しょうがないか。
よし、フレイ、ゲームして時間潰してようぜ。
ルイス君の記録更新してやろう」


スマホのアプリを起動してフレイに渡す
しかしなぜかフレイはチラッとだけ見て受け取らなかった


「どうした?
お前このゲーム好きじゃなかったのか?」

「う、うん。やりたいのは山々なんだけど…
…ちょっと、その…」


なにやら歯切れが悪い
どうも今日はずっとこんな調子だ
あっ、もしかして…


「お前もしかして朝ギャン泣きしたことまだ気にしてるのか?
それなら恥ずかしがることないんだぜ?
仲間が行方不明になったら誰だって不安になる」


俺のフォローにフレイは顔を真っ赤にして叫んだ


「ち、違うわよ!
たしかにそれもあるけど…そうじゃなくて!
これは…」

「なんだ?言ってみ?」


フレイは両手で顔を隠しながらプルプル震えて小さい声で答えた


「オ、オシッコ行きたい…」


え。
ええええ!?


「はあぁぁ!?
だからお前さっき休憩した時行っとけって言ったろ!
ドライブインでトイレ休憩は基本だろうが!」

「あんたに行けって言われて草むらに行ったらモロに用足してるって分かるじゃない!
そんなのあんたの前でしてるのと同じでしょうが!」

「別に聞き耳立てたりしねーよ!
なんなら向こうへ行けとか言えばいいじゃねえか!」

「違うの!
あんたに言われて用を足すってのが恥ずかしいの!」


ぬあああああ!!!
めんどくせぇ!
どうすんだよ!もう並んじまったぞ!
後ろにも人来ちゃったし!


「はぁ…零人。
私がシュバルツァーを先程の所へ連れて行く。
しばらくキャラバンを頼むぞ」


あ、そか
転移テレポート使えば良かったのか
助かったー!


「ううぅ…!
ルカ、もう限界…早く連れてって!」

「ああ。ではまたな」


王都に入る前からこんな調子で大丈夫なのか俺ら…


☆☆☆


フレイが戻ってきて検問所の相手をしてもらい、ようやく王都へ入ることができた


「わぁ、すげぇ人がいっぱいいるな!」

「ここは都よ。当然じゃない」

「ふぅ…
まったく、一時はどうなるかと思ったぞ」


おそらくこの街のメインストリートと思われる道を進んでいく

すれ違う人々は様々で、俺やラムジーのような人族やフレイと同じエルフはもちろん、頭から耳が生えた獣人、ヒゲを生やしたドワーフなど様々な人種が行き交っていた

なんというか、元の世界のアーケード街を思い出す
お店がいっぱいあってとにかくにぎやかだったなぁ


「………」


そんなおセンチな気分に浸っているとフレイに肩を叩かれた


「ほら。まずは宿屋に向かいましょう。
今回行く所は馬小屋付きの宿屋だから、そこでキャラバンとクルゥ達を預けられるわ。
あとは私達の部屋も確保しないとね」

「ああ了解。…ちなみに部屋は別々なのか?」


わりと大事なことだ
いくらフレイがフィジカルゴリラとはいえ女性だからな
俺と同じ部屋はいかんだろう


「そんなの当たり前でしょ…と言いたいけど、あまりお金がないのよ。
何泊もしていたらあっという間にスカンピンになっちゃうから、今回だけは一緒に泊まってあげるわ。
…変なことしてきたらぶっ飛ばすわよ?」


マジかよ!?

俺がこいつに手を出すのはまずないけど、それにしたって親父さん、俺とフレイが宿に泊まること考えなかったのか?

いや、馬小屋付きって言ってたし、もしかして宿代って結構高いのか…


☆☆☆


宿屋に到着して部屋を借りたあと、荷物を部屋に運び終わり、ようやく腰を降ろすことができた
うへぇ…疲れた


「よし、荷物はこんなものね。
ほらレイト、水よ」

「サンキューフレイ。
なんだかどっと疲れたよ」

「私が転移で手伝えば良かったのだが、さすがにあの往来でこの能力を使うと騒ぎになるからな。
すまんな」

「いいって。仕方ないよ」


フレイから渡された水筒をグビグビ飲む
あぁー…生き返る


「ルカ、一応聞くけど、これまですれ違った人で候補者はいたか?」

「いや、残念ながら確認できなかった」


まあ、そんな都合よくいかないよな


「そもそもどうやって宝石スフィアと契約できる人なんて見分けるのよ?」

「ふむ、最終的には私がこの目で判断するしかないのだが、一応候補者の目安を教えよう」

「目安?強い奴とかか?」

「そう単純ではない。
目安となる基準とは『エネルギーの質』だ」

「「『エネルギーの質』?」」


あ、フレイと久しぶりにハモった
お互い顔を合わせて苦笑いする


「…人が説明しようとしてる時に見せつけてくれるな。
いいか?
有機生命体には誰にでもエネルギーがあるのだ」

「ゆうき…何よそれ?」

「俺たちみたいに生身の身体を持っている生き物のことだよフレイ」

「説明を続けるぞ。
そのエネルギーとは全員が同じではない。
遺伝子配列にも似た不規則性がある。
エネルギーの配列が宝石スフィアと適合するタイプでなければ『契約』を結ぶことは不可能なのだ」

「…ゴ、ゴメン。
私ちょっとついていけないかも…」


あかん、フレイが考えるのをやめようとしている


「要するに『魔力マナ』の種類が一人一人違ってて、この街の中から、ルカのお眼鏡にかないそうな魔力マナを持ってる奴を見つけろってことだろ?」

「その通りだ」

「あ、あ~なるほどね!
やっと意味が分かったわ!」


良かった良かった
小難しい言葉をよく使うからなルカは…

あれ、とフレイが指を顎に当てた


「ねぇ、思ったんだけどレイトはダメなの?
ルカと『契約』してるってことはその『適合性』…?があるわけでしょ」


あ、そういえばそうだ
俺1人で魔王に対抗できるなら安いもんだが…
ルカの方に目を向けるとプルプル震えていた
え、こんなルカ初めて見るんだけど


「ダ、ダメだ!それは絶対にダメだ!
私が先に『契約』したのだからな!」


珍しくルカが声を張り上げた!?
どうしたんだろう?


「ど、どうしたのよルカ?
あなたがそんなに焦るなんて珍しいじゃない」

「その反応だともしかして俺でもできるのか?」


するとルカは咳払いをして答えた


「で、できなくはないが、オススメはしない。
最初に私に触れた時に身体の力が抜けたと言っていただろう?
それはおそらく、零人のエネルギー配列を私のエネルギーに『同調シンクロ』させたからだ。
その状態でもう一度『契約』をすると、余計に身体に負担をかけてしまい、下手をすれば『契約』が完了する前に命を落としてしまう恐れがある」


ブルっと背筋が震えた
死ぬの!?こわ!


「あっ!それならルカが魔王と『契約』をすればやっつけられるんじゃないかしら!
結構名案じゃない!?」


フレイがこれだ!という表情で提案してきた
ルカが魔王と『契約』か…

うーん

ルカの方を見てみると、再び身体をプルプルと…いや、あれはワナワナしてる?


「シュバルツァー…
言って良い事と悪い事があるぞ…?
私たち宝石スフィアにとって『契約』とは本来とても大切なものなのだ!
君たちで言うパートナーと結婚する事と同じくらいにな!
宝石スフィア』と『契約者』はお互いを信頼しあって初めて力を行使することができるのだ!
無理やり宝石スフィアを従えているどこぞの魔王と違ってだ!
契約者と喋ることが命に近い我々にとってあんな…!
黙らせているだけでは飽き足らず、自分勝手に宝石スフィアの力を行使するなど絶対に許されん!
そんな最低な俗物と『契約』しろだと!?
馬鹿も休み休み言え!
私はそんな尻軽女ではない!!」

「「……………」」


あ、あまりの気迫に何も言えなくなってしまった…
ここまでルカが感情を露わにしたことってあっただろうか?
どうやらフレイはルカの…いや宝石スフィアの逆鱗に触れてしまったらしい


「そ、その、ご、ゴメンなさい…
私そんな大事なことだと分からなくて…」


はぁはぁと肩で息を切らしているようなルカはバツが悪そうに答える


「いや、私も…すまない。
君は宝石スフィアのことをあまり知らないのだから、先程の案は当然だ。
ついカッとなってしまった。
驚かせてしまって申し訳ない」


とりあえずルカは落ち着いてくれたようだ
ルカって怒らせると村長以上におっかないな…


「「…………」」


ああもう!こういう空気は苦手だ!
まったく!


「なぁ、2人とも。
いつの間にか昼過ぎてるし、とりあえずメシ食いに行かないか?
まだ着いたばかりだしさ。
焦らずじっくり探そうぜ」


☆☆☆


しょんぼりしてしまったルカとフレイを連れて近くの料亭へ来た

何気にこの世界での外食は初めてなのでちょっと楽しみだ
ただ、メニュー表が読めない…
2ヶ月間ガルドで勉強したとはいえ、付け焼き刃の知識じゃやっぱり役に立たないよな…

仕方ないのでフレイに訊く


「な、この店でオススメってある?
お前来たことあるんだろ?」

「…そうね。これなんかはオススメよ。
『バジリスクの唐揚げ』。
あとは『ドレイクの蒸し焼き』とかも美味しいわよ」

「…ドラゴン系の料理はちょっとあれだけど、それ以外は美味そうだな!
ルカはどうする?」

「私はなんでもいい…」


だぁぁぁもう!
こいつらいつまで引きずってんだ!

ほとんどフレイにおまかせにして料理を待った
はぁ…この先これからこんなテンションでやっていかないといけないのか…


☆☆☆


30分後、それは杞憂だった


「むむむ!
この唐揚げはとても味が沁みているな!
ドレイクの料理も見た目からは想像できんくらい美味だ!
なぁ、零人も1回食べてみてくれ!」

「だからドラゴン恐怖症の俺に食えるわけないだろ!?
何の拷問だよ!」

「久しぶりにここの料亭に来たけど、やっぱり美味しいわ!
ねぇルカ、これも食べてみなさいよ!
絶対美味しいから!」


料理がテーブルに並ぶとみんな腹ペコだったのもあり、わいわいと食事を楽しめた
ルカとフレイも仲直りできたようだ
この2人、機嫌が悪くなった時は何か食わせるといいのか?

覚えておこう


☆☆☆


「レイト、まずいことになったわ」


食べ終わったあと会計をフレイにまかせ、店の入り口で待っていたらこんなことを言われた


「どうした?
まさか食べ過ぎて金無くなったとか言わないよな?」

「…………」


え…
おい?


「そのまさかよ。
宿屋にはあと1泊しかできないわ…」


はあ!?


「ウソだろ!?
そんなにこの店高かったのか!?」

「ぬかったわ…!
いつもはパパ達と来てるから値段見ないで注文してたのよね」


おいいい!?普通見るだろ!


「お前なんでちゃんと確認してから…あ、いや…俺もちゃんと値段見るべきだったな…
すまん」

「わ、私も些か食べ過ぎてしまったのかもしれん…
すまない」


ズーンと3人で再び沈んだ気分になる


「ど、どうしようレイト?」

「どうするたって誰かに借りるか稼ぐしかねぇだろ…」

「しかし、借りるにしても知り合いはこの街にいるのか?
私と零人はここに来たのは初めてだぞ」


そうなんだよなぁ
とするとやはり稼ぐしかないわけだが…


「それならせっかくガルドのキャラバンで来てるわけだし、傭兵の仕事は受けられねぇのか?」

「無理ね。
私たちは国や団体から要請されて初めて仕事を受けられるのよ。
それに勝手にガルドの名前を使って仕事をしたらパパに何を言われるか…」


マジかー
結構いい案だと思ったんだけどな

ちなみにガルドの牙は傭兵団だけど、人類を敵にする仕事は受けず、魔物を駆逐する仕事がメインだそうだ。
たまに暴走した『魔族』も相手にするのだとか


「2人とも。
内容にもよるが、金払いが良く、即日支払いも可能な仕事を見つけたぞ」

「「なに!?」」


ルカは俺の横の壁に貼ってあるポスターの近くへふわふわとやってきた
そして全身を使ってポスターを小突く


「『冒険者』だ。
ギルドへ行きクエストをこなす。
これしか手はない」


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