8 / 40
不可思議なことだらけ
しおりを挟む
「うわっ、あああ!」
優弥の悲痛な叫びが響く。
優弥を取り囲んでいる兵士達は、何事かと盾から大きく顔を出して覗きこんできて、皆一様にぎょっとした。
盾の向こう側がそのようなことになっているとは思いもしなかったようだ。
「あああああっ!」
優弥の両腕は光の粒子となった。淡い光が辺りを照らす。
ただ叫ぶことしかないできない優弥だが、ふと変な違和感に気付く。
(痛くない?)
「はぁ……はぁ……」
肩で息をしているが、とりあえず叫ぶことはしなくなった。
あまりの出来事でつい取り乱したが、痛くないという違和感に気付いたらまた新しいことに気付く。
右手に持っていた槍と左手に持っていたきんつばが入っているビニール袋もなくなっていた。
いや、どうやらその二つも優弥の両腕と同じように光の粒子になっていたようだった。
槍は、先程子馬からから槍になる時に似たような現象が起きたが、きんつばはどういうことなのか。
(まさかこのきんつばがこの世界のものだった、だなんてことがあるわけ……いや、ないな)
優弥は馬鹿馬鹿しいことを考えながらも、目の前の状況から目が離せなかった。
光の粒子は最初は優弥の腕、槍、ビニール袋の形に留まっていたが、混ぜ合うように渦を巻き、再び優弥の腕を形成するかのように集まってきた。
そして突如として光が収まると、そこにはしっかりと優弥の両腕があった。
あっという間の出来事だった。時間にしたら五秒も経っていない。
優弥には時間など気にする余裕などなかったが。
優弥は自分の手を自分の手を見つめ、恐る恐る握る。
何事もないのを確かめ、もう何度か開いて閉じてを繰り返す。
「何にも、なってない……?」
痛みもなければ、何の違和感もない。
ただ一度だけ光の粒子となって、また戻った。
槍ときんつばはなくなったままだが。
しばらく呆然としていたのは優弥だけではなく、優弥を取り囲んでいた盾の兵士達もだった。
彼らにしても、今目の前で起きたことが何だったのか理解できないらしい。
「かかれっ!」
しかし、後ろに構えていた本隊からそんな声が投げ掛けられると、全員がはっとして、優弥に飛び掛かった。
「やああああ!」
「覚悟しろっ!」
「今のは何だっ!」
などと声を上げながら飛び掛かってくる盾達を、槍を失った優弥は成す術もなく受け入れるしかなかった。
そもそも反撃をするなんて発想が沸かない。今起こったことで頭の中はいっぱいだ。
しかも、またしても不可思議なことが起きている。
(言葉が、わかる……?)
六枚の盾に押し倒され、地面に押さえつけられたまま、手を後ろに回されて縄で拘束されてしまう。
抵抗する様子もなく拘束された優弥を見て安心したのか、盾が離れていく。
すると目の間に足があった。人のではなく、馬のであるが。
見上げると、見事な葦毛の馬に乗った一人の兵士がいた。
一人だけ馬に乗っていることもあるが、少しだけ装飾が施された青色の鎧を着ていることも含め、きっとこの人がこの軍隊の隊長だろう。
青鎧の兵士は馬に乗りながら優弥に声を掛けた。
「お前は何者だ?」
その声は盾の兵士達に命令を出した声だった。
やはりこの青鎧の兵士が隊長のようだ。
「自分は……」
しかしその問いにどう答えれば良いのか、優弥は迷った。
正直に答えるべきか、それともある程度の事情だけ話して異世界から来たのは黙っているべきか。
突如として言葉が通じるようになったことに困惑しながらも、優弥は必死に答えを絞り出す。
「自分は、道端に倒れていた光る子馬に触れたら、急にこの草原に連れてこられたんです」
自分のような異世界から来た人間がどのような扱いを受けるのかわからない以上、まだ話すべきではない。目の前の人物が信用できるのかもまだわからないのだし。
そう考え、優弥は出来るだけ本当のことを話すことに決めた。
「光る子馬?」
「はい、しかもその子馬は自分をここに連れてきた途端に先程持っていた槍になりました。その槍も、ご覧になっていた通りに光となって消えてしまいました」
「ふむ」
そこで隊長は思案顔になる。依然として警戒心が解かれるわけではないが、先程まで厳しい目付きではなく、優弥を見定めるように見ている。
「持っていた槍と袋がなくなったのはお前の魔法か」
「いえ、私は魔法の使い方がわかりませんので」
魔法という言葉が当たり前のように出てきた。
優弥もなるべく違和感なく言ったつもりだが、使い慣れていないので少し不安になる。
「しかし、先程何やら呪文を唱えていたようだが?」
先程適当に叫んだ各国の挨拶のことらしい。
確かに、意味がわからなければ呪文のように聞こえただろう。
「あれは、どの言葉が通じるのかわからなかったので、知っている国の挨拶を言っていただけです」
「では、どこの国の者なのだ?」
(また面倒な質問を……)
優弥は頭をフル回転させて、答えを作り出す。
嘘っぽく聞こえないように、出来るだけ本当のことを言って……。
「自分は村から出たことがなくて、地理などは詳しくわからないんですが、東の方にある島国だと聞いたことがあります」
自分の国がよくわからないだなんて常識外れもいいとこだが、この世界での教養がどれくらいかわからないのでつい言ってしまった。これは賭けだ。
「なるほど。では、国の名はわかるか?」
「はい……」
どうやらギリギリセーフのようだったが、また次の問題だ。
今度はこの隊長の教養がどれくらいかに賭けるしかない。
「ニホン、という小さな島国です」
優弥は恐る恐る口にした。
隊長がこの世界の地理に詳しかったら、嘘だとばれてしまうだろう。
しかし、隊長の反応は意外なものだった。
「ニホン、だと?」
驚きながら、もう一度確認してくる。
「はい……」
その反応がどういう意味かわからず、優弥は俯いてしまう。
どうやらアウトだったのだろうか……。
しばらくの沈黙の後、再び隊長が口火を切った。
「お前、アイナーだな?」
「アイナー?」
思わず隊長に顔を向けてしまう。
理解の出来ない言葉が出てきた。恐らくこの世界特有の言葉なのだろう。
見ると隊長は優弥に驚きの眼差しを向けていた。
「異世界から来た者を指す言葉だ」
「は?」
優弥の努力虚しく、すぐにばれてしまった。
優弥の悲痛な叫びが響く。
優弥を取り囲んでいる兵士達は、何事かと盾から大きく顔を出して覗きこんできて、皆一様にぎょっとした。
盾の向こう側がそのようなことになっているとは思いもしなかったようだ。
「あああああっ!」
優弥の両腕は光の粒子となった。淡い光が辺りを照らす。
ただ叫ぶことしかないできない優弥だが、ふと変な違和感に気付く。
(痛くない?)
「はぁ……はぁ……」
肩で息をしているが、とりあえず叫ぶことはしなくなった。
あまりの出来事でつい取り乱したが、痛くないという違和感に気付いたらまた新しいことに気付く。
右手に持っていた槍と左手に持っていたきんつばが入っているビニール袋もなくなっていた。
いや、どうやらその二つも優弥の両腕と同じように光の粒子になっていたようだった。
槍は、先程子馬からから槍になる時に似たような現象が起きたが、きんつばはどういうことなのか。
(まさかこのきんつばがこの世界のものだった、だなんてことがあるわけ……いや、ないな)
優弥は馬鹿馬鹿しいことを考えながらも、目の前の状況から目が離せなかった。
光の粒子は最初は優弥の腕、槍、ビニール袋の形に留まっていたが、混ぜ合うように渦を巻き、再び優弥の腕を形成するかのように集まってきた。
そして突如として光が収まると、そこにはしっかりと優弥の両腕があった。
あっという間の出来事だった。時間にしたら五秒も経っていない。
優弥には時間など気にする余裕などなかったが。
優弥は自分の手を自分の手を見つめ、恐る恐る握る。
何事もないのを確かめ、もう何度か開いて閉じてを繰り返す。
「何にも、なってない……?」
痛みもなければ、何の違和感もない。
ただ一度だけ光の粒子となって、また戻った。
槍ときんつばはなくなったままだが。
しばらく呆然としていたのは優弥だけではなく、優弥を取り囲んでいた盾の兵士達もだった。
彼らにしても、今目の前で起きたことが何だったのか理解できないらしい。
「かかれっ!」
しかし、後ろに構えていた本隊からそんな声が投げ掛けられると、全員がはっとして、優弥に飛び掛かった。
「やああああ!」
「覚悟しろっ!」
「今のは何だっ!」
などと声を上げながら飛び掛かってくる盾達を、槍を失った優弥は成す術もなく受け入れるしかなかった。
そもそも反撃をするなんて発想が沸かない。今起こったことで頭の中はいっぱいだ。
しかも、またしても不可思議なことが起きている。
(言葉が、わかる……?)
六枚の盾に押し倒され、地面に押さえつけられたまま、手を後ろに回されて縄で拘束されてしまう。
抵抗する様子もなく拘束された優弥を見て安心したのか、盾が離れていく。
すると目の間に足があった。人のではなく、馬のであるが。
見上げると、見事な葦毛の馬に乗った一人の兵士がいた。
一人だけ馬に乗っていることもあるが、少しだけ装飾が施された青色の鎧を着ていることも含め、きっとこの人がこの軍隊の隊長だろう。
青鎧の兵士は馬に乗りながら優弥に声を掛けた。
「お前は何者だ?」
その声は盾の兵士達に命令を出した声だった。
やはりこの青鎧の兵士が隊長のようだ。
「自分は……」
しかしその問いにどう答えれば良いのか、優弥は迷った。
正直に答えるべきか、それともある程度の事情だけ話して異世界から来たのは黙っているべきか。
突如として言葉が通じるようになったことに困惑しながらも、優弥は必死に答えを絞り出す。
「自分は、道端に倒れていた光る子馬に触れたら、急にこの草原に連れてこられたんです」
自分のような異世界から来た人間がどのような扱いを受けるのかわからない以上、まだ話すべきではない。目の前の人物が信用できるのかもまだわからないのだし。
そう考え、優弥は出来るだけ本当のことを話すことに決めた。
「光る子馬?」
「はい、しかもその子馬は自分をここに連れてきた途端に先程持っていた槍になりました。その槍も、ご覧になっていた通りに光となって消えてしまいました」
「ふむ」
そこで隊長は思案顔になる。依然として警戒心が解かれるわけではないが、先程まで厳しい目付きではなく、優弥を見定めるように見ている。
「持っていた槍と袋がなくなったのはお前の魔法か」
「いえ、私は魔法の使い方がわかりませんので」
魔法という言葉が当たり前のように出てきた。
優弥もなるべく違和感なく言ったつもりだが、使い慣れていないので少し不安になる。
「しかし、先程何やら呪文を唱えていたようだが?」
先程適当に叫んだ各国の挨拶のことらしい。
確かに、意味がわからなければ呪文のように聞こえただろう。
「あれは、どの言葉が通じるのかわからなかったので、知っている国の挨拶を言っていただけです」
「では、どこの国の者なのだ?」
(また面倒な質問を……)
優弥は頭をフル回転させて、答えを作り出す。
嘘っぽく聞こえないように、出来るだけ本当のことを言って……。
「自分は村から出たことがなくて、地理などは詳しくわからないんですが、東の方にある島国だと聞いたことがあります」
自分の国がよくわからないだなんて常識外れもいいとこだが、この世界での教養がどれくらいかわからないのでつい言ってしまった。これは賭けだ。
「なるほど。では、国の名はわかるか?」
「はい……」
どうやらギリギリセーフのようだったが、また次の問題だ。
今度はこの隊長の教養がどれくらいかに賭けるしかない。
「ニホン、という小さな島国です」
優弥は恐る恐る口にした。
隊長がこの世界の地理に詳しかったら、嘘だとばれてしまうだろう。
しかし、隊長の反応は意外なものだった。
「ニホン、だと?」
驚きながら、もう一度確認してくる。
「はい……」
その反応がどういう意味かわからず、優弥は俯いてしまう。
どうやらアウトだったのだろうか……。
しばらくの沈黙の後、再び隊長が口火を切った。
「お前、アイナーだな?」
「アイナー?」
思わず隊長に顔を向けてしまう。
理解の出来ない言葉が出てきた。恐らくこの世界特有の言葉なのだろう。
見ると隊長は優弥に驚きの眼差しを向けていた。
「異世界から来た者を指す言葉だ」
「は?」
優弥の努力虚しく、すぐにばれてしまった。
0
あなたにおすすめの小説
十六歳の妹の誕生日、私はこの世を去る。
あいみ
恋愛
碌に手入れもされていない赤毛の伯爵令嬢、スカーレット。
宝石のように澄んだ青い髪をした伯爵令嬢、ルビア。
対極のような二人は姉妹。母親の違う。
お世辞にも美しいと言えない前妻の子供であるスカーレットは誰からも愛されない。
そばかすだらけで、笑顔が苦手な醜い姉。
天使のように愛らしく、誰からも好かれる可愛い妹。
生まれつき体の弱いルビアは長くは生きられないと宣告されていた。
両親の必死に看病や、“婚約者の献身的なサポート”のおかげで、日常生活が送れるようになるまで回復した。
だが……。運命とは残酷である。
ルビアの元に死神から知らせが届く。
十六歳の誕生日、ルビアの魂は天に還る、と。
美しい愛しているルビア。
失いたくない。殺されてなるものか。
それぞれのルビアを大切に思う想いが、一つの選択をさせた。
生まれてくる価値のなかった、醜いスカーレットを代わりに殺そう、と。
これは彼女が死ぬ前と死んだ後の、少しの物語。
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
3点スキルと食事転生。食いしん坊の幸福無双。〜メシ作るために、貰ったスキル、完全に戦闘狂向き〜
幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
伯爵家の当主と側室の子であるリアムは転生者である。
転生した時に、目立たないから大丈夫と貰ったスキルが、転生して直後、ひょんなことから1番知られてはいけない人にバレてしまう。
- 週間最高ランキング:総合297位
- ゲス要素があります。
- この話はフィクションです。
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
ガチャで領地改革! 没落辺境を職人召喚で立て直す若き領主
雪奈 水無月
ファンタジー
魔物大侵攻《モンスター・テンペスト》で父を失い、十五歳で領主となったロイド。
荒れ果てた辺境領を支えたのは、幼馴染のメイド・リーナと執事セバス、そして領民たちだった。
十八歳になったある日、女神アウレリアから“祝福”が降り、
ロイドの中で《スキル職人ガチャ》が覚醒する。
ガチャから現れるのは、防衛・経済・流通・娯楽など、
領地再建に不可欠な各分野のエキスパートたち。
魔物被害、経済不安、流通の断絶──
没落寸前の領地に、ようやく希望の光が差し込む。
新たな仲間と共に、若き領主ロイドの“辺境再生”が始まる。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる