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お約束のあれやこれや
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手渡されたのは古ぼけた眼鏡だった。
「あの、ステータスというのは……」
「ご存知ないですか? 自分の能力を数値化したもののことを言います」
「いえ、知っています」
知ってはいるが、まさか本当にその通りだったとは。
優弥だって男の子だ。友達付き合いのためにゲームはやるし、ライトノベルが好きな友人がいるので何冊か読んだこともある。ステータスは慣れ親しんだものだ。
しかし、まさか自分がステータスで表される日が来ようとは夢にも思っていなかった。
いや、異世界だからそういうこともあるだろうとは思うが、この世界に来てからは緊張の連続でそんなことを考える余裕がなかった。
そもそも、ステータスなんてシステムがあると思わなかった。誰もそんなことしているように見えないし、そもそも出なかったし。
……この世界に来て一番最初にステータスの確認を試したことは誰にも言わないでおこうと心に決めた優弥だった。
「それは『鑑定眼鏡』と言います。それを掛けて、『スキル・鑑定』と言ってみてください」
優弥は促されるままに眼鏡をかける。そしてちょっとドキドキしながら復唱する。
「スキル・鑑定!」
ヴェルディス・マクワーレン
レベル‥34
クラス‥剣闘士
ランク‥E
「おおっ!」
思わず歓声を上げてしまう。眼鏡のレンズに写るのではなくて、頭の中に直接情報が流れ込んでくる感じだ。
しかし、これは隊長のステータスだ。しかも、名前以外に三つしかわからない。
「私を見ながら言っても駄目ですよ。自分を見ながらでないと、自分のステータスは見れません」
優弥が戸惑っている理由がわかったのか、隊長が解釈を挟んでくれた。
「そこに鏡があります。それで自分の姿を見ながらスキルを使ってください」
入り口の横に姿見があった。
優弥は立ち上がり、その前まで行く。
そして、自分の姿を確認した。
「スキル・鑑定!」
ユウヤ・オリクボ
レベル‥21
クラス‥槍士
ランク‥B
HP‥312/668
LP‥261/496
MP‥84/542
SP‥121/261
物理攻撃力‥456(+480)
物理防御力‥405(+500)
魔法攻撃力‥211
魔法防御力‥317(+300)
回避率‥286
装備‥聖槍ファイスホーン(右手に同化中)、きんつば(左手に同化中)
魔法‥同化魔法(F)
「おおっ!」
またも歓声を上げる。しかしなんだかよくわからないことばかり。というか、聖槍って……。
優弥は自分のステータスを睨み付けていたのだが、端から見たら鏡の中の自分とにらめっこしているように見えた。
それが可笑しかったのか、隊長はつい笑みを溢していた。
「わからないことがあったら、何でもお答えしますよ」
おそらく一人でいくら考えていてもわからないだろう。お言葉に甘えることにする。
「じゃあ、まずこのランクってのは何ですか?」
クラスというのは隊長と自分のを見ればわかる。おそらく、ジョブや職業といったものと同義だろう。
しかし、ランクというのはわからない。隊長よりも自分の方が高いのか?
「それはクラスのランクです。クラスのすぐ下にありますよね。ほとんどのクラスのランクはAからGまでの七段階になっています。Aが一番高く、Gが一番下です。Gから始まって、そのクラスとしての経験を積み、練度を高めていくと上がっていって、上に行けば行くほどステータス補正がかかります」
「成程。ではこの攻撃力とかの横にある括弧の数字がもしかして」
「ご推察の通り、それがステータス補正です。クラスのランクによる補正や装備による補正が反映されています」
実際の物理攻撃力よりも補正の数字が高いのはそのせいか。聖槍ということで、かなり高いのだろう。おそらく攻撃力だけではなく、防御力の方もそうだろうか。これはあとで試してみよう。
「ちなみに、ランクをAまで上げると、上位のクラスにクラスチェンジすることができます」
「クラスチェンジ?」
またワクワクするような単語が出てきた。
「私のクラスは剣闘士になっていましたよね? これは剣士というクラスの上位にあたる剣術士のさらに上位のクラスなんです」
「自分は槍士というクラスですが、もしかして槍術士、槍闘士となっていくんでしょうか?」
「さすがですね、お考えの通りです」
隊長は恭しく頭を下げる。
別に大したことではない、少し考えればわかることなので、ちょっと気恥ずかしい。
「槍闘士よりも上のクラスはないんですか?」
「ありますよ。しかし、そこから本人のステータスや特性などによってかなり枝分かれします。固有のものなどもあって、クラスがそのまま二つ名や通り名になっているということもよくあります」
つまり槍闘士までが基本職で、それ以降が上級職みたいな感じか。
「じゃあ次に、HPやMP、SPも辛うじてわかるんですけど、LPって何ですか?」
HP、MPは自然と理解が出来る程に慣れ親しんでいる。SPはスキルを使うのに必要なものだろう。
ならLPとは一体?
ライフポイント?
しかしそれだとHPとの区別している理由がよくわからない。
「それに関しては、この世界の三つの力について説明しなければなりませんね」
「あの、ステータスというのは……」
「ご存知ないですか? 自分の能力を数値化したもののことを言います」
「いえ、知っています」
知ってはいるが、まさか本当にその通りだったとは。
優弥だって男の子だ。友達付き合いのためにゲームはやるし、ライトノベルが好きな友人がいるので何冊か読んだこともある。ステータスは慣れ親しんだものだ。
しかし、まさか自分がステータスで表される日が来ようとは夢にも思っていなかった。
いや、異世界だからそういうこともあるだろうとは思うが、この世界に来てからは緊張の連続でそんなことを考える余裕がなかった。
そもそも、ステータスなんてシステムがあると思わなかった。誰もそんなことしているように見えないし、そもそも出なかったし。
……この世界に来て一番最初にステータスの確認を試したことは誰にも言わないでおこうと心に決めた優弥だった。
「それは『鑑定眼鏡』と言います。それを掛けて、『スキル・鑑定』と言ってみてください」
優弥は促されるままに眼鏡をかける。そしてちょっとドキドキしながら復唱する。
「スキル・鑑定!」
ヴェルディス・マクワーレン
レベル‥34
クラス‥剣闘士
ランク‥E
「おおっ!」
思わず歓声を上げてしまう。眼鏡のレンズに写るのではなくて、頭の中に直接情報が流れ込んでくる感じだ。
しかし、これは隊長のステータスだ。しかも、名前以外に三つしかわからない。
「私を見ながら言っても駄目ですよ。自分を見ながらでないと、自分のステータスは見れません」
優弥が戸惑っている理由がわかったのか、隊長が解釈を挟んでくれた。
「そこに鏡があります。それで自分の姿を見ながらスキルを使ってください」
入り口の横に姿見があった。
優弥は立ち上がり、その前まで行く。
そして、自分の姿を確認した。
「スキル・鑑定!」
ユウヤ・オリクボ
レベル‥21
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SP‥121/261
物理攻撃力‥456(+480)
物理防御力‥405(+500)
魔法攻撃力‥211
魔法防御力‥317(+300)
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装備‥聖槍ファイスホーン(右手に同化中)、きんつば(左手に同化中)
魔法‥同化魔法(F)
「おおっ!」
またも歓声を上げる。しかしなんだかよくわからないことばかり。というか、聖槍って……。
優弥は自分のステータスを睨み付けていたのだが、端から見たら鏡の中の自分とにらめっこしているように見えた。
それが可笑しかったのか、隊長はつい笑みを溢していた。
「わからないことがあったら、何でもお答えしますよ」
おそらく一人でいくら考えていてもわからないだろう。お言葉に甘えることにする。
「じゃあ、まずこのランクってのは何ですか?」
クラスというのは隊長と自分のを見ればわかる。おそらく、ジョブや職業といったものと同義だろう。
しかし、ランクというのはわからない。隊長よりも自分の方が高いのか?
「それはクラスのランクです。クラスのすぐ下にありますよね。ほとんどのクラスのランクはAからGまでの七段階になっています。Aが一番高く、Gが一番下です。Gから始まって、そのクラスとしての経験を積み、練度を高めていくと上がっていって、上に行けば行くほどステータス補正がかかります」
「成程。ではこの攻撃力とかの横にある括弧の数字がもしかして」
「ご推察の通り、それがステータス補正です。クラスのランクによる補正や装備による補正が反映されています」
実際の物理攻撃力よりも補正の数字が高いのはそのせいか。聖槍ということで、かなり高いのだろう。おそらく攻撃力だけではなく、防御力の方もそうだろうか。これはあとで試してみよう。
「ちなみに、ランクをAまで上げると、上位のクラスにクラスチェンジすることができます」
「クラスチェンジ?」
またワクワクするような単語が出てきた。
「私のクラスは剣闘士になっていましたよね? これは剣士というクラスの上位にあたる剣術士のさらに上位のクラスなんです」
「自分は槍士というクラスですが、もしかして槍術士、槍闘士となっていくんでしょうか?」
「さすがですね、お考えの通りです」
隊長は恭しく頭を下げる。
別に大したことではない、少し考えればわかることなので、ちょっと気恥ずかしい。
「槍闘士よりも上のクラスはないんですか?」
「ありますよ。しかし、そこから本人のステータスや特性などによってかなり枝分かれします。固有のものなどもあって、クラスがそのまま二つ名や通り名になっているということもよくあります」
つまり槍闘士までが基本職で、それ以降が上級職みたいな感じか。
「じゃあ次に、HPやMP、SPも辛うじてわかるんですけど、LPって何ですか?」
HP、MPは自然と理解が出来る程に慣れ親しんでいる。SPはスキルを使うのに必要なものだろう。
ならLPとは一体?
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