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王都への旅路の中で
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王都への旅路は、何事もなく終わりを迎えようとしていた。
途中、サーベルドックというモンスターに何度か遭遇したが、F級モンスターということもあり、一行の相手にはならなかった。サーベルブラックジャガーとは比べるべくもない。
優弥も戦闘に加わり、槍の基本的な使い方や立ち回り方を教わった。
聖槍を出している間は言葉が通じないので面倒ではあったが、戦闘後にフィードバックしてもらって次の戦闘に挑む、の繰り返しであった。
そうこうしている間にレベルは22に上がり、ランクもAに上がった。
槍士はランクが上がることによって槍装備時の攻撃力補正がかかるらしく、ランクBまでは+5、ランクAでは+10になるそうで、攻撃力のステータス補正が(+490)に上がっていた。
これで槍術士にクラスアップできるのだが、一体どうすればいいのか。
答えは自動的に上がる、だそうだ。
槍士のランクAの次が槍術士のランクGになるそうで、槍闘士までは自動的に上がるらしい。
そこから先は個人によってクラスアップする条件が変わるので、自動的に上がる人もいれば、とある人から授けられる人などもいるそうだ。
いずれにしろ、その次にクラスアップするのは大変なことらしくて、いろんな闘士のランクAで何年も止まっている人もいるそうだ。
優弥も、自分はそうならないように頑張らないと、とも思うが、そもそも何年もこの世界にいるつもりはないので、早くレベルアップ、クラスアップできるように努力を怠らないように気を引き締めた。
戦闘の合間にはこの世界の情勢や地理的なことなど、色々なことを教えてもらいながら進んだ。
夜が明けて、昼過ぎになった頃。
サーベルドックとの戦闘にも馴れ、あらかた話もし終えた頃。
優弥は猛烈な睡魔に襲われた。
それもそのはず、優弥は夜にこの世界にやって来た。しかもサッカーの試合の激闘を終え、くたくたの状態でやって来た。その後も色々なことが起こり、サーベルブラックジャガーとの戦いを終えて、寝ずに12時間以上歩いている。
今まで眠くならずにいたのが不思議なくらいだ。ランナーズハイといつやつだろうか。
優弥は大きな欠伸を二回連続でした。
それを見たからか、隊長が一度休憩を入れようと言い出した。
護衛も交代し、今まで歩いていた者は荷台で休むようにと。
優弥は最初、どうするべきか迷った。
自分の交代要員などいないし、希望して歩いているのだ。ここで荷台に入るの申し訳ない気もする。
しかし隊長に、ユウヤ殿もどうぞと言われ、促されるまま荷台に吸い込まれて行った。
荷台は思った以上に広かった。
優弥が手を上げると天幕に触れてしまうのではないかと思うくらいの低さではあるが、広さは申し分ない。
横になっている人が多いし、暗いからよくわからないがバスケットコートぐらいの広さはあるのではないだろうか。
テントにあったのと同じ照明用の石が点々と浮かんでいる。
優弥は一緒に荷台に乗った兵士の一人に案内されて、空いている一角に腰を下ろし、そのまま横になった。
うとうとと薄れ行く意識の中で、そういえば隊長は乗らなかったな、交代に指示を出してから来るのかなと考えて、意識を手放した。
少し休んで、すっきりしたらまた外に出ようと思っていた。
思ってはいたが、やはり一日半以上起きて目まぐるしく変わる状況と情報に耐えられなかったのか、肉体的にも精神的にもだいぶ疲れており、少しではすまなかった。
優弥が起きて外に出た時、最初に目に入ったのは夕焼けだった。
夕方まで寝てしまったのか、少し寝過ぎたかなと思いながら隊長に挨拶をすると、ちゃんと休めましたか? と疲れ切った笑顔を向けられた。
訝しんで回りを見ると、兵士達も夜に出発したメンバーに戻っている。
もしやと思って夕焼けと思っていた太陽を見ると、じわじわと昇っているのがわかった。
優弥が夕焼けと思っていたのは、日の入りだったのだ。一日近く眠っていたことになる。
ものすごい勢いで隊長に謝ると、無理もないです、とまた疲れ切った笑顔。
もしかして、休まずにここまで来たのか。
優弥が馬車に入るまでは歩いていたし、それから馬に乗ったのだとはいえ、不眠不休でここまで来たのか。
そんな恐ろしい疑問をぶつけたら、馴れてますから、というまたもや疲れ切った笑顔。
一日以上休んでいたのが、余計に申し訳なく思えてしまう。
それから、遭遇するサーベルドックは優弥が一人で相手をした。
たっぷり休んだんで、と言って張り切ってサーベルドックに向かい合う。
最初は隊長や他の兵士達も参戦しようとしたが、たっぷり休んで動きのキレが良くなった上に聖槍のおかげで一撃で終わる戦闘を見て、任せて大丈夫だと判断したのか、何も言わなくなっていった。
十匹を相手にしてもレベルは上がらず、やはり弱い魔物では経験値も多くないらしい。
十五匹目との戦闘を終えてしばらく歩くと、地平線の彼方に大きな壁が見えてきた。
一体なんだろうと思っていると、いつものように隊長が教えてくれる。
「ユウヤ殿、見えてきましたよ。あれが王都マクルストです」
途中、サーベルドックというモンスターに何度か遭遇したが、F級モンスターということもあり、一行の相手にはならなかった。サーベルブラックジャガーとは比べるべくもない。
優弥も戦闘に加わり、槍の基本的な使い方や立ち回り方を教わった。
聖槍を出している間は言葉が通じないので面倒ではあったが、戦闘後にフィードバックしてもらって次の戦闘に挑む、の繰り返しであった。
そうこうしている間にレベルは22に上がり、ランクもAに上がった。
槍士はランクが上がることによって槍装備時の攻撃力補正がかかるらしく、ランクBまでは+5、ランクAでは+10になるそうで、攻撃力のステータス補正が(+490)に上がっていた。
これで槍術士にクラスアップできるのだが、一体どうすればいいのか。
答えは自動的に上がる、だそうだ。
槍士のランクAの次が槍術士のランクGになるそうで、槍闘士までは自動的に上がるらしい。
そこから先は個人によってクラスアップする条件が変わるので、自動的に上がる人もいれば、とある人から授けられる人などもいるそうだ。
いずれにしろ、その次にクラスアップするのは大変なことらしくて、いろんな闘士のランクAで何年も止まっている人もいるそうだ。
優弥も、自分はそうならないように頑張らないと、とも思うが、そもそも何年もこの世界にいるつもりはないので、早くレベルアップ、クラスアップできるように努力を怠らないように気を引き締めた。
戦闘の合間にはこの世界の情勢や地理的なことなど、色々なことを教えてもらいながら進んだ。
夜が明けて、昼過ぎになった頃。
サーベルドックとの戦闘にも馴れ、あらかた話もし終えた頃。
優弥は猛烈な睡魔に襲われた。
それもそのはず、優弥は夜にこの世界にやって来た。しかもサッカーの試合の激闘を終え、くたくたの状態でやって来た。その後も色々なことが起こり、サーベルブラックジャガーとの戦いを終えて、寝ずに12時間以上歩いている。
今まで眠くならずにいたのが不思議なくらいだ。ランナーズハイといつやつだろうか。
優弥は大きな欠伸を二回連続でした。
それを見たからか、隊長が一度休憩を入れようと言い出した。
護衛も交代し、今まで歩いていた者は荷台で休むようにと。
優弥は最初、どうするべきか迷った。
自分の交代要員などいないし、希望して歩いているのだ。ここで荷台に入るの申し訳ない気もする。
しかし隊長に、ユウヤ殿もどうぞと言われ、促されるまま荷台に吸い込まれて行った。
荷台は思った以上に広かった。
優弥が手を上げると天幕に触れてしまうのではないかと思うくらいの低さではあるが、広さは申し分ない。
横になっている人が多いし、暗いからよくわからないがバスケットコートぐらいの広さはあるのではないだろうか。
テントにあったのと同じ照明用の石が点々と浮かんでいる。
優弥は一緒に荷台に乗った兵士の一人に案内されて、空いている一角に腰を下ろし、そのまま横になった。
うとうとと薄れ行く意識の中で、そういえば隊長は乗らなかったな、交代に指示を出してから来るのかなと考えて、意識を手放した。
少し休んで、すっきりしたらまた外に出ようと思っていた。
思ってはいたが、やはり一日半以上起きて目まぐるしく変わる状況と情報に耐えられなかったのか、肉体的にも精神的にもだいぶ疲れており、少しではすまなかった。
優弥が起きて外に出た時、最初に目に入ったのは夕焼けだった。
夕方まで寝てしまったのか、少し寝過ぎたかなと思いながら隊長に挨拶をすると、ちゃんと休めましたか? と疲れ切った笑顔を向けられた。
訝しんで回りを見ると、兵士達も夜に出発したメンバーに戻っている。
もしやと思って夕焼けと思っていた太陽を見ると、じわじわと昇っているのがわかった。
優弥が夕焼けと思っていたのは、日の入りだったのだ。一日近く眠っていたことになる。
ものすごい勢いで隊長に謝ると、無理もないです、とまた疲れ切った笑顔。
もしかして、休まずにここまで来たのか。
優弥が馬車に入るまでは歩いていたし、それから馬に乗ったのだとはいえ、不眠不休でここまで来たのか。
そんな恐ろしい疑問をぶつけたら、馴れてますから、というまたもや疲れ切った笑顔。
一日以上休んでいたのが、余計に申し訳なく思えてしまう。
それから、遭遇するサーベルドックは優弥が一人で相手をした。
たっぷり休んだんで、と言って張り切ってサーベルドックに向かい合う。
最初は隊長や他の兵士達も参戦しようとしたが、たっぷり休んで動きのキレが良くなった上に聖槍のおかげで一撃で終わる戦闘を見て、任せて大丈夫だと判断したのか、何も言わなくなっていった。
十匹を相手にしてもレベルは上がらず、やはり弱い魔物では経験値も多くないらしい。
十五匹目との戦闘を終えてしばらく歩くと、地平線の彼方に大きな壁が見えてきた。
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