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四つの異変、その三 歌姫と……?
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「それは、確かなんですか?」
優弥はごくりと喉を鳴らした。
しかし、ヴェルディス隊長は残念そうに首を振った。
「確実なところはわかりません。異界人が異界人だと証明することは誰にもできないですから」
優弥はこの世界に初めて来た時のことを思い出した。
六枚の盾に囲まれ、取り押さえられた後のこと。ヴェルディス隊長は物分かりがよく、優弥のことを察してくれた。
だがもし、わかってくれない人と出会っていたら?
そもそも、言葉が通じなかったら?
優弥はゾッとした。
「教えてください、彼らの情報を」
どんな状況だとしても、一刻も早く会いにいかなければ。
案外、優弥のようになんとかなっているかも知れない。
しかし、そうでなかったら。
優弥には彼らを放っておくことなどできはしない。
ヴェルディス隊長はそんな優弥を見て優しく微笑んでいた。
「もちろんです。まず一人目は西のドルバレーンと北のガモルティとの国境付近の村に現れた聖女の情報です」
「聖女?」
一人目はどうやら女性らしい。しかし聖女とはどういうことだろうか。
「その村の周辺でドルバレーンとガモルティの部隊の衝突があったんです」
いきなり物騒な情報が舞い込んできた。
「それって、もしかして戦争……」
「いえそうではなくて、その辺りは緑豊かな土地なのでガモルティは欲しいらしく、国境がどこまでなのかという小競り合いが普段から多発しているんです。その中の一回が大きくなってしまったようで」
ヴェルディス隊長は淡々と話す。それがいつものことだからだろう。しかし、そういった争い事とは縁遠い日本からやって来た優弥にとってはそれだけでも充分ショッキングな話だった。
「その衝突の戦火がその村にまで及んでしまったようで、村は怪我人で溢れてしまったんです。さらにドルバレーンの負傷兵達も一時避難所としてその村に集められ、村は惨憺たる様子だったらしいです」
サーベルブラックジャガー戦の後の馬車の中のような感じだろうか。しかしあの時馬車の中にいたのは兵士だけ。だがその村の怪我人には村民も含まれている。おそらく村の様子の方が悲惨だったであろう。
優弥には想像もできなかったが。
「その中に一人の女の子がいました。彼女は言葉が通じず、その村の誰も見たことがありませんでした」
誰も知らない、言葉の通じない女の子。
「その女の子が、異界人……」
「おそらく」
ヴェルディス隊長はにやりと笑った。優弥の期待のこもった顔に釣られたのかも知れない。
「でも言葉が通じないなら、どうして聖女なんて呼ばれることに?」
「詳しいことはわからないのですが、彼女は最初、冒険者だと思われていたんです」
「冒険者?」
「その村の近くにはドルバトル洞穴というダンジョンがあって、村には度々冒険者が訪れるそうです。冒険者は他の大陸から来る者も多いので、中には言葉がまったく通じない者もいるそうです。そういう者は大体パーティーを組んで来るのですが、戦火に巻き込まれてパーティーと離れ離れになってしまったのではないかと思われていました」
なるほどそういうパターンもあるのか、と優弥は納得する。大陸が違うと言葉が違うというのも新しい情報だった。元の世界でもそうだったのだからある意味当然かとも思うが、そこでまた一つ新たな疑問が生まれた。
優弥は他の大陸の言葉でも通じるのか。
こればかりは他の大陸に行ってみなければわからないが、別に今は困らないのでとりあえず考えないようにしておく。
それよりも今は聖女の話だ。
「彼女自体、怪我をしていたわけではないですが負傷者と共に集められていたそうです。そして負傷者達の中には村の子供も多くいました」
「子供……」
優弥は胸が苦しくなった。その様子を見たわけではないし、その子供達と面識がある筈もない。しかし子供達が理不尽に傷付けられたという事実が優弥の胸を締め付ける。
優弥もかつて、理不尽に傷付けられた子供の一人だった。
「泣きじゃくる子供達を前に彼女は言葉が通じないながらも彼女は必死にあやそうとしていたそうです。そしてその内に、彼女は歌い始めたのです」
「歌?」
その姿から聖女と呼ばれるようになったのだろうか。
優弥は先走って考えを巡らせてたが、事実はそれを上回っていた。
「そう、歌です。そしてその歌を聞いた者達に信じられないことが起きたのです」
「信じられないこと?」
「なんと、傷が治っていったのです」
「え?」
「彼女の歌には治癒魔法の効果があったのです」
優弥もこの二ヶ月の訓練の中で怪我をすることもあった。その度に治癒魔法のお世話になったものだ。
「治癒魔法を一度に複数人に掛けることはできますが、彼女が治したのは数十人にもなります。一度にそんな大人数を治癒できたなんて前例はないし、歌に乗せて範囲を広げるだなんてことができる人なんて一人もいませんでした」
「それで、聖女と」
優弥は直感でわかった。彼女も異界人に違いないと。
「彼女の噂は瞬く間に広まり、聖女として崇められ、今はドルバレーンの王都に招かれているそうです。言葉が通じないのでやり取りにはかなり苦労しているようですが、今も歌を歌い、彼女を訪れる怪我人を治癒し続けているそうです」
つまり彼女はまだ自分の置かれている立場がわからないのか。それなのに歌を歌い続けている。それは素晴らしいことだが、内心はきっと不安でたまらないだろう。
早く、彼女に会ってあげなければ。
優弥は次の目的が見付かり、今すぐにでも出発したいところだったが思い止まる。
まだもう一つ残っている。
「聖女の方はわかりました。それで、もう一人の異界人の情報とは?」
「それは……」
優弥は話を急かすが、ヴェルディス隊長は少し言い淀んでいる。
「もう一つは少しおかしくて、本当に異界人かどうか、私も怪しんでいるのですが……」
「どういうことですか?」
「東のレシキンの東の果ての村に現れたんですが、まず一人ではなく二人組なんです」
「二人組?」
確かにそれはおかしな話だ。優弥もだし、先の情報の聖女もそうだが、この世界には一人でやって来た。
今までの異界人の情報を知らないので一概には断定できないが、この世界には一人でやって来るのではないだろうか。
それとも優弥のように言葉が通じて、この世界の仲間を見付けたのか。
「二人とも話が通じないので、二人とも異界人ということになるんですが……」
ならば、この短い期間でお互いを見付け、合流したのか。言葉の通じないこの世界で見付けられるだなんて少々信じ難いが。
それよりももう一つの考えが浮かんだ。先程知ったばかりの情報だ。
「もしかして、他の大陸からやって来た人なのでは?」
他の大陸では言葉が違う。ならばその方が考えられるのではないか。
「言葉が違うと言っても全く理解できないわけではなくて、ある程度の意味はわかったりします。しかし彼らの言っている言葉はまったく理解できないそうで……。しかも彼らの使う魔法が信じられないくらい強力で、食らったものは今まで見たことがない傷を負っているのです」
強力なユニーク魔法の使い手。確かに異界人の条件には合っている。
しかし優弥はどうも腑に落ちなかった。先程の聖女は直感で異界人だと思ったが、この二人にはそれを感じない。
「ただ一つだけ、彼らのことでわかっていることがあるんです」
「なんですか?」
「二人組の内の一人が繰り返して叫んでいる言葉があるんです。何度も叫んでいるので、意味はわかりませんがなんとか聞き取ることができたそうで」
「なんて言葉ですか?」
「確か……FBIと」
優弥は確信した。間違いなく異界人だと。
優弥はごくりと喉を鳴らした。
しかし、ヴェルディス隊長は残念そうに首を振った。
「確実なところはわかりません。異界人が異界人だと証明することは誰にもできないですから」
優弥はこの世界に初めて来た時のことを思い出した。
六枚の盾に囲まれ、取り押さえられた後のこと。ヴェルディス隊長は物分かりがよく、優弥のことを察してくれた。
だがもし、わかってくれない人と出会っていたら?
そもそも、言葉が通じなかったら?
優弥はゾッとした。
「教えてください、彼らの情報を」
どんな状況だとしても、一刻も早く会いにいかなければ。
案外、優弥のようになんとかなっているかも知れない。
しかし、そうでなかったら。
優弥には彼らを放っておくことなどできはしない。
ヴェルディス隊長はそんな優弥を見て優しく微笑んでいた。
「もちろんです。まず一人目は西のドルバレーンと北のガモルティとの国境付近の村に現れた聖女の情報です」
「聖女?」
一人目はどうやら女性らしい。しかし聖女とはどういうことだろうか。
「その村の周辺でドルバレーンとガモルティの部隊の衝突があったんです」
いきなり物騒な情報が舞い込んできた。
「それって、もしかして戦争……」
「いえそうではなくて、その辺りは緑豊かな土地なのでガモルティは欲しいらしく、国境がどこまでなのかという小競り合いが普段から多発しているんです。その中の一回が大きくなってしまったようで」
ヴェルディス隊長は淡々と話す。それがいつものことだからだろう。しかし、そういった争い事とは縁遠い日本からやって来た優弥にとってはそれだけでも充分ショッキングな話だった。
「その衝突の戦火がその村にまで及んでしまったようで、村は怪我人で溢れてしまったんです。さらにドルバレーンの負傷兵達も一時避難所としてその村に集められ、村は惨憺たる様子だったらしいです」
サーベルブラックジャガー戦の後の馬車の中のような感じだろうか。しかしあの時馬車の中にいたのは兵士だけ。だがその村の怪我人には村民も含まれている。おそらく村の様子の方が悲惨だったであろう。
優弥には想像もできなかったが。
「その中に一人の女の子がいました。彼女は言葉が通じず、その村の誰も見たことがありませんでした」
誰も知らない、言葉の通じない女の子。
「その女の子が、異界人……」
「おそらく」
ヴェルディス隊長はにやりと笑った。優弥の期待のこもった顔に釣られたのかも知れない。
「でも言葉が通じないなら、どうして聖女なんて呼ばれることに?」
「詳しいことはわからないのですが、彼女は最初、冒険者だと思われていたんです」
「冒険者?」
「その村の近くにはドルバトル洞穴というダンジョンがあって、村には度々冒険者が訪れるそうです。冒険者は他の大陸から来る者も多いので、中には言葉がまったく通じない者もいるそうです。そういう者は大体パーティーを組んで来るのですが、戦火に巻き込まれてパーティーと離れ離れになってしまったのではないかと思われていました」
なるほどそういうパターンもあるのか、と優弥は納得する。大陸が違うと言葉が違うというのも新しい情報だった。元の世界でもそうだったのだからある意味当然かとも思うが、そこでまた一つ新たな疑問が生まれた。
優弥は他の大陸の言葉でも通じるのか。
こればかりは他の大陸に行ってみなければわからないが、別に今は困らないのでとりあえず考えないようにしておく。
それよりも今は聖女の話だ。
「彼女自体、怪我をしていたわけではないですが負傷者と共に集められていたそうです。そして負傷者達の中には村の子供も多くいました」
「子供……」
優弥は胸が苦しくなった。その様子を見たわけではないし、その子供達と面識がある筈もない。しかし子供達が理不尽に傷付けられたという事実が優弥の胸を締め付ける。
優弥もかつて、理不尽に傷付けられた子供の一人だった。
「泣きじゃくる子供達を前に彼女は言葉が通じないながらも彼女は必死にあやそうとしていたそうです。そしてその内に、彼女は歌い始めたのです」
「歌?」
その姿から聖女と呼ばれるようになったのだろうか。
優弥は先走って考えを巡らせてたが、事実はそれを上回っていた。
「そう、歌です。そしてその歌を聞いた者達に信じられないことが起きたのです」
「信じられないこと?」
「なんと、傷が治っていったのです」
「え?」
「彼女の歌には治癒魔法の効果があったのです」
優弥もこの二ヶ月の訓練の中で怪我をすることもあった。その度に治癒魔法のお世話になったものだ。
「治癒魔法を一度に複数人に掛けることはできますが、彼女が治したのは数十人にもなります。一度にそんな大人数を治癒できたなんて前例はないし、歌に乗せて範囲を広げるだなんてことができる人なんて一人もいませんでした」
「それで、聖女と」
優弥は直感でわかった。彼女も異界人に違いないと。
「彼女の噂は瞬く間に広まり、聖女として崇められ、今はドルバレーンの王都に招かれているそうです。言葉が通じないのでやり取りにはかなり苦労しているようですが、今も歌を歌い、彼女を訪れる怪我人を治癒し続けているそうです」
つまり彼女はまだ自分の置かれている立場がわからないのか。それなのに歌を歌い続けている。それは素晴らしいことだが、内心はきっと不安でたまらないだろう。
早く、彼女に会ってあげなければ。
優弥は次の目的が見付かり、今すぐにでも出発したいところだったが思い止まる。
まだもう一つ残っている。
「聖女の方はわかりました。それで、もう一人の異界人の情報とは?」
「それは……」
優弥は話を急かすが、ヴェルディス隊長は少し言い淀んでいる。
「もう一つは少しおかしくて、本当に異界人かどうか、私も怪しんでいるのですが……」
「どういうことですか?」
「東のレシキンの東の果ての村に現れたんですが、まず一人ではなく二人組なんです」
「二人組?」
確かにそれはおかしな話だ。優弥もだし、先の情報の聖女もそうだが、この世界には一人でやって来た。
今までの異界人の情報を知らないので一概には断定できないが、この世界には一人でやって来るのではないだろうか。
それとも優弥のように言葉が通じて、この世界の仲間を見付けたのか。
「二人とも話が通じないので、二人とも異界人ということになるんですが……」
ならば、この短い期間でお互いを見付け、合流したのか。言葉の通じないこの世界で見付けられるだなんて少々信じ難いが。
それよりももう一つの考えが浮かんだ。先程知ったばかりの情報だ。
「もしかして、他の大陸からやって来た人なのでは?」
他の大陸では言葉が違う。ならばその方が考えられるのではないか。
「言葉が違うと言っても全く理解できないわけではなくて、ある程度の意味はわかったりします。しかし彼らの言っている言葉はまったく理解できないそうで……。しかも彼らの使う魔法が信じられないくらい強力で、食らったものは今まで見たことがない傷を負っているのです」
強力なユニーク魔法の使い手。確かに異界人の条件には合っている。
しかし優弥はどうも腑に落ちなかった。先程の聖女は直感で異界人だと思ったが、この二人にはそれを感じない。
「ただ一つだけ、彼らのことでわかっていることがあるんです」
「なんですか?」
「二人組の内の一人が繰り返して叫んでいる言葉があるんです。何度も叫んでいるので、意味はわかりませんがなんとか聞き取ることができたそうで」
「なんて言葉ですか?」
「確か……FBIと」
優弥は確信した。間違いなく異界人だと。
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