私のお母様は転生者そして私はザマァされるヒロイン?わかりました!立派なモブになって見せます。

キャロル

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2 お茶会という名のお見合い?

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今日は朝から大忙しです。

朝早くから起こされ磨かれ白と青を基調としたふんわりとしたシフォンドレスを着せられ……ハーフアップにされた髪には5枚の花弁の花型にブルーサファイアが埋め込まれた髪飾りをつけられています。

「お母様…地味に目立たずではなかったのですか?こんなに着飾っていいのでしょうか?これではモブではなくヒロインになってしまうのではないですか?」

「大丈夫よ~これくらい~、あ~ほんとに可愛いわ~まるで妖精みたいに愛らしいわ~、部屋に飾っておきたいくらいに可愛いわ~」

何やら不穏な言動が聞こえましたが、聞こえなかったことにしましょう。

「確かにこのドレスは素敵ですが本当に大丈夫なんですか?。まぁ、静かに座ってるだけですし他にもたくさんの方が出席するでしょうけど…」

「問題ないわよ、私も一緒に行くんだから~それにヒロインの定番はピンクのドレスに大きなリボンなのです!ルーナちゃんのドレスはブルーでしょ、おそらくこれが1番地味な色よ!皇太子の婚約者に選ばれる令嬢は赤やオレンジとか目立つ色のドレスを着てくるはずだし、物語では公爵令嬢が選ばれるはずよ!
だから、安心して頂戴ね!今回は主要メンバーの顔を覚えて今後の接触をなるべく回避する第一歩となるイベントよ!
近寄らず遠くから観察よ!いいわね!」

「はい!観察頑張ります。」



母と今回のお茶会の場となる皇城の西の庭園に案内された。
色取り取りの花が咲き誇りその美しさは流石というべき見事です。

皇室の庭園は規模と質が違いますね!

私とお母様はおそらく皇帝妃様達が座るであろう席から1番遠い席に座り周りの景色を楽しみながら母と出席者たちの観察に勤しんだ。

「ルーナちゃん、ほら見て~私の言った通りだったでしょ、グラス公爵令嬢は真っ赤なドレス、ミニアム侯爵令嬢はオレンジ
あら、ピンクのドレスの令嬢もいるわ、あれは…確か…ゴア男爵夫人と御息女?うーんどういうことかしら?今回は伯爵家以上しか招待されてないはずだっただけど…」

「お母様、ゴア男爵様は2ヶ月前にお亡くなりになって夫人はパルス伯爵様と再婚されたそうですよ。」

「まぁ、そうだったの~ルーナちゃん物知りなのね~」

「ええ、先日ロイ執事から出席者について軽く説明受けましたので、ほぼ頭に入っています。ちなみにお兄様とグラス公爵令息様は皇太子様と第2皇子様と一緒に登場する事になっているそうで、集団お見合いと言ったところでしょう。
こんな幼いうちから婚約者を決めなくてはいけないなんて貴族の御子息息女は大変なんですね。」

「……、そ、そうね、(そういう貴方も貴族の娘なんだけど…忘れているわけではないわよね)」

「我が家は政略結婚なんて必要ないでしょうから、私は無理に婚約者を選ぶ必要はないでしょうけど嫡男としてお兄様には必要なんでしょうか?」

「……、我が家は恋愛重視だからルーナもレオンも政略結婚はあり得ないから今回は私たち義務で参加しただけよ…もし気にいる子ができたなら当然応援するけど……けど……ルーナちゃん…あなた…まだ11歳よね…普段から大人びているとは感じていたけど…」

母と話をしていると急に周りが騒がしくなり皇帝妃様と皇子様達が庭園に入ってきた。皇子達の後ろにお兄様とグラス公爵令息様が控えていた。

皇帝妃様の挨拶で茶会が始まる。

「皆様本日はこの茶会に参加してくれて嬉しく思う。皆に紹介しておこう!皇太子のシヴァエルと第2皇子のサミュエルだ!堅苦しいことは好かぬゆえ皆好きに交友し花を愛でると良い!私も息子達もそれぞれ好きに花を愛でることにしているから、自由に茶を楽しんでくれ!」

その言葉を皮切りにワラワラと皇子達に人が群がった席に残っているのはそれぞれの母親と…私と私の母だった。
そのお陰でというべきか、私たち親子はゆっくりとお茶とお菓子を堪能することが出来ていた。

「お母様、さすが皇室のだすお茶はおいしですね~このお菓子も一口サイズで食べやすくていろんな味が楽しめます。」

「ふふ、そうね、美味しくてつい食べすぎてしまいそう、ルーナこっちも美味しいわよ~」

私たちはついここが皇城の庭園だということを忘れてキャキャと綺麗なお菓子を頬張りながら話をしていると突然後ろから

「あら、ここの一段と綺麗ねぇ!私も同席して良いですか?」

「え?まぁ!カトリーヌ様、お久しぶりでございます。」

「ふふ、マリアンヌ様お久しぶりでございます!お隣にいる綺麗な妖精を紹介してくれませんか?」

「ええ、娘のルナティアラでございます。」

母似紹介され席を立ちご挨拶した。

「帝国の月、皇帝妃様にご挨拶申し上げます。ヴィヴォワール家長女ルナティアラと申します。」

「ほう、なんと見目だけでなく所作も美しく洗練されているのね。流石ライハルトとマリアンヌの娘ですね!何度もライハルトに会いたいと頼んでも聞き入れてくれなかったのよ!やっと会えて嬉しいわ!気軽にカトリーヌでもおばさまとでも呼んで頂戴ね私もルーナって呼ぶから!」

「はい。カ、カトリーヌ様」

「ほんとに可愛いわ~貴方達が並んでる姿は眼福ねぇ~特にその瞳は宝石のように綺麗ね~それにしてもマリアンヌは年齢詐欺ね!親子というより姉妹のように見えるわ~」

「まぁ、ありがとうございます?カトリーヌ様もお変わりない美貌ですね」

結婚当初から仲の良かった母とカトリーヌ様は久しぶりに会ったこともあり楽しそうに話をしていたので私は少し離れたバラ園を見に行くととにして席を立った。

心配性の父が用意した護衛騎士と侍女を連れ私はバラ園にある噴水まで行き噴水から噴き上げる水に手を当て魔法で細かい霧状に変化させると綺麗な虹ができるので1人でミス遊びをしているとカサリと音がして後ろを振り向くとそこには…、

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