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3 モブのミッションクリア?
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カサリと音がした方を向くとそこには黒髪の少年が立っていた。
「君……1人?…あ!護衛がいたのかそれにしてもこんな所で何しているの?」
「え?あ、あの…虹遊び?かな?」
「虹遊び??そんな遊び聞いたことないけど…ここで?どんなことするの?」
「えーっと、遊びというか…虹が見たくて…水と風魔法を合わせて霧状に噴き上げると虹が見られるんです。こんなふうに」
私はさっきまでしていたようにパーっと霧を吹き上げた。
「うわ!ほんとだ綺麗だね!君凄いね」
「でしょー夜は光を使ってもっと綺麗な……」
「え?何?」
「いえ、なんでもありません」
「ねえ、君は……、」
『ルーナ、どこにいるのールーナ』
「あの、戻らなきゃ、失礼します。」
「あ!待って……」
***
「ルーナどこに行っていたの?探しちゃったじゃない、いくら護衛が一緒でも長い時間離れちゃダメよ!」
「ごめんなさい、バラ園が見たくて」
「あら、少しドレスが濡れてるんじゃない?」
(あ!まずい水遊びがばれてしまう)
「え?そうですか?そんなことないと思います…けど」
私はパンパンとドレスに触れこっそり風魔法で乾かしてその場を誤魔化したが…きっとばれてる。
「…まぁ、いいわ何事もなく戻ってきたのだから、所でレオンがルーナちゃんを探していたんだけど会わなかった?」
「お兄様が?いえ、会っていませんけど、何か御用があったのでしょうか?」
「うーん用があったと言うより女の子に囲まれすぎて困っていたのでしょ。差し詰め避難してきたってとこじゃないかしら、気に入った子もいなかったようだしね。
私はカトリーヌ様には挨拶したから帰っても大丈夫だと思うし必要な情報はしっかり掴んだからそろそろ失礼しましょう。」
「そうですね。美味しいお茶と綺麗な花を堪能できましたし…皇子達にはお会いしていませんので地味に目立たずのモブとしての任務も果たせたと思います。それに少し疲れました。」
「あら、顔ぐらい確認しておいても良かったんじゃない?なかなかのイケメン揃いだったわよ!
グラス公爵の御子息のアルバート様は赤茶の髪にルビーのような赤い目のキリリとしたイケメンだったし、クライン侯爵の御子息は銀色の髪にブルーグレーの目をした甘いマスクのイケメンだったわよ~、あれほどのレベルの高いイケメンはなかなかお目かかれないわよ~ふふふ、眼福だったわよ。
1人ぐらいルーナちゃんの好みの子がいたかもしれないわよ~。」
「……、私は特に顔の美醜に関しては拘りありませんので、なんとも言えませんが身分や地位に驕らず努力する方は好きですね。一生独身でも構わないと思っていますがもし結婚するならお父様のような一途な方がいいです。」
「……、ライはとても愛情深いから一途だし彼のような男性はお薦めだけど……ルーナちゃん貴方まだ11歳でしょもう少し夢見る少女になってもいいんじゃない?」
「何言ってるんですか?そんなポヤポヤした思考を持ったらお花畑ヒロインになってしまうではないですか!忘れたのですか!私はありとあらゆるスキルを身につけ立派なモブになって将来穏やかな平凡な日常を手に入れなくてはいけないんですから!
ポヤポヤ夢見る乙女になってる暇はないのです。学園入学までの時間はあと3年ちょっとしか残されてないのですよ!
しっかりして下さい」
「そ、そうだったわね、…ルーナちゃんの幸せのためにきを引き締めるわ…(モブキャラってこんなに現実的で良かったかしらかしら?勘違いお花畑はヒロインで~高飛車傲慢はライバル令嬢、…今日観察した限りではお花畑キャラは…あの子でライバルキャラはあの子って感じだったからこれ以外は…モブだからルーナちゃんはモブになれてるわよね……大丈夫よね…多分…)」
この親子揃って斜め上の残念思考な2人は会場に入った時点でその人外な美貌で既に注目を浴びており本人達の知らない所で麗しの妖精女王と妖精姫と噂されるのでした。
「君……1人?…あ!護衛がいたのかそれにしてもこんな所で何しているの?」
「え?あ、あの…虹遊び?かな?」
「虹遊び??そんな遊び聞いたことないけど…ここで?どんなことするの?」
「えーっと、遊びというか…虹が見たくて…水と風魔法を合わせて霧状に噴き上げると虹が見られるんです。こんなふうに」
私はさっきまでしていたようにパーっと霧を吹き上げた。
「うわ!ほんとだ綺麗だね!君凄いね」
「でしょー夜は光を使ってもっと綺麗な……」
「え?何?」
「いえ、なんでもありません」
「ねえ、君は……、」
『ルーナ、どこにいるのールーナ』
「あの、戻らなきゃ、失礼します。」
「あ!待って……」
***
「ルーナどこに行っていたの?探しちゃったじゃない、いくら護衛が一緒でも長い時間離れちゃダメよ!」
「ごめんなさい、バラ園が見たくて」
「あら、少しドレスが濡れてるんじゃない?」
(あ!まずい水遊びがばれてしまう)
「え?そうですか?そんなことないと思います…けど」
私はパンパンとドレスに触れこっそり風魔法で乾かしてその場を誤魔化したが…きっとばれてる。
「…まぁ、いいわ何事もなく戻ってきたのだから、所でレオンがルーナちゃんを探していたんだけど会わなかった?」
「お兄様が?いえ、会っていませんけど、何か御用があったのでしょうか?」
「うーん用があったと言うより女の子に囲まれすぎて困っていたのでしょ。差し詰め避難してきたってとこじゃないかしら、気に入った子もいなかったようだしね。
私はカトリーヌ様には挨拶したから帰っても大丈夫だと思うし必要な情報はしっかり掴んだからそろそろ失礼しましょう。」
「そうですね。美味しいお茶と綺麗な花を堪能できましたし…皇子達にはお会いしていませんので地味に目立たずのモブとしての任務も果たせたと思います。それに少し疲れました。」
「あら、顔ぐらい確認しておいても良かったんじゃない?なかなかのイケメン揃いだったわよ!
グラス公爵の御子息のアルバート様は赤茶の髪にルビーのような赤い目のキリリとしたイケメンだったし、クライン侯爵の御子息は銀色の髪にブルーグレーの目をした甘いマスクのイケメンだったわよ~、あれほどのレベルの高いイケメンはなかなかお目かかれないわよ~ふふふ、眼福だったわよ。
1人ぐらいルーナちゃんの好みの子がいたかもしれないわよ~。」
「……、私は特に顔の美醜に関しては拘りありませんので、なんとも言えませんが身分や地位に驕らず努力する方は好きですね。一生独身でも構わないと思っていますがもし結婚するならお父様のような一途な方がいいです。」
「……、ライはとても愛情深いから一途だし彼のような男性はお薦めだけど……ルーナちゃん貴方まだ11歳でしょもう少し夢見る少女になってもいいんじゃない?」
「何言ってるんですか?そんなポヤポヤした思考を持ったらお花畑ヒロインになってしまうではないですか!忘れたのですか!私はありとあらゆるスキルを身につけ立派なモブになって将来穏やかな平凡な日常を手に入れなくてはいけないんですから!
ポヤポヤ夢見る乙女になってる暇はないのです。学園入学までの時間はあと3年ちょっとしか残されてないのですよ!
しっかりして下さい」
「そ、そうだったわね、…ルーナちゃんの幸せのためにきを引き締めるわ…(モブキャラってこんなに現実的で良かったかしらかしら?勘違いお花畑はヒロインで~高飛車傲慢はライバル令嬢、…今日観察した限りではお花畑キャラは…あの子でライバルキャラはあの子って感じだったからこれ以外は…モブだからルーナちゃんはモブになれてるわよね……大丈夫よね…多分…)」
この親子揃って斜め上の残念思考な2人は会場に入った時点でその人外な美貌で既に注目を浴びており本人達の知らない所で麗しの妖精女王と妖精姫と噂されるのでした。
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