私のお母様は転生者そして私はザマァされるヒロイン?わかりました!立派なモブになって見せます。

キャロル

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17 束の間の?

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「おはよう!ティア、」

「お、おはようございます…シュヴァ様…」

「これから、私たちシュヴァ&レオンは魔獣駆除に行かなくてはならないんだ……残念ながら泊まりで約7日間の予定だが…(最短で終わらせてやる)頑張って早く帰ってくるから、暫くは一緒に登校できないが、ちゃんと護衛を連れて登校するんだよ!」

「シュヴァ様もお兄様もお強いですが、十分気をつけてくださいね!……それとこれ…」

私はリリア達と一緒に刺繍したハンカチと魔法を付与した腕輪を渡した。

「こ、これは…ハンカチ!この刺繍は皇国の紋章じゃないか!“薔薇の盾に向かい合う竜“…これ、かなり難しい模様で専門の針子でさえ苦労していると聞くが…見事な刺繍だね…これティアが?それにこの腕輪…凄い保護魔法が付与されているけど…
しかもこれ、……もしかして魔石?……こんな純度の高い虹色の魔石は見たことがないんだけど…しかも……(とても心地いい魔力を感じる)この感じは…」

あ!やはりシュヴァ様はこの魔石に気がついたのね…普通の人なら珍しい宝石ぐらいにしか思わないだろうけど…流石ですね。

「えーっと刺繍はリリアに教わって頑張ってみました。まだ未熟ですが…」

「そんなことない!素晴らしい出来だよ!嬉しいよ、ありがとう!…それと…この魔石は…もしかして」

「はい、私が付与したい保護魔法に既存の宝石が…耐えられなくて……割れてしまったので…自分の魔力を圧縮して魔石を作ってみました。それと、保護魔法の他に収納機能、ストレージボックスも付与してありますから…荷馬車5台分は余裕で収納できますから荷物はそこに入れれば手ぶらで演習に行けますよ!」

「………、(魔石作ってみたって……、だいたい普通は魔石を作ろうと思わないんだが……ハハハ、流石ティアだな。)ストレージが…荷馬車5台分か……、あ、ありが、とう、そんなに広い収納ならちょとした小屋も入りそうだね…ハハハ、……」

「あ!それいいですね!ミニハウス収納ができたら、野営に困らなくていいかもしれませんね!今度試してみますね!」

「…そう、だね、…いや、まって!…それは…今度ね!試すなら…私がいる時一緒にね!(1人でやらせるととんでもないものができそうだよ!規格外とは聞いていたけど…発想そのものが規格外だな、他国に知られるといらぬ虫が増えそうだ!)
いいね!決して1人では試さないように!ね!」

「はい、わかりました。では無事のお帰りを待ってます。無理は禁物ですよ!」

「ああ、じゃぁ行ってくるね!」チュ!

…つ!おでこにキスされた……私は…うう、最近胸がドキドキします。



さてさて、ハンカチも渡せましたし、そろそろ私たち私&リリアも登校の時間です……リリアは……!!!!
お、お兄様と……ムチューっと…く、唇に…うわー相思相愛の婚約者同士は…違いますね!

見てはいけませんね…視線を逸らすと……バチっと…シュヴァ様と目があった。
苦笑いしながら、お兄様を見て

「おい!レオン!いつまでイチャコラしてんだよ!行くぞ!」

「んだよ!わかったよ!……じゃぁ、リリア、ルーナ、行ってくるからな!」

「お兄様も気をつけてくださいね!くれぐれもやり過ぎないようにしてください!」

基本リリア以外のことにはめんどくさがり屋のお兄様はドーンと山ごと消し去りそうで怖いわ!
あくまで団体行動なのですから、…今回は赤騎士団が引率する事になっているから、お兄様の剣の先輩でもある幼馴染のクラウン侯爵の御子息のラウル様が一緒だから無謀な真似はしないと思うけど…、


「リリア、私たちも行きましょう」

私たちにはいつも通りの授業が待っています。

「ええ、そうね!ふふ、ちょっとだけ寂しいけど静かな登校もたまにはいいわね」

「ふふ、お兄様はとにかくリリアにベッタリだから、大した距離でもないのに教室まで時間がかかっていたけど…サクサク歩けるっていいかも」


いつもの場所でマリア達と合流していつもの距離なのにいつもの半分の時間で教室に着いた。
時間がかかっていたのは間違いなくお兄様が原因ね!

それといつもより視線を感じることもなかったのはシュヴァ様が居なかったからのような気がします。
寂しい反面これが本来あるべき登校風景なのでは?と思っているのは私だけでしょうか?





シュヴァ様達3年生が学園を空けて4日目、今日は魔法実習でわがSクラスは他のクラスのサポートとして合同練習に参加する事になりました。

Sクラスは元々他のクラスとは学科も実技も段違いに優れている少数クラスで基本他のクラスと一緒になることはないのですが、他のクラスのレベルを上げるために得意魔法別に補助とアドバイスをすることになった。

今回は攻撃魔法組、防御魔法組、治癒魔法組に分かれている。

治癒魔法を使えるものはごく少数のため国としては治癒魔法師を増やしたいらしい。
私のように光魔法が使えれば命さえあれば大概の怪我や病気は治せてしまうのだが、これを表立って使うわけにはいかないんです。

治癒魔法は水魔法を応用して治療したり治療薬を作って病気や怪我を治すのが基本となります。

私の場合普段は水魔法と無属性魔法を合わせて治療薬を作ったり怪我の治療をしているから……、サポートとかアドバイス役にはどう考えても向いてない。

はて、どうしましょう。

こんな時は…大変頼りになるリリアとマリアに丸投げ……相談するのがいち番です。

「ねぇ、リリア、私にはアドバイスって無理のような気がするんだけど…どうしたらいい?」

「あー、そういえばそうねぇ、ルーナの治癒方法って独特だから説明難しいわよね~水魔法で血の流れから病気を見つける方法なら、ルーナも得意だしいいんじゃない!ルーナの治療方法はそもそもルーナしかできないだろうし、
一般的な治療方法は私たちリリア&マリアでサポートするから」

「そうね!それなら私にもできるわ!」


俄然やる気を出した私はリリアとマリアと一緒に少ないながらも治癒魔法希望者と順調にサポートとアドバイスをしていた。

参加者のほとんどが基本をマスターしたところで…、

“ドーン“と物凄い爆発音と土煙が上がりこちらに向かって火球が飛んできた。

私は咄嗟に結界を張り飛んできた火球を無効化させて消した。
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