初夜に「お前を愛するつもりはない」と言われて冷遇されるはずが、狂愛されています。タスケテ

ひよこ麺

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第45話 まだ山積みの問題と変身

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僕がエドワードと会話を終えて意識がもどったのは、先ほどのエリアスとの会話から、ほんの数秒後のようだった。

(エリアスに「それは危険すぎます。なぜ前回、ダーリンが巣から攫われたのかが分からないのです」問われたすぐ後か……なら)

「エリアス、僕を攫った方法が分かりました」

そこでさきほど、エドワードに聞いた話をするとエリアスは何か考え込んでいるようだった。

明確な目標が出来たと思っていたのに、なぜ、エリアスは迷っているのだろう。

「つまり、異物を壊せば万事解決できます」

「ダーリン、すごく可愛いです。そうですね異物をぶっ壊しましょうと言いたいところですが……異物はエリックが保持していること以外がわかりません。さらに問題なのが前回、ダーリンが異世界に飛ばされたのはその異物の仕業でしょうが発動条件がわかりません」

エリアスの冷静な指摘に、思わず考え込む。

なんでも、この世界では発動条件を満たしてはじめて魔法類は使えるようでエリックの異物とて発動条件は無視できないだろうということだった。

たしかに、今の段階ではエリックの秘密を完全に掴みきれていない。

やっと全て解決かと思ったが、もう少しかかりそうだ。がっかりした僕を慰ぐさめるように髪を撫でながら、

「そこで考えました。ダーリンが皇帝の元に行くのは危険ですが他の者が行くなら問題ないはずです」

と優しく諭すように言われた。

「しかし、手紙は僕ひとりを呼んでいます、違う人なら話し合いはしないと思いますが……」

まだ、自身が行くことを諦められない僕の目の前でにっこり微笑むエリアスの姿が変化して、僕と全く同じ顔形に変わった。

「このように、ダーリンに私が化ていけばいいのです」

「エリアス、変身もできたのですか?」

色々な魔法が使えるチート人外とは把握していたけれど、自分そっくりになったエリアスに驚いて思わず体をペタペタ触った。

「すごい、質感まで再現できるなんて!」

「ええ、もちろんです。ダーリンの体のことは黒子の個数、細胞分裂の周期、感じるポイント、誰にもヒミツの場所にある皺の数まで全部把握していますからね。私が、ダーリンになりきればいざとなればあちらの攻撃も防げますのでご安心ください」

なんだか物凄く気持ち悪い発言が混ざっていたが、今はそれより解決すべきことがあるので我慢する。

「ダーリン、大丈夫です。私が皇帝に聞けることは聞いてきますし、いざとなったら……」

仄暗い笑みをエリアスが浮かべたのが少し気になったが、僕はエリアスの作戦に乗ることにしたのだった。
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