初夜に「お前を愛するつもりはない」と言われて冷遇されるはずが、狂愛されています。タスケテ

ひよこ麺

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第48話 作戦会議01

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まるでホラーのような展開に、年甲斐もなく怯えていた僕はエリアスに抱き締められ、宥められてから、部屋に戻った。

「ダーリン怖かったですね、可哀想に。でも、もう大丈夫ですよ。私が戻りましたからね」

大きな冷たい手が背中を撫でるたびに不思議と安心感に包まれた。

まだ、エリックの弱点すらわからないのにこんなに弱腰ではいけないと思いながらもエリアスといると安心してしまう。

あたたかいお茶を飲み、やっと少し落ち着いたところで、先ほどの出来事をエリアスに説明した。

「つまり、知っている人間になりすまして扉をあけさせようとしたのですね」

「そうなんです、それで最後はエリアスになって僕を騙そうとしましたが、ちゃんとエリアスでないと見破れました」

「ダーリン、偉いですね」

よしよしと、まるで小さな子にするようにエリアスに撫でられて少し恥ずかしくもあったけれど、なんだか不思議と幸せな気持ちになった。

すでに体は繋げているけれど心の交流がまだ足りていなかったと変なことに気づいて恥ずかしくなる。

「エリアス、恥ずかしいです」

「ああ、ダーリン。本当に可愛い。今すぐベッドの中で頭のてっぺんから足の先まで食べてしまいたいです」

カプって首筋を甘噛みされて、ちょっといけないスイッチが入りそうになるが、明日も帝国との会議があるので気を引き締めないといけない。

「まだ、だめです。全てが片づいたら好きなだけしましょう」

僕の言葉にエリアスが驚いたように静止したが、すぐに甘い甘い笑みを浮かべた。

「ダーリンはいけない人ですね。私を試すようなことをして……ふふっ」

色香の半端ない笑みをなんとか交わして話題を変えた。

「そういえば、エリアスは皇帝陛下と話して何か分かりましたか?」

先ほどまでの怪しさが一切消えたエリアスの表情は冷たいものへと変わった。

「ダーリンが直接、話さないで良かったと思いました。そして、これは推測ですがエリックの魔法は私とダーリンを引き離して初めて発動するようです。直接聞いたわけではないですが状況的に間違いないでしょう」

エリアスが話してくれたのは、しばらくエリアスを僕と勘違いしたエリック側が、エリアスへ攻撃をしたけたりしたらしいこと、しかし、エリアスに魔法が通じないとを悟り、そこから僕が部屋にいるのではと思って例の状況になったのではとのことだった。

「つまり、皇帝陛下の誘いは罠で、エリックと入れ替わらせるために攻撃されたのですね……。皇帝陛下も全て理解して入れ替えていたなんて、本当に僕のことなんだと思っているのでしょうね」

この時、フェリックスの受けた理不尽に怒り強く感じた。あんな奴らに好き勝手に僕の運命をされてたまるか。

「もちろん、ダーリンにしようとしたことの証拠は別に抑えたので明日が楽しみですね」

黒い笑みを浮かべたエリアスを眺めながら、明日になる前にひとつ確認したいことがあった。

「エリアスは魔法の痕跡を調べたりできますか?」

「もちろん、ダーリンが望むならなんだってしますよ」

エリアスの力強い答えに僕は答えた。

「……でしたら、調べて欲しい人がいます」
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