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新しい力:7

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最後に映し出されたのは、CPUメイン・コンピューターのランク。


「「「「「・・・・・・・・」」」」」


それを見て、その場にいる全員が言葉を失う。


CPUメイン・コンピューター:ランク 無限


「なにこれ?」

アイラを見ながら、俺が訪ねる。

「判らない・・・。私が聞きたいわよ・・・。」

画面を見て、固まったまま返事を返すアイラ。

「無限って・・・アレだよな? ∞(インフォニティー)だよな?」

健太が言うと。

「果てが無いとか、限界知らずって意味よ。」

香織さんも、画面から目を離さずに言う。

「「「「「・・・・・・・」」」」」

再び沈黙。

全員、どう反応して良いのか分かっていない。

「と、取り敢えず。乗ってみろよ悠夜。」

健太が、俺に搭乗を進める。

「あ・・・。あぁ、そうだな。 他の武装とかの確認もしないといけないしな。」

戸惑いながらも、俺は搭乗してみる事にする。

「それなら、兵舎に移動して、ミッションルームを作るか。」

アイザックが言う。

「あっ!大丈夫だよ。 私が店の機能を使うから。」

アイラの説明によると、プレイヤーショップの開発室には、ミッションルームと同じように、開発&進化させた機体や武器の性能を見る為に。

仮のミッションルームの様な空間を作り出すことが可能らしい。

「私も、今日拡張したばっかで使うのは初めてだけどね。

もっと拡張させれば、射的場や機体を動かすことも出来るみたいだけど。」

「いや、それで十分だよ」

そう言って、アイラからの部隊パーティー編成要請が飛んで来たので、全員OKを押して仮ミッションルームに入る。

ミッションルームと同じように、コクピット内に座った状態で転送される。

『悠夜!』

コクピット内に転送された俺の顔に何かがぶつかってきた。

「むおっ!」

突然の事に訳が分からず。右手で、その物体を払いのける。

『きゃっ!』

その何かは、メインスクリーンにぶつかって止まる。

『ちょっと!酷いじゃない!』

酷いと言われても、誰だって突然顔に何かが張り付けば同じような反応をするはずだ・・・。

で、改めて、その物体を良く確認すると・・・・。


「なにこれ?」

「なにそれ?」

俺の声と、メインスクリーンに映る建太の声とが被った。

メインスクリーンの前の物体は、良く見れば体長15センチ程の小さな女の子の姿をしていた。

しかも・・・・何故か、香織さんに似ている・・・・・。

メインスクリーンに映る、アイラ、アイザック、建太、香織さんの視線が、その小さな香織さんモドキに集まる。
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