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冬の次は春

上に乗って※

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僕の濡れた窄みはキヨくんを呑み込みたがったけれど、それは滑って上手く入らなかった。キヨくんが僕の下で呻きながら、自分の昂りを指で支えてゆっくりと僕のそこを撫でた。

それから二人で協力して僕の入り口にあてがうと、僕はゆっくりと腰を落としていった。自分から挿れるそれは圧迫感が凄くて、でも悪戯に弾かれる胸の先の快感と連動して、思わず無意識に腰を揺らめかした。


途端にキヨくんがグイと腰を突き出して、僕の敏感な場所を擦るから、甘く喘いでしまった。その気持ち良さがもっと欲しくて、僕も自分で腰を動かしていた。

気持ち良いところに刺さる様なその刺激に、僕は口を開けて声を切れ切れに漏らしながら夢中になった。キヨくんを征服してる様な気分になるのも、ゾクゾクして、新しい自分を知るようで僕は閉じた目を細めてキヨくんを見下ろした。


僕を睨みつける様に見つめるキヨくんの眼差しが熱くて、僕は一瞬でゾクゾクと感じてしまった。

「玲っ、締め過ぎっ。」

そう言いながら、グイって僕を犯すキヨくんに僕は甘く息を吐き出した。ああ、もっと動きたいのに、もう脚に力が入らなくて無理…。僕がじっとして、時々下からゆるゆると突き上げられる快感に呻いていると、キヨくんが掠れた声で言った。

「…玲、もっといっぱい擦って欲しい?」


僕は熱い息を吐き出しながらコクコクと頷いた。僕の中のキヨくんが急に大きくなった気がして、僕はブルリと震えた。それからキヨくんは僕を後ろから抱き抱えるように横になると、グチグチとゆっくりと僕を擦った。

丁度良いところに当たるのか、鋭い快感が終わりなく、じっくりとなぶられて、僕は馬鹿みたいに喘いでキヨくんの手のひらに硬くなった胸の先を押し付けてしまう。


じわじわと甘く喘がされて、僕は思わず自分で揺れる股間に触れたくなった。けれども、キヨくんが僕の手を掴んでそれを許してくれなかった。

「キヨくん、前触りたい…。もう、苦しい。」

すると耳元でキヨくんが懇願するように囁いた。

「俺にやらせて。…もうちょっと頑張れる?」


そう言うと、今度は動くのをやめて僕の昂りを優しく撫で回した。急激な快感で僕は腰がヘコヘコと動いて、それは同時にキヨくんを締め付けたみたいだった。

気づけば僕はうつぶせられて、突き出したお尻に、荒い息使いのキヨくんが容赦なく腰を振り立てていた。時々僕の昂りを馬鹿みたいに扱くから、その度に逝くにいけない快感が溜まって、僕はもう訳がわからなくなって、ひたすらシーツに顔を押し付けて鳴いていた。


爆発するような絶頂が来て、叫ぶ僕に重ねるように大きく唸るキヨくんの甘い声が部屋に響いて、凄い速さで揺さぶられて僕は降りて来れない快感に放り出された。怖いくらいの気持ち良さと、必死に僕を貪るキヨくんの熱さにもう、無理だった。

なのに、僕に食い込みながらキヨくんが手を止めずに僕自身を動かし続けるから、僕は突き刺さるような快感で出しちゃいけないものを出してしまった。

「ああぁっ!んーっ!」


呻く僕に、我慢できないように更に腰を押し付けるキヨくんが息を詰めながら言った。

「はっ、まじで、気持ちいいっ。玲、潮吹いちゃった?…可愛い、玲。好き。」

そう言って、僕にぐったりと重なって横になりながら、甘く首筋にキスを落とした。僕はもう言葉にならなくて、僕を包み込むキヨくんの身体の重みを感じていた。ああ、僕、キヨくん好き。本当に好き…。






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