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番を持ってるΩです
おかえり※
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白路山から駅に向かうバスに乗り込むと、ふぅと息を吐いた。久しぶりの山駆けは、ひょんなトラブルから思いの外時間が経っていた。座席に座ってスマホを取り出すと、誠から連絡が来ていた。
家から学校へ続く見慣れた景色を眺めながら、一年前は何も考えずこのルートで通学するのが卒業まで続くのだと、漠然と感じていたはずだった。けれど今やどうだ。俺は駅近くの番用のマンションに向かって帰っているのだから人生は分からない。
[聞いたよ。今夜は二人だけみたいだね。もう直ぐマンションに到着する。今何処だい?]
予定より早いのか誠がもう家に着くみたいだ。俺は返事を打ち込みながら、誠に会える事が無性に楽しみになった。
[今、白路山の山駆けから戻るバスの中。夕食どうする?何か買って帰る?]
[店に頼むよ。鰻で良い?]
間髪入れずに返信が来て、思わず笑ってしまった。鰻は好物だ。俺は駅のコンコースに並んだ店で、前から食べたかったカップケーキを4つ買うとマンションへ急いだ。
結局父さんから毎月生活費というか、小遣いを貰っているものの、誠からも自由に使っていいとクレジットカードを渡されている。使う気は無かったが、全然使わないと誠が悲しげにするので、日々のちょこちょこしたものを買う事にしていた。
チャイムを鳴らすと、直ぐに扉が開いた。ワイシャツの袖を捲り上げた、少しヨレた誠が満面の笑みで俺を出迎えてくれた。
「おかえり、岳。」
いつでも余裕のある誠がよほど仕事を巻きでしてきたのか、疲れた顔をしているのが珍しい。俺は誠に無意識に抱きついた。
「ただいま。誠。あ、おかえりなさい?」
そう言って顔を上げると、誠が色っぽい顔をして微笑むとキスしてきた。ああ、誠の味はいつだって俺を安心させる。一瞬の陶酔の後、本気になった誠に玄関の壁に押し付けられて、俺は口の中を弄る誠に呻かせられていた。
ボトムスを下着もろとも下ろされて、跪いた誠が俺の兆したソレを舐った。バスに乗ってる時から誠に会いたくて堪らなくなっていた俺は、なされるがままに膝をガクガクと震わせて誠の与えてくれる快感に蕩けた。
「‥はぁ、岳の匂い、味、ずっと欲しかった。私はなぜ東京に居るんだろう。岳、石鹸の匂いがするね。白路山でシャワー浴びて来たのかい?」
俺はすっかりバカになって、誠の髪を掻きむしりながら喘ぎ喘ぎ呟いた。
「泥になったから…。誠と直ぐしたかったから…。」
自分の言ったことなど熱に浮かされて直ぐに記憶から消し去られてしまう。誠はすくっと立ち上がって周囲を見回すと顔を顰めた。それから俺を抱き上げてリビングへと連れていった。途中で足に引っ掛掛かっていた服が落ちた気がしたけれど、俺は誠の落とす唇が欲しくてそれどころじゃ無かった。
ソファにドサリと下ろされて、いかにもやり手のビジネスマンといった風の誠が、目の前でカチャカチャとベルトを外すのを楽しい気持ちで眺めた。下を脱いで、シャツも脱ごうとした誠に俺は頼んだ。
「な、シャツ脱がないで。俺誠の出来る男の感じ、結構好きだ。」
するとニヤリと笑った誠が真っ白いシャツのボタンだけ外して、鍛えられたシックスパックを見せた。俺の好きな臍に伸びる体毛がやっぱり色っぽい。
すっかり昂った誠のそれを俺に見せつけるように扱いて濡れた手が、夕日が差し込んで赤く染まった部屋の中で光った。
「岳に会いたくて堪らなかったよ。こんな切なくて心を焼くような気持ちは初めてだった。最初は手加減出来そうもないけどいいかい?」
俺はクスッと笑うと、誠に見せつける様に両手で膝を持ち上げて、足を拡げて誘った。
「はやく…。俺も欲しくて濡れちゃったでしょ?」
家から学校へ続く見慣れた景色を眺めながら、一年前は何も考えずこのルートで通学するのが卒業まで続くのだと、漠然と感じていたはずだった。けれど今やどうだ。俺は駅近くの番用のマンションに向かって帰っているのだから人生は分からない。
[聞いたよ。今夜は二人だけみたいだね。もう直ぐマンションに到着する。今何処だい?]
予定より早いのか誠がもう家に着くみたいだ。俺は返事を打ち込みながら、誠に会える事が無性に楽しみになった。
[今、白路山の山駆けから戻るバスの中。夕食どうする?何か買って帰る?]
[店に頼むよ。鰻で良い?]
間髪入れずに返信が来て、思わず笑ってしまった。鰻は好物だ。俺は駅のコンコースに並んだ店で、前から食べたかったカップケーキを4つ買うとマンションへ急いだ。
結局父さんから毎月生活費というか、小遣いを貰っているものの、誠からも自由に使っていいとクレジットカードを渡されている。使う気は無かったが、全然使わないと誠が悲しげにするので、日々のちょこちょこしたものを買う事にしていた。
チャイムを鳴らすと、直ぐに扉が開いた。ワイシャツの袖を捲り上げた、少しヨレた誠が満面の笑みで俺を出迎えてくれた。
「おかえり、岳。」
いつでも余裕のある誠がよほど仕事を巻きでしてきたのか、疲れた顔をしているのが珍しい。俺は誠に無意識に抱きついた。
「ただいま。誠。あ、おかえりなさい?」
そう言って顔を上げると、誠が色っぽい顔をして微笑むとキスしてきた。ああ、誠の味はいつだって俺を安心させる。一瞬の陶酔の後、本気になった誠に玄関の壁に押し付けられて、俺は口の中を弄る誠に呻かせられていた。
ボトムスを下着もろとも下ろされて、跪いた誠が俺の兆したソレを舐った。バスに乗ってる時から誠に会いたくて堪らなくなっていた俺は、なされるがままに膝をガクガクと震わせて誠の与えてくれる快感に蕩けた。
「‥はぁ、岳の匂い、味、ずっと欲しかった。私はなぜ東京に居るんだろう。岳、石鹸の匂いがするね。白路山でシャワー浴びて来たのかい?」
俺はすっかりバカになって、誠の髪を掻きむしりながら喘ぎ喘ぎ呟いた。
「泥になったから…。誠と直ぐしたかったから…。」
自分の言ったことなど熱に浮かされて直ぐに記憶から消し去られてしまう。誠はすくっと立ち上がって周囲を見回すと顔を顰めた。それから俺を抱き上げてリビングへと連れていった。途中で足に引っ掛掛かっていた服が落ちた気がしたけれど、俺は誠の落とす唇が欲しくてそれどころじゃ無かった。
ソファにドサリと下ろされて、いかにもやり手のビジネスマンといった風の誠が、目の前でカチャカチャとベルトを外すのを楽しい気持ちで眺めた。下を脱いで、シャツも脱ごうとした誠に俺は頼んだ。
「な、シャツ脱がないで。俺誠の出来る男の感じ、結構好きだ。」
するとニヤリと笑った誠が真っ白いシャツのボタンだけ外して、鍛えられたシックスパックを見せた。俺の好きな臍に伸びる体毛がやっぱり色っぽい。
すっかり昂った誠のそれを俺に見せつけるように扱いて濡れた手が、夕日が差し込んで赤く染まった部屋の中で光った。
「岳に会いたくて堪らなかったよ。こんな切なくて心を焼くような気持ちは初めてだった。最初は手加減出来そうもないけどいいかい?」
俺はクスッと笑うと、誠に見せつける様に両手で膝を持ち上げて、足を拡げて誘った。
「はやく…。俺も欲しくて濡れちゃったでしょ?」
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