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処女も蕩かす媚薬
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「お、まだ生きていたか」
「口の利き方はわきまえなさい」
知らない顔だ。二十代だろう男が三人、部屋に入ってきた。服装からすると、宮廷騎士だろう。屋内で警備するときの服装は何度かパーティで見かけたことがある。
「見張ってるから、あとで交代しろよ」
「へいへい」
まだ外にも男がいるらしい。扉は外の人間によって閉められたが、鍵はかけ直さないようだった。
「あ、あの」
私を助けにきたわけではないらしいことがすぐにわかった。
「やっ⁉︎」
なぜなら、ベッドに押し倒されていたからだ。
「な、何をなさるのです⁉︎ その手をどかしなさい!」
「オシュヴァルトさまがあんたを歓迎してやれとのお達しでな」
「は? ちょっ、やっ⁉︎」
一人では難しいと感じたのか、暴れる私を三人がかりで押さえると乱暴に服を脱がし始める。力尽くだからか、着ていたドレスは無残にも破れていく。
「い、いやっ、どういうことっ⁉︎」
「褥での作法をたっぷり仕込んでから、娼館に送ろうって話になってる」
「そんな、まさか。お父さまがそんなことをお許しになるはずが――がはっ」
口に瓶の先を押し込まれた。謎の液体を飲まされて、私はむせる。
なに、この甘い液体は……
「公爵様にはブリュンヒルデは自害したとお伝えになったそうだ」
目眩がする。それは彼の言葉にショックを受けたからというのもそうだし、飲まされた液体の効能もあるような気がする。
身体の芯が熱くなり、息が上がる。
「――へえ……さすがは天才宮廷魔導師の作った薬だな。もう効き目があるぞ」
私の裸体を見て、男たちがゴクリと唾を飲み込んだ。
「何を……飲ませたの……?」
頭がぼうっとしていて、手足が重い。それ以上に身体がむずむすして、敷布が触れるだけで声が上がりそうになる。
「痛みを感じにくくなって、楽しくなる薬だ」
「たの……しく?」
「心配するな。気持ちよくなるだけだから、身体を任せればいい。天にも昇る心地になれるぞ」
地獄を味わうだの、天にも昇る心地だの、およそこの世には私の居場所なんてないのだなとぼんやりと感じた。
抵抗なんて無意味だ。私の人生は誰かの踏み台になることだったんだな、と全てを諦めることにした。
もういいや……
私が瞳を閉じると、男たちはそれぞれが私の身体をまさぐった。
薬を飲ませた男は、私の右の乳房を揉んだりくわえたり舐めたりしている。
身体を抑えていた男は、私が抵抗を諦めたのを察するや否や、私の手を取って自分のズボンに入れてなにかを触らせてくる。
説明をしてくれた男は私の膝を割って秘所を味わい始める。指先で割れ目を左右に開き、ねっとりする熱い舌でグリグリと暴いていく。
「あっ……あぅっ……」
動けないはずなのに、刺激に応じて身体がビクビクと跳ねる。
「こりゃいいな……処女も蕩かす媚薬か……」
「あ、ああっ」
秘所の中でも一番敏感になってしまう場所を激しく擦られる。頭の中が真っ白になった。
「唾液なんて使わなくてもビショビショだぞ。ブリュンヒルデ嬢は淫乱なのかもな」
背後を抱えて熱心に胸をいじっていた男の中心で、熱くて硬いものが主張をしている。当たるとゴリゴリして痛い。
「なあ、後ろの穴でいいから、そろそろ挿れさせろよ。はちきれちまう」
「ほぐさずに挿れるのはかわいそうだろ。俺はよがる女を見るのが好きなんだ」
「えー。痛がっているところからだんだんと堕ちていくほうがそそるだろ」
「趣味悪」
「あ、俺、イク、逝きそう」
私の手を使ってシコシコしていた男が苦しげな声を出す。
「あ? 何一人で盛り上がってんだ? 女いるんだから、中で出せよ。孕ませていいって言ってただろ⁉︎」
説明好きな男がシコシコ男の腕を掴んで、私の手を解放した。
「はぁっ⁉︎ てめー、なにすんだっ⁉︎ てめえのケツにぶっといの突っ込むぞ⁉︎」
「どこがぶっといんだ⁉︎ 発射直前でそれってねえだろ⁉︎」
説明男がズボンを下ろし、シコシコ男に見せつけている。
あー、確かに説明男のほうが立派ですね!
「あんたら、二人でどっちのがいいのか試し合ってろよ。俺はもう待ってられんぜ」
私の腰が浮かぶ。モミモミ男が私の腰を持ち上げて、自身の腰に載せたのだ。
「あっ」
「ちっ……一発で挿れられたら押し込んじまおうって思ってたのにな」
ヌルヌルの秘所を往復する赤黒いそれは、言い合っている二人よりもずっと立派でございました。こんなのを突っ込まれたら、どんなに穴をほぐしても痛いだろうと、なぜか冷静に分析していた。
「口の利き方はわきまえなさい」
知らない顔だ。二十代だろう男が三人、部屋に入ってきた。服装からすると、宮廷騎士だろう。屋内で警備するときの服装は何度かパーティで見かけたことがある。
「見張ってるから、あとで交代しろよ」
「へいへい」
まだ外にも男がいるらしい。扉は外の人間によって閉められたが、鍵はかけ直さないようだった。
「あ、あの」
私を助けにきたわけではないらしいことがすぐにわかった。
「やっ⁉︎」
なぜなら、ベッドに押し倒されていたからだ。
「な、何をなさるのです⁉︎ その手をどかしなさい!」
「オシュヴァルトさまがあんたを歓迎してやれとのお達しでな」
「は? ちょっ、やっ⁉︎」
一人では難しいと感じたのか、暴れる私を三人がかりで押さえると乱暴に服を脱がし始める。力尽くだからか、着ていたドレスは無残にも破れていく。
「い、いやっ、どういうことっ⁉︎」
「褥での作法をたっぷり仕込んでから、娼館に送ろうって話になってる」
「そんな、まさか。お父さまがそんなことをお許しになるはずが――がはっ」
口に瓶の先を押し込まれた。謎の液体を飲まされて、私はむせる。
なに、この甘い液体は……
「公爵様にはブリュンヒルデは自害したとお伝えになったそうだ」
目眩がする。それは彼の言葉にショックを受けたからというのもそうだし、飲まされた液体の効能もあるような気がする。
身体の芯が熱くなり、息が上がる。
「――へえ……さすがは天才宮廷魔導師の作った薬だな。もう効き目があるぞ」
私の裸体を見て、男たちがゴクリと唾を飲み込んだ。
「何を……飲ませたの……?」
頭がぼうっとしていて、手足が重い。それ以上に身体がむずむすして、敷布が触れるだけで声が上がりそうになる。
「痛みを感じにくくなって、楽しくなる薬だ」
「たの……しく?」
「心配するな。気持ちよくなるだけだから、身体を任せればいい。天にも昇る心地になれるぞ」
地獄を味わうだの、天にも昇る心地だの、およそこの世には私の居場所なんてないのだなとぼんやりと感じた。
抵抗なんて無意味だ。私の人生は誰かの踏み台になることだったんだな、と全てを諦めることにした。
もういいや……
私が瞳を閉じると、男たちはそれぞれが私の身体をまさぐった。
薬を飲ませた男は、私の右の乳房を揉んだりくわえたり舐めたりしている。
身体を抑えていた男は、私が抵抗を諦めたのを察するや否や、私の手を取って自分のズボンに入れてなにかを触らせてくる。
説明をしてくれた男は私の膝を割って秘所を味わい始める。指先で割れ目を左右に開き、ねっとりする熱い舌でグリグリと暴いていく。
「あっ……あぅっ……」
動けないはずなのに、刺激に応じて身体がビクビクと跳ねる。
「こりゃいいな……処女も蕩かす媚薬か……」
「あ、ああっ」
秘所の中でも一番敏感になってしまう場所を激しく擦られる。頭の中が真っ白になった。
「唾液なんて使わなくてもビショビショだぞ。ブリュンヒルデ嬢は淫乱なのかもな」
背後を抱えて熱心に胸をいじっていた男の中心で、熱くて硬いものが主張をしている。当たるとゴリゴリして痛い。
「なあ、後ろの穴でいいから、そろそろ挿れさせろよ。はちきれちまう」
「ほぐさずに挿れるのはかわいそうだろ。俺はよがる女を見るのが好きなんだ」
「えー。痛がっているところからだんだんと堕ちていくほうがそそるだろ」
「趣味悪」
「あ、俺、イク、逝きそう」
私の手を使ってシコシコしていた男が苦しげな声を出す。
「あ? 何一人で盛り上がってんだ? 女いるんだから、中で出せよ。孕ませていいって言ってただろ⁉︎」
説明好きな男がシコシコ男の腕を掴んで、私の手を解放した。
「はぁっ⁉︎ てめー、なにすんだっ⁉︎ てめえのケツにぶっといの突っ込むぞ⁉︎」
「どこがぶっといんだ⁉︎ 発射直前でそれってねえだろ⁉︎」
説明男がズボンを下ろし、シコシコ男に見せつけている。
あー、確かに説明男のほうが立派ですね!
「あんたら、二人でどっちのがいいのか試し合ってろよ。俺はもう待ってられんぜ」
私の腰が浮かぶ。モミモミ男が私の腰を持ち上げて、自身の腰に載せたのだ。
「あっ」
「ちっ……一発で挿れられたら押し込んじまおうって思ってたのにな」
ヌルヌルの秘所を往復する赤黒いそれは、言い合っている二人よりもずっと立派でございました。こんなのを突っ込まれたら、どんなに穴をほぐしても痛いだろうと、なぜか冷静に分析していた。
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