行方不明だった元婚約者が戻ってきたので、浮気三昧な現婚約者を捨てることにしました

小倉みち

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結果

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 舞踏会での陛下の言動によって、リアムの家は社交界で恥を晒すことになった。


 公爵子息リアムは、国王の姪を無下にしたことで陛下からの怒りを買った。

 舞踏会という公然の場で、陛下に無視されるという前代未聞の扱いを受けることになったのだ。


 陛下は普段、私とあまり関わることをしなかった。

 
 その理由は、

「変に王家との関わりをアピールしても、権力争いにお前を巻き込んでしまうことになるから」

 という陛下のお心遣いだったのだ。


 しかし、そうしないことによって私は「国王の姪」という社交界での立場を、良い意味でも悪い意味でも周囲からはっきりと認識してもらえない状況となった。


 良い意味では、国王の言った「権力争いに巻き込まれない」という目的を果たしているということだが。

 悪い意味では、リアムやジニー、彼らと一緒になった貴族たちのように、私をないがしろにする人間が増えたということだ。


 私は国王の姪でありながら、国王にそこまで目をかけてもらっていない影の薄い存在として貴族の中では扱われていた。

 実際は、陛下にはかなり気に入っていただけていたのだけれど。


 陛下はそれを逆手に取り、舞踏会で私が一番蔑まれていたまさにあのタイミングで現れ、社交界での私の立場を、「国王の姪」だともう一度定義し直したのだ。


 そのおかげで、私とその連れであったランスはそれなりの地位を確立することが出来、反対にリアムの家は失墜した。


 あの公爵家は貴族の中で笑い者となり、私とリアムが婚約破棄出来る土台は十分に整ったのだ。

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